日常的にロンドン

ロンドンでの日常的な毎日やイベント情報と
大好きなヨーロッパの気ままな旅日記。
+独断で食べ歩き、レストラン情報も!

パルテノン神殿に感動!

2007年04月23日 | 旅日記-ギリシャ編3-
第6日目

最後の日は19時の飛行機の時間までアテネでのんびりです。

観光名所は前回までにある程度まわったので正直、どこへ行こうか迷ちゃいまして・・・

そうして決定した行き先ははやはり、パルテノン神殿です!
もう1度じっくり、ゆっくり見ようと、思ったのです。

まずは朝、お約束の「クルーリ」を買ってかじりながら出発です!
この「クルーリ」、詳しく知りたい方はこちら
なんか癖になる味なのよね。 いろいろな種類食べてみたいな。

この日買ったところのおばちゃん、写真に撮らせてもらいました。
出来上がり見せたらダメだしされたので(笑)改めてもう1枚

笑顔のかわいいチャーミングなおばちゃんでした

神殿には今回は違うルートから、メトロ、アクロポリの駅から行く事にしました。
かなり、わかりやすく遺跡に到達できました!
昨年の大変さはなんだったんだ・・・(←モナスティラキ駅から行きました)


前回はまったく見ていない部分をじっくり見ながら段々上に上がっていきます。


こういう崩れた石、想像を掻き立てられるんだよね。。。
 
やっぱ何度見てもいいなぁ、ここ。。。


前回は上から見ただけだった ディオニソスの劇場
綺麗に残っているのもいいけどこの崩れっぷりがやはり、つぼです


この前は気がつかなかった丘が前方に。
あの上に上がればパルテノン神殿も、リカビトスの丘も見渡せるなぁ・・・
神殿を見た後はあの丘に登る事に決定

 
プニクスの丘、遠景
そこらじゅうにいっぱい咲いていた赤い芥子の花がかわいかった。





まだ早めの時間のせいかそんなには人がいない。
ほとんど絶対、人が一緒に写り込んじゃうけどこの日は神殿だけで撮れたよ。


大移動の後はプニクスの丘の上から神殿と、リカビトスの丘をパチリ


望遠で撮ってるんだけど風がものすごく強くてフラつくので困りました
頑張って踏ん張って撮ったけどちょいボケ・・・
望遠だと手振れが・・・。でも三脚持って歩くの嫌だしねぇ・・・。

お次は風の塔です。
ここも前回、行ってません。 お初です(右端が風の塔)


だいぶ遅めのお昼ご飯はまた「TO HANI」にお邪魔しました。
また9月に来るね!って再会を約束してお別れです。
覚えていてくれるかな・・・


のんびり、バスで空港に向かいアテネともお別れです。
また来るから。  ・・・ミストラリベンジと、デルフィの為に!!
ギリシャ旅行記、お付き合いありがとうございました




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ミストラに振られた日!

2007年04月20日 | 旅日記-ギリシャ編3-
第5日目

この日はいよいよ今回の旅の第1の目的である、
スパルタ、ミストラに行く日。

アテネ、キフィスー・バスターミナルから長距離バスに揺られて3時間半で
スパルタまで。 そしてローカルバスに乗り換えてミストラへ。

ミストラ・・夢にまで見たミストラの遺跡へ、向かう。
何故夢にまで見たかって遺跡の崩れ具合がもろにつぼなんです。
崩れすぎでもなく、残りすぎでもなく。
原型を残しつつ激しく崩れた(矛盾した言い方だけど、こんな感じなのよ)遺跡。
写真で見た限りでは完璧・・・

昨日は古代遺跡を沢山見ましたがこちらは中世遺跡です。
中世ビザンティンの遺跡
タイゲストス山脈の突端、標高600mほどの山の斜面に作られた教会の街で
山頂の城塞からはタイゲストス山塊の峡谷が見渡せすばらしい景勝地となっている。

13世紀初頭に十字軍の要塞が築かれた場所でその後14~15世紀にかけて
ビザンティン(東ローマ)帝国の地方総督の本拠地となった・・・
ロドスの中世都市遺跡といい、私のつぼはやはり中世遺跡なのね。

