【MOTHER】 2009/10/31公開 韓国 PG12 129分
監督:ポン・ジュノ
出演:キム・ヘジャ、ウォンビン、チン・グ、ユン・ジェムン、チョン・ミソン
殺人事件の容疑者となった息子を救うため、
真犯人を追う母親の姿を極限まで描く、
ヒューマン・ミステリー
永遠に失われることのない母と子の絆。
すべての“謎”の先に“人間の真実”が明かされる。
Story:静かな田舎町。トジュンは子どものような純粋無垢な心を持った青年。漢方薬店で働く母にとって、トジュンの存在は人生の全てであり、いつも悪友のジンテと遊んでいることで心配の絶えない毎日だった。そんなある日、女子高生が無惨に殺される事件が起き、容疑者としてトジュンが逮捕されてしまう。(allcinema ONLINEより)
殺人事件の容疑者となってしまった息子を救うため真犯人を追う母親を描いた作品。監督は『殺人の追憶』『グエムル -漢江の怪物-』のポン・ジュノ。ウォンビン5年ぶりの復帰作。
うーん、感想を言葉にするのがちと難しいんですが、全体的に淡々とした流れなんですが内容は結構衝撃的でしたね。“韓国の母”と言われだけあるキム・ヘジャ母さん、素晴らしいです。ほとんど無表情なんだけど心の中が痛いほど伝わってくる...。そしてバックに流れる音楽も切なく雰囲気にとてもあってました。
しっかし警察もいい加減ですよねぇ。ゴルフボールに名前があったからトジュンが犯人だと決めつけてしまうし、母親は息子の無実の訴えも聞いてくれない。弁護士も弁護士だよなぁ。そんなんだからお母さんは真犯人探しをしちゃうわけだ。
この息子と二人暮らしのお母さんにとって息子は全てなんですよね。だから息子の身の潔白を信じたかったし二人だけの生活も守りたかった。子供みたいな心を持った息子だから余計に心配なんでしょうけど、それがだんだんお母さんを狂わしていくというか・・・とんでもない行動に走らせてしまいます、、、。お母さん・・・静かな迫力感があったので最後まで緊張感持って観られましたよ。
ラスト、バスの中で太もものツボに針を指すシーンが切なかった...。
ウォンビンてカッコ良かったイメージだったんですが雰囲気違ってたし若返った印象。役どころが精神的に大人になれてない青年ということもあるんでしょうけど、雰囲気が全く違ってましたわー。申し訳ないけどキム・ヘジャ母さんが印象が強すぎてウォンビンの印象が薄く感じちゃいました、、、。
すっきりとは終わらないんですが、こういう複雑な心境で終わる韓国映画、好きです。ところで回収業者のおじさんの死因は・・・ただの焼死で終わり?