第5日目
この日はいよいよ今回の旅の第1の目的である、
スパルタ、ミストラに行く日。
アテネ、キフィスー・バスターミナルから長距離バスに揺られて3時間半で
スパルタまで。 そしてローカルバスに乗り換えてミストラへ。
ミストラ・・夢にまで見たミストラの遺跡へ、向かう。
何故夢にまで見たかって遺跡の崩れ具合がもろにつぼなんです。
崩れすぎでもなく、残りすぎでもなく。
原型を残しつつ激しく崩れた(矛盾した言い方だけど、こんな感じなのよ)遺跡。
写真で見た限りでは完璧・・・
昨日は古代遺跡を沢山見ましたがこちらは中世遺跡です。
中世ビザンティンの遺跡
タイゲストス山脈の突端、標高600mほどの山の斜面に作られた教会の街で
山頂の城塞からはタイゲストス山塊の峡谷が見渡せすばらしい景勝地となっている。
13世紀初頭に十字軍の要塞が築かれた場所でその後14~15世紀にかけて
ビザンティン(東ローマ)帝国の地方総督の本拠地となった・・・
ロドスの中世都市遺跡といい、私のつぼはやはり中世遺跡なのね。
バス・ターミナルまで行くのに電車乗ってバス停まで行き、そこからローカル・バスで
15分くらいって言われた。面倒くさいのでタクシーで行きました。€5でした。
朝早いし、バスを待ってイライラしたくなかったのでね。
着いてみたらかなり大きなターミナルでした。
ここからはペロポネソス半島、テッサロニキ、イオニア諸島方面へのバスが出ます。
まずはチケットを買わねば。
おっと、行き先ごとにチケットを買う窓口が違うようです。
ちなみにすべてギリシャ語表示。さすがローカル!わかるわけがありませ~ん。
チケット・インフォメーションデスクが入り口横にありました。英語です。
そこでおねぃさんに聞きました。
「スパルタ行きのチケット売り場、窓口はどこですか?」
『あそこ。』電話応対をしながらの指差しです。
「どこ? ここ?」おねぃさんの方を見ながら私も窓口を指差しつつ前に進みます。
ひとつの窓口の前で身振りで「ここ?」とおねぃさんに意思表示。
おねぃさんは遠くで『そうそう、そこ!!』と身振り手振り。
そしてそこの窓口のおにぃさんに
「スパルタ行きのリターンチケット1枚ちょうだい」
『日帰り? じゃあ、帰りの席、時間はオープンにしておくね。8時出発だからね。』
「うん。ありがとう」
チケットを難なくゲットし次は乗り場を探します。
でも調べた時は8:15発だったけどな。変わったのかな・・・
乗り場、まずは自力で探したけどさっぱりわかりません。
売店のおねぃさんに聞きました。
「スパルタ行きのバスの乗り場はどこ?」
『ん?どれどれ?(私のチケットを見る)あ、スパルタね。
えっと、そこ、そこ。』
「ありがとう~」
用心深い私はそのバスに近づき荷物を積んでいるおぢさんにもう一度聞いた。
「スパルタ行きのバスはこれであってる?」
『お? スパルタ?うん、あってるよ。』
そっか。大丈夫そうだ。
乗り込むとき もう1度、運転手に聞いた。
チケットを見せながら・・・「スパルタ行き、このバスで間違いないよね?」
『間違いないよ』チケットを覗き込みながら言う。
バスは順調に走る。11時ぐらいに着くからね、と言われてた。
聞いてたより早いな・・・と軽く思ったけど特に気にしなかったわ。
少ししたら爆睡。たまに目が覚める。
・・・なんで海岸沿い走ってんだろう? スパルタは内陸なのにな。。
ガイドブックを引っ張り出し、場所確認。
あぁ、今この辺なのかな?と。
こう走ってればまだ海岸沿いだろうあたりを指差し確認とかしてみる。
10時半、まだ海岸沿い?おかしい。。絶対おかしい。
内心焦りだした私は隣のお兄さんに
「ねぇ、あとどれぐらいでスパルタにつくの?」
『30分くらいかなぁ、もうすぐだよ♪』
そっか、ここからぐっと内陸部に入るんだ・・・そうに決ってる・・・
そう思いたい。 で、つい、またうとうと。
『着いたよ~』
目の前に海「・・・ここどこ?』
『え?パトラだよ?』
「私はスパルタに向かってたのに~?」
『だから、パトラだろ?ここだってば』
会話がちぐはぐ。ちぐはぐ。ちぐはぐ~~~!!