バス・ターミナルまで行くのに電車乗ってバス停まで行き、そこからローカル・バスで
15分くらいって言われた。面倒くさいのでタクシーで行きました。€5でした。
朝早いし、バスを待ってイライラしたくなかったのでね。

着いてみたらかなり大きなターミナルでした。
ここからはペロポネソス半島、テッサロニキ、イオニア諸島方面へのバスが出ます。

まずはチケットを買わねば。
おっと、行き先ごとにチケットを買う窓口が違うようです。
ちなみにすべてギリシャ語表示さすがローカル!わかるわけがありませ~ん。

チケット・インフォメーションデスクが入り口横にありました。英語です。
そこでおねぃさんに聞きました。

スパルタ行きのチケット売り場、窓口はどこですか?」
『あそこ。』
電話応対をしながらの指差しです。
「どこ? ここ?」おねぃさんの方を見ながら私も窓口を指差しつつ前に進みます。
ひとつの窓口の前で身振りで「ここ?」とおねぃさんに意思表示。
おねぃさんは遠くで『そうそう、そこ!!』と身振り手振り。

そしてそこの窓口のおにぃさんに
スパルタ行きのリターンチケット1枚ちょうだい」
『日帰り? じゃあ、帰りの席、時間はオープンにしておくね。8時出発だからね。』
「うん。ありがとう」


チケットを難なくゲットし次は乗り場を探します。
でも調べた時は8:15発だったけどな。変わったのかな・・・

乗り場、まずは自力で探したけどさっぱりわかりません。

売店のおねぃさんに聞きました。
スパルタ行きのバスの乗り場はどこ?」

『ん?どれどれ?(私のチケットを見る)あ、スパルタね。
 えっと、そこ、そこ。』
「ありがとう~」


用心深い私はそのバスに近づき荷物を積んでいるおぢさんにもう一度聞いた。
スパルタ行きのバスはこれであってる?」
『お? スパルタ?うん、あってるよ。』

そっか。大丈夫そうだ。

乗り込むとき もう1度、運転手に聞いた。
チケットを見せながら・・・スパルタ行き、このバスで間違いないよね?」

『間違いないよ』
チケットを覗き込みながら言う。

バスは順調に走る。11時ぐらいに着くからね、と言われてた。
聞いてたより早いな・・・と軽く思ったけど特に気にしなかったわ。

少ししたら爆睡。たまに目が覚める。
・・・なんで海岸沿い走ってんだろう? スパルタは内陸なのにな。。
ガイドブックを引っ張り出し、場所確認。
あぁ、今この辺なのかな?と。
こう走ってればまだ海岸沿いだろうあたりを指差し確認とかしてみる。


10時半、まだ海岸沿い?おかしい。。絶対おかしい。

内心焦りだした私は隣のお兄さんに
「ねぇ、あとどれぐらいでスパルタにつくの?」
『30分くらいかなぁ、もうすぐだよ♪』


そっか、ここからぐっと内陸部に入るんだ・・・そうに決ってる・・・
そう思いたい。 で、つい、またうとうと。

『着いたよ~』
目の前に海「・・・ここどこ?』
『え?パトラだよ?』

「私はスパルタに向かってたのに~?」
『だから、パトラだろ?ここだってば』


会話がちぐはぐ。ちぐはぐ。ちぐはぐ~~~!!
ス・パ・ル・タ・・・
『オーノー!スパルタ! スパルタに行きたかったのかい?』

だからぁ、最初からずっとぉスパルタに行くって言ってたんですけど??

