リタイアした「から」、あれがやりたい。これもやりたい。

人生のセカンドステージに、もう一度夢を描き直す。
「夢翔庵」の気ままなひとり言です。

漢字検定にチャレンジ

2020年06月29日 | 楽しむ
リタイアしたのち、どうしても時間の過ごし方がのんべんだらりとなりがちです。それはそれで結構なことで、誰からも強制されることなく自分の勝手気ままに過ごすことができるのはまことに贅沢で、ありがたいことだと思っています。胃がキリリと痛む思いもそう多くはなくなりましたし・・。

それでも、何か、物事を目的的にやりたい、と願うのは小閑人のサガ、あるいは業とでもいうのでしょうか?

前置きというか言い訳? が長くなりましたが、「漢字検定」というものにチャレンジしようと思い立ちました。ひと昔前の検定ブームの中でもひと際受験者数の多いもので、京都・清水寺での「今年の漢字」などPRにも余念がありません。一時期は不祥事があったように記憶していますが、今や公益財団法人として八坂神社そばの一等地に本部を構えています。

まずは小手調べと、今年の初めに2級を受験しました。近所の大学が会場だったのですが、周りは若い人が多くどうも就職用の資格に活用されているみたいでした。
漢字検定といっても問題は読み書きだけでなく、級によって部首名や熟語、対義語・類義語など多岐にわたるので一応参考書と問題集で準備をしておきました。
その甲斐あってか、なんとか合格。次は準1級をと、勉強を少しずつ始めています。

小一時間ほど、集中して勉強するのも気が引き締まって、リタイア生活のアクセントになっています。


トンネルを作る

2020年06月24日 | レイアウト製作記
鉄道模型のレイアウトでトンネルの存在は大きいです。限られたスペースをぐるぐる回る線路を敷くと、どうしてもおもちゃのような感じが強くなってしまいます。そこに山やトンネルを作って所々で列車が見え隠れするようにすると、ぐっと現実感が増すのです。



トンネルポータル(入口の壁)は子供のころよく見かけた花崗岩(?)を組んだものに見えるように、いろいろな塗料でウェザリングを施しました。もちろん煤煙でススけた様子も加えていきます。



トンネルの内部は外から見ると真っ暗なはずですから、光が入らないようにポータルに沿ってアーチ状に黒い紙を用いたり、壁や地面の隙間にも細心の注意を払います。
山を作った後で列車が脱線したり止まってしまったりしたとき用に取り出し口を設置する必要もあるので、遮光にはずいぶん気を配ったものです。

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昔のトンネルは複線であっても上下線別々に掘削して作ったものが多かったので、線路の間隔を少しずつ開けて入口の場所も前後に少しずらしました。山には草や樹木に見えるような素材を貼り付けていきます。



手間がかかっているように書いてきましたが、この試行錯誤がとても濃密な時間を提供してくれました。肩もずいぶん凝りましたけど・・・。



あれれ、この列車は右側通行してるゾ!

40年ともに暮らした――ゴムの木

2020年06月21日 | 住まう
わが家には長年育ててきた観葉植物が何鉢かあります。
その中でもとりわけの最古参がゴムの木です。
結婚の前後、当時住んでいた赤羽にやってきたのが1980年ごろのことでしょうか。姉からのプレゼントでした。当時の観葉植物の代表的な品種でした。

それからなんと40年! 当初は30~40cmぐらいの高さだったものが今や180センチになんなんとする大木・・・、と書きかけて表現の間違いに気づきました。背こそ高くなっていますが、幹の太さはさほどでもなく、細い枝があちこちからヒョロヒョロと伸びてお世辞にもきれいな樹形とはいえません。何度か病気になったり、剪定をしたり鉢を大きくしたりして下手にいじった結果でしょう。

それでも春から夏にかけて庭に直植えをしてやると濃い色の葉もたくさん出てきてぐんぐん元気を取り戻したものでした。
ところが今年になって葉色が薄くなったり落ちたりしてまったく元気がありません。鉢を安定させるためにいったん抜いてみると細い根がまったくなくゲンコツのような形の太い根っこがあるばかり・・・。これでは水も栄養も摂れないのでしょう。

ゴムの木の寿命がどれくらいなのかわかりませんが・・・。
40年! 過酷?な環境でよく生きてくれたと思います。多少見栄えは悪くても最期まで、できるだけ優しくしてあげたい思いです。

山歩きはテレビで?