「ス・パ・ル・タ・・・」
『オーノー!スパルタ! スパルタに行きたかったのかい?』
だからぁ、最初からずっとぉスパルタに行くって言ってたんですけど??
脱力したお兄さん・・・『運転手さんに相談しておいで・・・』
運転手さんのところに行って「私、スパルタに向かってたんだけど 」
『?パトラだろ?ここだよ? 』
またか・・・
ゆっくり一文字づつ「パトラじゃなくてぇ、ス・パ・ル・タ!」
『お~~!!スパルタ!』
ちなみにわたしの発音はむりやりカタカナで書くと、こう→ スパー(ァ)Rタ
現地の人が言うのを聞いたら、こう→スパルティ
英語での発音としては私のは正しいです!映画「300」でもそう発音してました
現にパシフィック・トラベルでもホテルのフロントでも問題なく通じていた!!
が、しかーしローカルな場所でギリシャ語風になると・・・
運転手にチケット見せてほら~、スパルタ・・・
ここで初めてチケットからしてパトラ行きだったことに気が付きました。
あう。痛い、痛すぎる・・・
運転手さん、係りのおぢさんに説明してくれた。
チケット売り場に行って相談しなさい、と。
チケット売り場でおぢさんに、後ろの地図を指差しながら
「パトラってどこ~?」
『あ、うん。ここだよ・・・』
あう。これじゃあ、もう今日行けないわ
もともとアテネから日帰り、強行スケジュールの予定だった。
こんなとんでもなく離れたところに着いてしまったんじゃ改めて行くなんてできない・・・
あぁ ミストラに・・・ 行けないのね、私。
ひどいわ、ミストラ。こんなに好きなのに手ひどく拒絶したのね・・・。
日帰りなんて事情を知らないおぢさんは
『ここからスパルタまでの路線はないから・・・1度コリントまで戻って
そこで乗り換えてスパルタに向かいなさい、大丈夫、今日中に着けるから!』
もう、涙目
行き先コリントに変更~~。
しばらく待った後、アテネ行きのバスに再度乗り込みコリントで途中下車する事に。
コリントで遺跡見てこよう、って思った、この時は。
でも。めちゃめちゃ落ち込んでいた私はもうどうでもよくなってきちゃったのだ。
・・・コリントに着いたけど降りずにそのままアテネまで帰っちゃったよ!!
1日バス乗ってただけ!!
くっそぉ~~~
次回は絶対捕まえてやるからな!
待ってろよ、ミストラ!!!!
