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ゆるだら

愛する4匹の猫達の闘病&ドタバタな日常を書いています。
たまに美味しいもののお話あり☆

犬と暮らしていた頃の話

2021年08月08日 12時54分37秒 | 
小学生の時に家の庭でイングリッシュセッターを飼っていました。
家族に何の相談もなく、父が勝手に知人から譲り受けて来たんです。
事前に話してくれていたら母も私も反対しました。
うちには2匹の猫がおり、庭に面した縁側には日向ぼっこやご飯を貰いに
数匹の猫が訪れていたからです。

でも仔犬は家にやって来て、チビ助相手に同じようにチビ助だった私は、
「猫達を虐めたらただじゃすまないからね」と言い聞かせ、
解っているのかいないのか、仔犬はただヘラヘラしていました。

名前はドン。由来は解りませんが、兄が名付けました。
このドンという犬がくせ者で、噛み癖があったんです。

長毛がちで白に茶色の模様が入っており、耳が垂れていて身体は大きいけれど
愛嬌がありそうなので、犬好きな人が撫でようとするとガブッ。

「噛むぞ~オラッ」なんて雰囲気は出さず、むしろヘラヘラしていて、
「あら、可愛い」なんて手を出すとキラリと目が光りガブッ。

回覧板を届けにきた近所のオバサマをガブッ。
宅配便のおにーさんをガブッ。

『猛犬注意・噛みます』とデカく貼り、庭での放し飼いをやめて繋ぐ事に
したんですが、探検に侵入して来た子供をガブッ。
さすがに子供を噛んだ時は父が怒り「保健所へ連れて行く!」と言い出したのを
兄が泣きながら止めて、無断で他人の庭に入り込み、繋いであったドンに
ちょっかいを出した子供にも非があるという事でなんとか収まりました。

で、この問題犬の散歩は私が行っていたんです。
兄は父が監督をする少年野球チームに入っていて時間がなく、
父は散歩になんて行かないし、母は猫派だったので私しかいなかったんです。
今、思えばそんな問題のある犬を子供に任せていいんかーいと思うんですが。

田舎だし、できるだけ人のいない散歩コースを選ぶと田畑があるあぜ道になり、
水を張った田んぼに鴨なんかがいたりして、鴨が飛び立つと狩猟犬の血が騒ぐのか、
ドンはダーーーッと追いかけ、私は引っ張られて田んぼにドボン。
あまりにも頻繁なので、晴れていても長靴を履いて散歩に行っていました。

冬なんて犬小屋の近くにしゃがみ、ホットココアを飲みながら
「ドン、人間を噛んだらダメだよ」と語りかけていると私を押し倒し、
ココアを奪うという。
力関係で自分より下だと思っていたんだと思います。

毎日散歩に行っている私や毎日ご飯をあげている母よりも、気まぐれに撫でるだけの
父が仕事から帰宅した時の喜びようといったらハンパじゃありませんでした。
犬ってなんだかなぁ…と思ったものです。
順位付けで、父、自分、母、兄、私だったんでしょうね。
因みに当時いた猫達は父の存在を完全無視し、母と私に懐いていました。
ドンの唯一の長所は猫達と友好的だった事です。
うちの猫達にも庭にやって来る猫達にも、吠えもせずただヘラヘラしていました。

そんなドンは病気や怪我で苦しむ事もなく、老衰で天寿を全うしたので
良い人生(犬生)だったんじゃないかと思います。
以降、犬を飼う事はありませんでした。

何故そんな事を思い出したのかと言うと、昨夜夢を見たからです。
ドンは夢の中でもヘラヘラして、相変わらずだなぁと。
今はたとえ相手に非があるとしても、噛んだらただじゃすみませんよね。


ところで今日も大阪はピーカンで暑く、買い物に行くのが億劫だった為、
ネットスーパーを頼みました。
ところが考える事は皆同じらしく、かなりの商品が欠品だと連絡が。
飲料水の半分以上が全滅で、陽が落ちてからスーパーへ行かなくてはなりません。
夏バテで食欲不振になれば痩せられるのになぁ😓 
そうは都合良くいかないか。
ではでは。