脱力したお兄さん・・・『運転手さんに相談しておいで・・・』

運転手さんのところに行って「私、スパルタに向かってたんだけど 
『?パトラだろ?ここだよ? 』


またか・・・

ゆっくり一文字づつパトラじゃなくてぇ、ス・パ・ル・タ!」
『お~~!!スパルタ!』


ちなみにわたしの発音はむりやりカタカナで書くと、こう→ (ァ)R
現地の人が言うのを聞いたら、こう→ティ

英語での発音としては私のは正しいです!映画「300」でもそう発音してました
現にパシフィック・トラベルでもホテルのフロントでも問題なく通じていた!!
が、しかーしローカルな場所でギリシャ語風になると・・・

運転手にチケット見せてほら~、スパルタ・・・
ここで初めてチケットからしてパトラ行きだったことに気が付きました。

あう。痛い、痛すぎる・・・

運転手さん、係りのおぢさんに説明してくれた。
チケット売り場に行って相談しなさい、と。

チケット売り場でおぢさんに、後ろの地図を指差しながら
パトラってどこ~?」
『あ、うん。ここだよ・・・』

あう。これじゃあ、もう今日行けないわ

もともとアテネから日帰り、強行スケジュールの予定だった。
こんなとんでもなく離れたところに着いてしまったんじゃ改めて行くなんてできない・・・

あぁ ミストラに・・・ 行けないのね、私。

ひどいわ、ミストラ。こんなに好きなのに手ひどく拒絶したのね・・・。

日帰りなんて事情を知らないおぢさんは
『ここからスパルタまでの路線はないから・・・1度コリントまで戻って
 そこで乗り換えてスパルタに向かいなさい、大丈夫、今日中に着けるから!』


もう、涙目

行き先コリントに変更~~。
しばらく待った後、アテネ行きのバスに再度乗り込みコリントで途中下車する事に。

コリントで遺跡見てこよう、って思った、この時は。
でも。めちゃめちゃ落ち込んでいた私はもうどうでもよくなってきちゃったのだ。

・・・コリントに着いたけど降りずにそのままアテネまで帰っちゃったよ!!

1日バス乗ってただけ!!

くっそぉ~~~

次回は絶対捕まえてやるからな!
待ってろよ、ミストラ!!!! 


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世界遺産 2つ!

2007年04月17日 | 旅日記-ギリシャ編3-
第4日目

今日は悠々楽チンのバスツアーです。

初日にパシフィックトラベル、ニコラスおぢぃのところで申し込んだアルゴリス1日ツアー。

行き先は・・・
コリント、ミケーネ、ナフプリオ、エピダウロスです。
昼食つきでしめて€92だったかな。
ちょっと高めだけど自力でこれだけ回るのは大変なのです。
だからOKなのだ~。

朝8時15分、宿泊先のホテルまでバスがお迎えに来てくれます。
集合地点まで行って必要ならバスを乗り換えて出発します。

バスはトイレも着いた立派な観光バス! 文句なしです
トイレ休憩もばっちりあるので実際には使用しませんが、ね。

参加者はバスいっぱいに子供からおぢぃ、おばぁまで年齢層は広めでした。
1人参加は私を含め3人。フランス人らしき女子と米国男子でした。
この米国男子ってばずっと中に毛皮のついた革の防寒コートを着てた。
何故?見てるだけで暑くて・・・。変な人。 だってすごく暑かったのよ??

ガイドさんは英語とイタリア語で交互に説明してくれました。
最初はそうでもなかったんだけど段々英語がものすごいイタリア語訛りに。
ボーっと聞いているといつから英語に切り替わったのかわからなくなり
大混乱。結果集中して聞かねばならず、まぁ、良かったかも・・・。

まずはギリシャ本土、アッティカ地方とペロポネソス半島の境にある
コリント運河。ほんの30分の休憩で、その間に写真を撮れ、ってことらしい。
バスを降りてみると普通の、道路しか見えない。
「え?運河、どこですか?」
『そこの先、あの橋のところよ。』
とガイドさん

橋まで歩いて下を覗き込む。

うわ~ぉ!! なんじゃこりゃ。


コリント運河。画像で見て知っていたけど本物はすごかった!
この衝撃。しばし見とれてしまいました。。。
全長6343m、運河の幅は水面部で24.6m、河底部で21m、深さは8m、
運河の途中に 鉄道橋と道路橋があり桁下は52mとなっている。