なんて間抜けな、いや、かわいそう・・・と思ったら↓ポチっとクリックしてあげてください。。
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この日はいよいよ今回の旅の第1の目的である、
スパルタ、ミストラに行く日。
アテネ、キフィスー・バスターミナルから長距離バスに揺られて3時間半で
スパルタまで。 そしてローカルバスに乗り換えてミストラへ。
ミストラ・・夢にまで見たミストラの遺跡へ、向かう。
何故夢にまで見たかって遺跡の崩れ具合がもろにつぼなんです。
崩れすぎでもなく、残りすぎでもなく。
原型を残しつつ激しく崩れた(矛盾した言い方だけど、こんな感じなのよ)遺跡。
写真で見た限りでは完璧・・・
昨日は古代遺跡を沢山見ましたがこちらは中世遺跡です。
中世ビザンティンの遺跡
タイゲストス山脈の突端、標高600mほどの山の斜面に作られた教会の街で
山頂の城塞からはタイゲストス山塊の峡谷が見渡せすばらしい景勝地となっている。
13世紀初頭に十字軍の要塞が築かれた場所でその後14~15世紀にかけて
ビザンティン(東ローマ)帝国の地方総督の本拠地となった・・・
ロドスの中世都市遺跡といい、私のつぼはやはり中世遺跡なのね。
バス・ターミナルまで行くのに電車乗ってバス停まで行き、そこからローカル・バスで
15分くらいって言われた。面倒くさいのでタクシーで行きました。€5でした。
朝早いし、バスを待ってイライラしたくなかったのでね。
着いてみたらかなり大きなターミナルでした。
ここからはペロポネソス半島、テッサロニキ、イオニア諸島方面へのバスが出ます。
まずはチケットを買わねば。
おっと、行き先ごとにチケットを買う窓口が違うようです。
ちなみにすべてギリシャ語表示。さすがローカル!わかるわけがありませ~ん。
チケット・インフォメーションデスクが入り口横にありました。英語です。
そこでおねぃさんに聞きました。
「スパルタ行きのチケット売り場、窓口はどこですか?」
『あそこ。』電話応対をしながらの指差しです。
「どこ? ここ?」おねぃさんの方を見ながら私も窓口を指差しつつ前に進みます。
ひとつの窓口の前で身振りで「ここ?」とおねぃさんに意思表示。
おねぃさんは遠くで『そうそう、そこ!!』と身振り手振り。
そしてそこの窓口のおにぃさんに
「スパルタ行きのリターンチケット1枚ちょうだい」
『日帰り? じゃあ、帰りの席、時間はオープンにしておくね。8時出発だからね。』
「うん。ありがとう」
チケットを難なくゲットし次は乗り場を探します。
でも調べた時は8:15発だったけどな。変わったのかな・・・
乗り場、まずは自力で探したけどさっぱりわかりません。
売店のおねぃさんに聞きました。
「スパルタ行きのバスの乗り場はどこ?」
『ん?どれどれ?(私のチケットを見る)あ、スパルタね。
えっと、そこ、そこ。』
「ありがとう~」
用心深い私はそのバスに近づき荷物を積んでいるおぢさんにもう一度聞いた。
「スパルタ行きのバスはこれであってる?」
『お? スパルタ?うん、あってるよ。』
そっか。大丈夫そうだ。
乗り込むとき もう1度、運転手に聞いた。
チケットを見せながら・・・「スパルタ行き、このバスで間違いないよね?」
『間違いないよ』チケットを覗き込みながら言う。
バスは順調に走る。11時ぐらいに着くからね、と言われてた。
聞いてたより早いな・・・と軽く思ったけど特に気にしなかったわ。
少ししたら爆睡。たまに目が覚める。
・・・なんで海岸沿い走ってんだろう? スパルタは内陸なのにな。。
ガイドブックを引っ張り出し、場所確認。
あぁ、今この辺なのかな?と。
こう走ってればまだ海岸沿いだろうあたりを指差し確認とかしてみる。
10時半、まだ海岸沿い?おかしい。。絶対おかしい。
内心焦りだした私は隣のお兄さんに
「ねぇ、あとどれぐらいでスパルタにつくの?」
『30分くらいかなぁ、もうすぐだよ♪』
そっか、ここからぐっと内陸部に入るんだ・・・そうに決ってる・・・
そう思いたい。 で、つい、またうとうと。
『着いたよ~』
目の前に海「・・・ここどこ?』
『え?パトラだよ?』
「私はスパルタに向かってたのに~?」
『だから、パトラだろ?ここだってば』
会話がちぐはぐ。ちぐはぐ。ちぐはぐ~~~!!
