リタイアした「から」、あれがやりたい。これもやりたい。

人生のセカンドステージに、もう一度夢を描き直す。
「夢翔庵」の気ままなひとり言です。

自分で決断できる人生

2007年02月07日 | ひとり言
日本経済新聞の夕刊連載「こころの玉手箱」。何週か前、歌舞伎俳優の松本幸四郎さんが執筆されていました。
その中にこんなことが書かれていました――。

『ロダンは「地獄門」という大作で、人間の苦しみや不条理を彫刻として表現している。人間は、地獄の門の前で行ったり来たりしているようだが、中が地獄だろうと悲観せず、開けてみないことには始まらない、と考えるようになった。』
『人間にとって一番大事なことは、どんな目にあったかではなく、どういう決断をしたかにある。人生は、小さなものでも大きなものでも決断の連続である。』

この言葉を読んで中原中也の『畢竟、意志の問題だ』という詩句をまた思い浮かべました。

どんな人生であれ、自分で決断をし、自分の意志で生きた人生なら、人は最期に「満足だった」と言えるのではないでしょうか。(もちろん、自分で決断できるという幸せな環境が前提ですが。)

たしか、「女の一生」でも『自分で選んだ道ですもの』という杉村春子さんの名ぜりふがあったと思います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