   
つい何枚も撮っちゃうけど誰が撮っても同じ写真になるのだろうな・・・(笑

ローマ人ではじめてここに運河を作ろうと考えたのはユリウス・カエサルだったらしい。
でも彼の早すぎた死が運河計画も未完のままに残す。
その次に同じ事を考えたのは皇帝ネロ。ネロは自ら建設工事の最初のつるはしを
振るう事までしたのだそうだ。でもこの時もネロの死が工事を中断させる。
時は流れて1881年、偶然ネロの工事跡が発見された。
工事はすぐ再開され1893年に完成した。最初の計画から数えて実に
2500年後の実現ということになる・・・

コリントには遺跡もあるのですがこのツアーでは訪れる時間がありません。
次回のお楽しみですね。。


バスは進むよ、一路 世界遺産、黄金のミケーネへ。

ホメロスの英雄叙事詩を伝説、絵空事でない、史実を語っているのだ、と信じた
ハインリヒ・シュリーマンの執念によって発見された古代遺跡であります。

 

シュリーマンがアガメムノンの墓と思ったものは実際にはそうではなく
さらに数百年も古いものだったようです。でもそうした誤りはあっても
彼の鋤の下からまぎれもないミケーネ世界は現れたのです・・・

アガメムノンといえばトロイア戦争でギリシャ軍の総大将だった人ですね。
彼の一族は呪われた一族といいますか、家族間、肉親間で殺し合いを繰り返しています。
まぁ、神話の時代、こういう話は多いですがこの一族は特にすごいです。
詳しく知りたい方はアイスキュロスの代表作「アガメムノン」をどうぞ。

 
ミケーネの獅子門 王城への入り口にある。
門の開口部の高さ3.1m 幅3m 上部に相対する2頭のライオンの浮き彫り。


円形墓域A
ここは中に入れません。以前見た写真では自由に中に入っていたような・・・?


           
   アガメムノンのマスク、Wikipediaより(実際にはアガメムノンではないのですが。)
         アテネ国立考古学博物館にあります。
  
ミケーネに与えらた時間は1時間。その間に博物館も見なければなりません。
ガイドさんは円形墓の説明を終えたあと 写真を撮って博物館をみるのがお薦めですよ、と。
上に上がっても王城跡とかろくに残ってないし時間の無駄ですよ、と。
・・・何てこと言うんだ、この人ってば。

その、崩れた遺跡がいいんじゃんね~

そう言われても上に上がってのんびり石に触ってトリップしてたから時間がなくなり
博物館は入って駆け足で一回りしただけ。。。
あーぁ、ツアーは大体時間が足りないよね。

いったんバスに乗って少し先にある墳墓を訪れます。
 
アトレウスの宝庫
現存するトロス式墳墓の中で最も原形を保っている墳墓であるが、残念ながら、
死者を葬った副室(埋葬室)などは完璧に盗掘されており、
墳墓からの発掘品は殆どない。


この後昼食。まぁ、最低最悪だった、と言っておきましょう。。。
何も語ることは・・・ないね。


途中ナフプリオの街は 写真休憩、って10分強止まってくれただけ。
でも場所が中途半端なので綺麗な写真が撮れませんでした。残念

趣きある旧市街の保存状態がよく風光明媚なリゾート地として人気らしい。
確かに綺麗。でも10分じゃ何も感じられないよ・・・。

パラミディ城、アクロナフプリア(要塞)と見所はありそうだけど
多分もう、来る事はないでしょう。 さよならナフプリオ。


そして本日2つ目の世界遺産 30km北東、エピダウロスへ向かいます。

紀元前4世紀にはギリシャの医療の中心として栄えていたそうです。
なかなか興味深い遺跡群になっています。
しか~し、時間がまったくもって足りない。

最大の見所である南東部にある円形劇場跡をメインに博物館を少し、しか回れない。
ギリシャには珍しい円形のステージだそうで保存状態もとてもよく
音響効果も優れている。今でも毎年7~8月には古典劇が上演されているんだって。