「ス・パ・ル・タ・・・」
『オーノー!スパルタ! スパルタに行きたかったのかい?』
だからぁ、最初からずっとぉスパルタに行くって言ってたんですけど??
脱力したお兄さん・・・『運転手さんに相談しておいで・・・』
運転手さんのところに行って「私、スパルタに向かってたんだけど 」
『?パトラだろ?ここだよ? 』
またか・・・
ゆっくり一文字づつ「パトラじゃなくてぇ、ス・パ・ル・タ!」
『お~~!!スパルタ!』
ちなみにわたしの発音はむりやりカタカナで書くと、こう→ スパー(ァ)Rタ
現地の人が言うのを聞いたら、こう→スパルティ
英語での発音としては私のは正しいです!映画「300」でもそう発音してました
現にパシフィック・トラベルでもホテルのフロントでも問題なく通じていた!!
が、しかーしローカルな場所でギリシャ語風になると・・・
運転手にチケット見せてほら~、スパルタ・・・
ここで初めてチケットからしてパトラ行きだったことに気が付きました。
あう。痛い、痛すぎる・・・
運転手さん、係りのおぢさんに説明してくれた。
チケット売り場に行って相談しなさい、と。
チケット売り場でおぢさんに、後ろの地図を指差しながら
「パトラってどこ~?」
『あ、うん。ここだよ・・・』
あう。これじゃあ、もう今日行けないわ
もともとアテネから日帰り、強行スケジュールの予定だった。
こんなとんでもなく離れたところに着いてしまったんじゃ改めて行くなんてできない・・・
あぁ ミストラに・・・ 行けないのね、私。
ひどいわ、ミストラ。こんなに好きなのに手ひどく拒絶したのね・・・。
日帰りなんて事情を知らないおぢさんは
『ここからスパルタまでの路線はないから・・・1度コリントまで戻って
そこで乗り換えてスパルタに向かいなさい、大丈夫、今日中に着けるから!』
もう、涙目
行き先コリントに変更~~。
しばらく待った後、アテネ行きのバスに再度乗り込みコリントで途中下車する事に。
コリントで遺跡見てこよう、って思った、この時は。
でも。めちゃめちゃ落ち込んでいた私はもうどうでもよくなってきちゃったのだ。
・・・コリントに着いたけど降りずにそのままアテネまで帰っちゃったよ!!
1日バス乗ってただけ!!
くっそぉ~~~
次回は絶対捕まえてやるからな!
待ってろよ、ミストラ!!!!
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そうなのよ!なんということか、こんな事に(泣
パトラに着いた時はいったい何が起こったかと思ったわ!
ありえなすぎじゃない・・・??
次、次! 次は絶対行くから~~~~!!!
なんということか!!
まさかそんな物凄い出来事にあわれていたなんて・・・
確かにパトラは沿岸沿いにひたすら走っていく場所ですね。
俺のバス乗り過ごしなんて可愛いものだ。。
でもまたギリシャ行くんでしょ??
もっともっと思い入れの強い場所になったのでは?
と、他人事のようなことを言ってみる(怒らないで!)
この日の悲しみは大きかったですよ・・・
次回はメモ見せながらチケット買います!
(持ってたのに見せなかっただけに悔しい)
そのときは本人は必死なんだろうけど、あとになればいい思い出....じゃないか?
紙と鉛筆で、筆談も辞さず、という覚悟がいりますね。
おれも、いまだに、しかも英語で似たようなことやるから、笑えません。
全部の行き先、紙に書いて用意してあったんだけど
その前、普通に通じていたので油断しました。
まったく、一番大事なところでこんな事になるとは。
次回、リベンジです!!
英語圏じゃないところでは、行き先書いた紙見せないとダメってことですね。やっぱり。
なんでも、日々、反省&勉強です。。。。。
めげずにENJOYしましょう!