2020年06月16日 | 旅する
一時期は夫婦で低山ハイキングを楽しみました。関東近県ばかりですが、子どもの手が離れる頃からけっこうあちこちへ出かけました。
膝に痛みが出るようになってからは怖くてずっとご無沙汰です。

NHKの『にっぽん百名山』はその代わりに山の楽しさを感じさせてくれる番組です。もう長寿番組に入るほどかもしれませんが、同じ山でも切り口を替えて新作も作られているので飽きることはありません。
そして何よりガイドの方とほんとに一緒に登っているような感覚を楽しむことができるのが秀逸です。

実際に脚を運べばさまざまな制約やトラブルもあるでしょうが、この番組では必ずと言っていいほどピーカン(晴天)で、眺望も素晴らしく、気温や湿気、風などの心配も全く感じないですみます。

うまく作りこんである、と言えばそれまでですが、行きたくても難しい身には夢を持たせてくれるありがたい放送です。

近くの空に機影が・・・。

2020年06月10日 | 楽しむ
航空自衛隊のブルーインパルスが都心の空を飛びましたが・・・。

近頃、わが家のそばから旅客機の機影を大きく見かけることが何度かありました。
従来は千葉県の北西部(関宿)あたりのはるか上空を北に向かって飛行(上昇?)する光のカケラのような機影を散歩の途中に見かけることがあるていどでしたが、これはどうしたことでしょう?

一番に思いついたのが羽田空港増便のための新しい離着陸ルート。早速インターネットで調べてみると、南風時の午後から夕方にかけて着陸する便に埼玉県南東部を通過するルートの設定がなされたようです。

飛行機は乗るのも見るのも嫌いではないし、騒音もほとんど感じない程度でしたから個人的にはなんの問題もありません。むしろ、双眼鏡かカメラでも持って見れば尾翼で航空会社が識別できそうですし、そうなればフライトレーダーなどでどこから来たのかもわかっていろんな夢が膨らみそうです。


仏像めぐり

2020年06月05日 | 楽しむ
この春、コロナ騒ぎがまだ大げさになる前、地域の文化活動に熱心な方が主催された『美しいみほとけを巡るバスツアー』というのに参加しました。その前にも市内の円空仏などを巡る会に行ったことがあったので、また誘っていただいたのです。今回は会社の先輩OBもお誘いしました。

コースは地元の越谷市から始まって、高速道路で府中の国分寺跡、深大寺、八王子と巡り、取って返して埼玉県伊奈町と宮代町の仏像を拝んできました。

地元の浄山寺地蔵菩薩像は年に2日だけ開扉される秘仏ですが、数年前の修理がきっかけで国の重要文化財に指定された貞観仏です。以前は境内に遊具も置いてあるような鄙びたお寺で子どもが小さい頃はよく遊びに行ったものですが、最近は自分たちのような団体が立ち寄ったりするようになりました。

深大寺の釈迦如来にお会いするのは実に数十年ぶりかと思いますが、お寺に伺ったのは実は今回が初めて。有名な「深大寺そば」を昼食にゆっくり再会できました。ただ、その展示方法にビックリ! 拝観者が土足のまま拝めるようにという配慮か、釈迦堂の前がガラス張りになっていて、本尊の両脇侍の位置にはナント! 法隆寺夢違観音と盗難に遭って久しい新薬師寺の香薬師のレプリカが並んでいるではありませんか!?

お寺に詣でるのが初めてなので何時からこうなっているのかはわかりませんが、度肝を抜かれました。
本物のお釈迦様までレプリカのように思えたりして・・・。罰当たりな感想ですね。

散歩の楽しみ

2020年06月01日 | 楽しむ
ただ身体を鍛える運動がどうも苦手です。健康と体力維持のために何度かトライしたことはあるのですが、長続きしませんでした。そのせいか、ここ10年ほどは階段などで膝の痛みが出るようになり遠出のときはサポーターが必需品になってしまいました。
負け惜しみも混じっていますが、二階建ての家を持たなくてよかったと思ったりもします。

そういう自分がほとんど唯一カラダを動かしているのが散歩です。
「ウォーキング」というスポーツ的な要素のまったくない、ぶらぶら歩き、徘徊といってもいいくらいです。

さいわい駅の反対方向には市街化調整区域というのか、田んぼや畑が広がっており、40~50分ほどのお気に入りコースをぶらぶらします。(写真は菜の花の頃の散歩コースです)

運動の話から入りましたが、実はこの散歩のいちばんの楽しみは物思いに耽ることです。来し方の出来事を振り返ったり、身の回りの憂いを振り払ったり、行く末の願いや夢や諦めを反芻したりしていると、日常から一旦離れてココロが自由に遊んでくれます。
少なくとも、ココロの運動にはなっているようです。