劇場跡。14000人を収容する、55段の観客席。
一番上まで登ってボーっとしていました。

 
奥にもっと見たい遺跡郡があるのですがあえなく時間切れ。
フラストレーションがたまってしまいました・・・
エピダウロスはまた来たいなぁ。。。

 
バスのところまで戻ってきたもののあきらめきれず
フェンス越しに何枚か無理やり撮りました。 近くに行きたかったなぁ・・・。
右は看板を撮ってみた。全体像です

さぁ、後はアテネまで帰るだけです。
途中もう一度コリントでトイレ休憩の後、ホテルまで送ってもらって終了です。


食事、どうしようかな。。。
プラカに行って考えた。やっぱ TO HANIに行こうと決めた。
ここは前回アテネに来た時に入ったお店。
1度行ってるから気楽に行けるし。 美味しかったし。 決定~。

前回プラカの地図は頭に入ったと思ったのに。。。
迷いまくりです。やっぱ方向音痴なのね、私。

やっと見つけて思わず、「あった~!」と口にしてしまいました。

客引きのおぢさんが にっこり。どうぞ~って。
 
その後ちょっと話したんだけど 
『君、見たことある。初めてじゃないでしょう?』
って本気か営業か。 でもまぁ、嬉しいので去年の9月も来たよ~って言った。
そしたらなんだか扱いが良くなったよ♪

食後のコーヒーサービスしてくれたり、 チーズお土産にくれたり。。

アテネに来たら必ずここに来ることにしよう、っと。

明日はいよいよ愛しのミストラ!
今回のギリシャ旅行の第1の、最大の目的地です!!




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メテオラで体力勝負! 

2007年04月16日 | 旅日記-ギリシャ編3-
第3日目

毎日 朝早起き。この日も 旅行中は苦もなく起きれますよね?

平日は9時にタウンホール広場前からメガロ・メテオロンまでのバスが出るはず。
この日はイースター・マンデー。休日だよね?でも皆9時だと言ったので。。
しかしいざ着いてみると待っている人なく静かです。。

あれれ?  やっと見つけた2人連れに聞いてみると
『まだ(この時期)バスないみたいよ。私達はタクシーで行くつもり』だって。
はっきりせず待っているのもだるいのでさっさとタクシー乗り場から乗りました。
€7。ロンドンタクシーに慣れているせいか、安いじゃん、と思ってしまう・・・

とうとうやってきたこの瞬間!!
うわ~ぉ。すっごい・・・
散々な階段を登ってやっとたどりついたけどまだ9時前で修道院は開いていなかった。
しばらく待っていよいよ中へ入る・・・。

入り口で巻きスカートを借りて身につける。白と黒の格子縞の模様でした。
女性はパンツ姿では入れないのです。タンクトップ、ノースリーブなどもだめ。


メガロ・メテオロン(メタモルフォシス)修道院。
グレート・メテオロンとも呼ばれてました。
海抜613m 河底475m メテオラでもっとも大きな岸壁に立っている。
1380年修道士アサナティオスによって立てられ1387~88年にに修道士イオアサフ、
続いて1541~42年にシメオンによって修復、拡張されている。


もう1枚。少し遠くから。大迫力でお届けします。

主教会以外に3つの教会がありそれらは別々の時代に立てられたそうです。
1.アギオス・アサナティオスの教会
2.アギオス・コンスタンディノスとアギア・エレニの教会(1769年)
3.アギオス・イオアニスプロドロモス(洗礼者聖ヨハネ)の教会(1600年)
      

1番大きな修道院だけあって写本やイコン、宝物のコレクションなど沢山もある。

ざっと見て回ってお次は歩いてすぐのヴァルラーム修道院へ。
 
左)メガロ・メテオロンからヴァルラームを望む
右)遠くにカストラキの街並

すぐっていってもまずメガロ・メテオロンを出る為今度は果てしなく階段を下りて
隣りのヴァルラームのある奇岩まで移動しないと。 
この2つの修道院間の移動が1番楽とはいえなかなかどうして・・・きつい


ヴァルラーム修道院
1350年修道士ヴァルラームが小さな3聖徒の教会を立て、
その約200年後、1518年にイオアニナのアサプラ民族の名門、
ネクタリオスとセオファニス兄弟が以前の建物の廃墟に再建した。

 
左)ヴァルラーム修道院中のひとつの教会
右)ガイドブックから。 修道士の様子・・・

ふうん。って2つ目ですでに中の様子に飽きた
信仰心のない私は中の様子より見晴らし、景色に心を奪われる。。。
しかし高所恐怖症にはたまらないだろうなぁ。我慢できるのかしら・・・
なんて心配してみたりして。

この先は結構きつい道のりになるはずです。心して行かねば!

