この話を書いたのはついこの間のように感じていましたがもう十数年前(2009年2月)のことなんですね。このブログも、その間9年間の中断をしていましたから当然の感覚かもしれませんが・・・。
旧国鉄客車の重量を表す記号として「コホナオスマカ」という分類があることを書きました。
今回はその記号の根拠というか、なぜそのカナが使われていたのか知らないこともあったので、本やネットを調べていたら「ホントか?」というようなヘンな命名や面白いものがあったので紹介しようと思いました(あ、こんなことに興味がある方は少ないでしょうから、どうぞ無視してくださいね)。
最初の「コ」が重量22.5トン未満の車輛。それから5トンきざみで記号が変わっていちばん重い47.5トン以上が「カ」となるのですが、最近読んだ本には、「コ」は、小型の「コ」。「ホ」はボギー車(注)、「ナ」は並み! 「オ」はご想像通り、大型。ここからが面白いのですが、「ス」は、すこぶる大きいの「ス」。「マ」は? まったく大きい(へんな日本語)! 最後の「カ」は、かくべつに大きい「カ」だとありました。
出典が出ていなかったのでどこまで公式なものか疑わしく、ほかでもあちこちでいろんな説を探してみました。
「ホ」は基本形→本形→ホンガタ→「ホ」。
「ナ」は、中型をナカガタと読んで「ナ」。
「ス」はスチールカー(鋼鉄車)。さらに重い45トン級の車輛ができてここらが最大だろうとマキシマムの「マ」としたとの説が有力らしい。ますます大きいの「マ」、まことに大きいの「マ」という説もあるそう。
ところが、その後新聞紙輸送の超重量級の荷物車ができて、これはカナワヌと「カ」――。笑い話としてはおもしろいけどこれはちょっとウソっぽいですね。「濶大(かつだい)」からの「カ」あたりが妥当かも。知らない言葉でしたが、広辞苑にも「闊大貨物」(鉄道で、制限以上の大きさや重さのある貨物。闊大品。)という項目がありました。
注「ボギー車」とは、二軸四輪などの台車二組の上に車体を載せた鉄道車両。各台車は別々に回転するため、線路のカーブを容易に通過できる。(小学館『デジタル大辞泉』から) 「コ」から「カ」まで客車は基本ボギー車ですから、この重量レベルのみボギー車から「ホ」というのは説得力があまりないですね。基本の「ホ」あたりが妥当なところでしょうか。
旧国鉄客車の重量を表す記号として「コホナオスマカ」という分類があることを書きました。
今回はその記号の根拠というか、なぜそのカナが使われていたのか知らないこともあったので、本やネットを調べていたら「ホントか?」というようなヘンな命名や面白いものがあったので紹介しようと思いました(あ、こんなことに興味がある方は少ないでしょうから、どうぞ無視してくださいね)。
最初の「コ」が重量22.5トン未満の車輛。それから5トンきざみで記号が変わっていちばん重い47.5トン以上が「カ」となるのですが、最近読んだ本には、「コ」は、小型の「コ」。「ホ」はボギー車(注)、「ナ」は並み! 「オ」はご想像通り、大型。ここからが面白いのですが、「ス」は、すこぶる大きいの「ス」。「マ」は? まったく大きい(へんな日本語)! 最後の「カ」は、かくべつに大きい「カ」だとありました。
出典が出ていなかったのでどこまで公式なものか疑わしく、ほかでもあちこちでいろんな説を探してみました。
「ホ」は基本形→本形→ホンガタ→「ホ」。
「ナ」は、中型をナカガタと読んで「ナ」。
「ス」はスチールカー(鋼鉄車)。さらに重い45トン級の車輛ができてここらが最大だろうとマキシマムの「マ」としたとの説が有力らしい。ますます大きいの「マ」、まことに大きいの「マ」という説もあるそう。
ところが、その後新聞紙輸送の超重量級の荷物車ができて、これはカナワヌと「カ」――。笑い話としてはおもしろいけどこれはちょっとウソっぽいですね。「濶大(かつだい)」からの「カ」あたりが妥当かも。知らない言葉でしたが、広辞苑にも「闊大貨物」(鉄道で、制限以上の大きさや重さのある貨物。闊大品。)という項目がありました。
注「ボギー車」とは、二軸四輪などの台車二組の上に車体を載せた鉄道車両。各台車は別々に回転するため、線路のカーブを容易に通過できる。(小学館『デジタル大辞泉』から) 「コ」から「カ」まで客車は基本ボギー車ですから、この重量レベルのみボギー車から「ホ」というのは説得力があまりないですね。基本の「ホ」あたりが妥当なところでしょうか。