名古屋のお客さま

何回か春団治を観に行って感じるのですが、御園座のお客さまって反応がよい…というか、ジュリー風に言うなら、反応がビビッドなんですよね。

まず拍手の頻度が多いような。役者さんが登場されるたびに拍手
これは主役のお二人以外の役者さんたちにも。


それから、劇中、エントツさんとオチョコさんが漫才をされるシーンがあるんだけど、そこも拍手が多いの。

花道に役者さんたちが去っていくところも、わりと早くから拍手
叔母さまたちと観に行った16日には、最後に春団治さんが天国に旅立つシーンで、おときさんに「おまえは芸人の嫁さんとしたら100点満点やった」というとこで拍手が起こり、その後の「おぉきになぁ～」がちょっと聞こえづらくてわたしとしては残念だったりして。

役者さんたちはやっぱり拍手が多くて張り合いいいんでしょうね


拍手とともに、笑いも多いですね
南座に比べて、泣いてる人が少ないような気がします。
特にわたしが思うのは、春さんが田舎にひっこんだおときさんと春子ちゃんに会いに行く場面で、春さんが帰ろうとしたときに、春子ちゃんがいきなり目を覚まして「お父ちゃんに怒られた夢見たん…」と泣き出すところ。
春さんはいたたまれなくなり、玄関を出てコートを頭からかぶって耳をふさぐ…。
ここって、いつもけっこう笑ってる人多いけど、つらい場面だと思うんだけどなぁ。
みんな、あの、春さんの格好がおかしいのかなぁ わたしはあそこいつも泣けるのだけど


それと、もっと前のシーンで、おたまさんとおあき姉さんにお説教された春さんが「人間の苦しみってなんやねん…」と悩む場面。あのとき力さんが後ろで、胃が痛くてもがき始める。そこもみんなよく笑う。
あれは、あとから力さんは実は胃ガンでってことがわかるから、知らない人はおもしろいのかなぁ


その反面、声かけは南座に比べると少ないような。
南座では「さわだっ」とか「ふじやまっ」とか、絶妙のタイミングで声かけるおじさまが何回かいらっしゃったけど、御園座では一回だけあったかなぁって程度。


劇場の雰囲気も、南座は“昔ながらの芝居小屋”といった雰囲気で、御園座は“広いし近代的”って感じ（御園座はかなり改修したようですが）。

なかなかおもしろいものです。

※ お気にさわられた方がいらっしゃったらごめんなさい
別に、どちらがいいとか悪いとか、正しいとか間違ってるとか言っているわけではありませんので。あくまでもわたし個人の感じ方です。
それと、わたしも全回行ってるわけではありませんので、わたしが行った何回かの感想ですので、あしからず…。