 
3つ目はルサヌー(ルサノス)修道院。
ヴァルラームからみて彼方、下方に小さく見えている尼僧院。
ここを見るために2km~の道を降りていった。

とても小さな修道院でした。
中に入って「ア」というまもなく終了(笑
わざわざ料金払ってその一瞬を味わうのも乙なのか???
ここもちょっとした吊橋があるのだけどここのは私でも怖かったです!!

お次はアギア・トリアダ修道院。
ルサヌーに行く為に降りた道をすべて戻ってY字路を反対方面に2km強。

歩いてる人なんて私だけ。 誰もいないじゃん。
バスや車が通り過ぎるたびに好奇の視線にさらされる。
しょうがないじゃんね~、免許持ってないし、1人なんだからぁ・・・。
バスツアーとかじゃ修道院1,2箇所しか回れないみたいだしね。


ポリス・カーは2,30分おきに走ってた。見回りご苦労さんです
ただ1人歩いているらしい私の為の見回りだよね。ありがとね。
(そんなわけないって

 
すごいですね、これ。
1番強烈な迫力ある風景だと思いましたが、どうでしょう。
遠くから見た時いったいどうやってあそこにたどり着くんだ???と思った。(右の写真)
道路から離れて独立している岩の天辺に修道院、に見えるでしょう?

近づくにつれて見えてくる道路と岩をつなぐ道(左の写真)

その道を降りてそこから改めて岩を廻るように作られた130段の急な階段を
登るわけです。降りて、登って、また降りて~。はぁ

この後は本来、また苦労して道路まで戻ってさらに2km、次の修道院、
アギオス・ステファノスまで行くのですが・・・
この日は月曜日。ここは休館日のはずです。

昨日ジョージに連れて行ってもらったから 外観だけは見たし。

昨日撮った写真

  
もうひとつ。コースから外れている為行けなかった、
アギオス・ニコラオス修道院です。遠景、10倍ズームで撮りました。

というわけで修道院めぐりはここでお終い。
トレッキング・コースでカランバカの街まで戻るわけですが・・・

このコースの入り口、なかなかわかりづらいらしい。
こんなに起伏の激しい道路を長々と歩いてすでにヘトヘト。
迷うのは絶対、嫌でした。

なのでアギア・トリアダの入り口のお兄さんに確認しました。

見晴らしのいい場所まで連れて行かれ、おもむろに指をさす。
『ほら、わかる?あそこだよ。あ、ほら今2人連れがちょうど通ったあの辺・・・』
どんな説明だよ(笑 でもとてもわかりやすかったです

 
左)さっき降りてきた道路から岩までの間長~い道。
右)その一角にひっそりと・・・トレッキング・コース入り口
  ・・・ただの切れ目?
絶対、絶対わかりませんから~~~~!!
たまたま人が降りていくところを見るとか人が出てくるところを見るとかしない限り
わかるはずない~~! よ、ね?

ま、とにかくおにいさんにありがとうを言って出発です!!

トレッキング・コースへ入る前、この時点で12時ちょうど。
修道院4つ、歩いて回って3時間。
内部を見学してた時間は合計1時間もないと思います。
私はとっても歩くのが早いので普通の人はもっとかかると思いますが。

  
ひゃ~ただの山道だ。急な山道だ。
人もいないからちょっぴり怖いぞ。熊が出てきても驚かないぞ。
け、獣道?ってな箇所もあってびびりながらも足早に降りていく。

しかし景色は最高。今度は真下から見上げる感じになってます。
すっごい圧迫感です、奇岩ってば。

 

途中ロッククライミング禁止みたいな古い張り紙発見。
こ・こんな岩登るの?? すごいチャレンジャーもいたもんだ。。

きっちり40分かかってカランバカ街入り口(トレッキング・コース出口?)到着です!
昨日はここ、探してさまよったわけですがね。。。
何度も言いますが。ここも、わかるわけないよ。

民家の庭?みたいな感覚のところを通るんだもの。
出てくるのはともかく入っていくのは相当勇気がいるでしょ?無理でしょ


くたびれ果てて、お腹すかしていたので
昨日と同じ店に入ってギロピタを食べた。
おばちゃんは覚えててくれて笑顔で『(昨日と同じ)ポークと、コーラ?』って言うから
うん!って言って席に着いた。美味しかった。何度食べても飽きない。

ゆっくり休んだ後はバスターミナルに行ってチケットを買いました。
結局電車は指定席買えないし他のルートもないのでバスで帰ることにしました。
2:30カランバカ発 トリカラ行き。
3:30トリカラ発  アテネ行き。
直行バスがないのが痛いですね~。

メテオラなんて超メジャーな観光地のはずなのにネ。
頑張れ、ギリシャ!!


最後に街をブラブラした後、ホテルに戻りお世話になったおねぃさんに挨拶。
この時間で徒歩で全部見てきたよ、って言ったら『ブラボー!!』って褒められた。
いろいろ相談のってくれてありがとうね。

さようなら、カランバカ、メテオラ。


ローカルにまじってアテネまでの長い長いバスの旅、出発~。
道中よ~く寝た。


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メテオラの麓で冒険!

2007年04月14日 | 旅日記-ギリシャ編3-
第2日目

この日は朝一番の電車でメテオラの麓の街、カランバカへ移動。

08:15発カランバカ行き、片道切符
何やらもう帰ってこないかのような響きですが・・・帰りの切符がまだないだけです

電車はほぼ満員。イースターで里帰り、が多いみたいでした。
私の隣の席だったおぢさんはなんとカランバカの出身、話好きな人のようで
道中いろいろな事を教えてくれました。(実はちょっと眠かったのは・・・内緒

イースターには子羊を丸焼きにする習慣があるそうで車窓からもたくさん
その光景が見られました。


上がっている煙を見つけるたびに『ほら、あそこにも!あ、ほら!!』って。
おぢさん、里帰りに興奮してたようでした。
カランバカに着く全然前にどんどん人は降りていく。
これなら帰り、席なしのチケットでも実際座れる区間は長いかもな。

ところでカランバカ、私はにアクセントを置いて発音してたんだけど実際聞くとにアクセントが。
・・・つまりかなりバカが強く聞こえる・・・まぁ、どうでもいいんだけどね。



1時過ぎカランバカ到着!! 先ほどから奇岩たちが目の前に見えてきていて大興奮!

不思議な景色だ・・・


ホテルのベランダから。右端に修道院が見える。

 
左)街中から見上げた奇岩
右)タウンホール広場、噴水前から

チェックインして街中へ探検に出かけた。
この日はトレッキングコースを見つけて登って行き、東側の2つの修道院を見る予定にしてた。
初日に2つ見てしまえば翌日楽になると思ったからなんだけどね。

 

地球の歩き方に載ってた簡単な地図をたよりに結構探したけど
トレッキングコースの入り口(出口か?)は見つからなかったのです。

そのうちお腹空いてきたし、もう1つの広場、セントラル広場まで出て腹ごしらえする事にした。
あぁ、ギロピタ。これが食べたかったのよぅ


お腹もいっぱいになりまったりしてるうちに時間がやばくなってきた。
修道院はどこも5時には閉まってしまう!

仕方ないのでホテルのおねぃさんの薦めてくれたタクシーチャーター(1時間€20)で
とりあえず2つ、見るか。とタクシー探し。でもどこにもいない・・・ 
では呼んでもらおうと思って街の端の端のホテルまで戻りました。

電話には誰も出ない、まったく出ない。

このとき4時過ぎ、『だって今行かなきゃ間に合わないもの!!』って
ずっと電話をし続けてくれたおねぃさん。。 でも結局つかまりませんでした
時はイースター、おまけに日曜日。人々はお家で丸焼き子羊を食べてくつろぎ中~かな。
誰もこんな特別な日に働きたくないよね・・・。

4時過ぎに、静かな町で、もはややる事もなく。
そして私は途方にくれた・・・

30分ほどお部屋でふて寝。。
私の部屋なぜかベッド3つの3人部屋だったよ。ここしか空いてなかったらしい。

部屋で本読むにはまだ早いしって事でもう一度街に出る事にしました。
といっても小さな街、何もないんだけどね・・・!!
ついでに明日の電車の事聞きに駅に行ってみる事にした。他のルートがあるか、とか。
やはりだめそうならバスで戻るのもいいかなと思い、
バスターミナルにも行ってその時間も聞いてこようと思った。

駅に向かってる最中。。
金髪ロン毛、碧い眼のお兄さんに声かけられた。
うぜぇな・・・とがん無視。
それでも話しかけながらついてくる。

つい立ち止まったところで話し始めちゃった。

ギリシャ人。アテネからバイクでツーリングがてら来ててキャンプ場に泊まってる事。
私も状況を話したらそれならバイクで修道院めぐり連れて行ってあげる、って。
もう閉まってるけど、景色や夕日、気持ちいいと思うよ、って。
こちらは女ひとり旅、そんな無謀な、危険な事できるかっつーの。
丁寧にお断りしました。 何度も何度も断りました。

ところが敵(?)も ああ、そう、とは引き下がらない。。
『じゃあコーヒーだけでも!!!!』・・・押しに負けちゃって文字通りお茶だけすることに。
よくもまぁ、あれだけ警戒心、敵対心(?)丸出しの私相手にひるまなかったもんだ・・・

まぁ暇だし・・・まだこんな時間なのにやる事ないし。。。ね。

そして着いた先のカフェには・・なんと!
革ジャン、ロン毛、刺青バリバリのバイカーおぢぃ、おにぃ20名さまご一行が!
『お~!? ジョージが女の子拾ってきた~』って大騒ぎ
ちょっと~~、私は落ちていたわけでは・・・ありませんからね~
あ、ジョージってこのお兄さんの名前ね。

あの~、お茶ってここで皆様とご一緒にです・・・か??

ちょっとびっくりしたけど元夫の親友がモロこのタイプで当時いつも遊びに来ていたので
この手の人達には免疫がある。 大丈夫、怖く・・・ないもん。

話してみればいい人達でして。
みんなバイクだから当然だけど1滴のアルコールもなくコーヒーや甘いもの食べてる。
英国じゃ考えられない光景だ! 何かっていうとすぐ『ビア!ビア!』だもんなぁ・・・
おぢさんの1人が誕生日だったらしくが出てきた!
おすそ分けしてもらって、一緒にお祝いしてきちゃいました

結構楽しかったなぁ。

リーダー格らしき人(名前聞いたけど覚えられなかった)が私の状況を聞いて
『そういうことならジョージにバイクで案内してもらってくるといいよ』と。


すっかり警戒心を解いていた私はその言葉に甘えちゃう事に決めました!

だからさ、暇だし・・・まだこんな時間なのにやる事ないし×2

人生初の!大型バイク!! 2人乗り! 怖かった~~~~~~

でも慣れてきたら、気持ちいいかも~~~?



あちこちでバイクを止めてもらって1枚、また1枚と撮っていく。

  
本当に、本当に不思議だ。何故、ここに修道院・・・。


暗く、寒くなってきたので街に戻り、キャンプ場で一緒にご飯食べて
ホテルまで送ってもらってさようなら。

実はうまくバイバイするのにちょっぴり苦労したけど
でもこんな出会いも面白いな・・・。

明日は朝一のバスで天辺の修道院まで行き、後は徒歩で、歩いて回る。
体力温存!早く寝なきゃね~。


はぁ~しかし大冒険だったな。


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