チェダのレバナス一本槍!

アメリカ株・レバナス投資で大富豪を目指します!!

瑞年国際の粗利益率

2012-07-29 06:47:03 | 日記
 さて、前回に続いて2010瑞年について。

 中国株をやっている方にとっては、すでによく知られている銘柄ですし、これを紹介しようというのは、まさに「今さら」にふさわしいですかね!?それでも、改めてこの銘柄について基本をチェックすると…
 (このブログを見て初めて瑞年を知った方はラッキーと思います。これからの「一般常識」として知っておいていい企業かと)
 
 瑞年国際。アミノ酸系サプリメント大手(市場シェア率は45%)なわけですが、中国におけるサプリメント市場は拡大の一途。しかし、いつもの日中比較、さらに先進国・中国比較をすると、更なる大きな伸びしろあり。

 面白いことに、日本、米国、欧州で一人当たりのサプリメント購買額は大きな差があります。

 日本、米国、欧州の順です。2008年のデータで少し古いですが、日本は54億ドル、米国37億ドル、欧州20億ドル。日本人一人当たりの支出は、米国の約3倍。欧州の10倍以上!!

 そして中国の約200倍!!(この4年の急激な中国市場の成長を考慮しても100倍以上)

 中国では、サプリは富裕層のもの。だから、粗利益率も高い。

 日本人はサプリメントが大好きです。欧米との差を考えると異常ともいえる。チェダはBSやCATVをよく見ますが、サプリメントの宣伝ばかり。

 2歳の娘が「グルグルグルグルグルコサミン」と中田嘉子のマネして膝を回してます。

 この健康への執念と、医食同源へのこだわりが長寿国の秘訣か?




 さて、そうなると…台湾のように「日本化」「好日」になっていく(政治は逆)中国というチェダの読みから行くと、日本人並みにサプリメントマニアが増えるんでしょうか。漢方薬がサプリメントみたいなもの?だし、「医食同源」も中国の言葉。

 日本人の半分の量でもサプリを買うようになれば、大変です。


 そして、もう一つのポイントは、瑞年の異常な粗利益率の高さ。2012年上半期は少し下がったようですが、依然として70%台。

 競争激化で、いずれ粗利益率落ちるとの予想も多い。ただ、チェダが気になるのはやはり日本の話。

 サプリメントは案外、大企業の寡占市場ですね。前述の「グルコサミン」も大正製薬。他に、富士フィルムだの、サントリーだの大手ばかり。そして、いずれも粗利益率が高く、瑞年なみの70%以上です。カルテルでもあるのか?と勘繰りたくなります。
 中国でも粗利益率が落ちない、となるかどうかは慎重に見ていきたいところ。

 あとはシェアの維持向上を図ってほしい。モルガンスタンレーに押し売り疑惑を指摘されたが…その野性味?を買いたい。


 …キャッシュ不足のチェダ、2010はあくまで検討銘柄で、まだ持ってないですが、年末あたりに購入する有力候補です。
 とにかく、現在のPER3.48倍は異常な低さ。人に紹介してばかりでなく、すぐにも自分で買いたいです。
 
 (チェダに、は自分が買ってないのに、ここで紹介した銘柄はその後上昇するというありがたくないジンクスあり?!)
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Aランクのタイムカプセル 瑞年国際

2012-07-23 06:11:59 | 日記
 短めに投稿。

 タイトルのAランクとは、「中国株二季報」(2012年夏秋号)のA評価という意味。編集者がどういう基準で評価しているのか、はっきりわからない部分もあるのですが、やはり、今後の期待が大きいと思われる銘柄が目白押しです。
 特に中長期的な成長が見込める銘柄が多いと思われます。チェダの保有銘柄にも東風汽車など(昨年から連続で)Aランクのものもあり、正直うれしいです。
 …というか、本来ならAだから買う、という話。
 
 さて、A銘柄の中で気になったが、タイトル通り「2010 瑞年国際」。すでにご存じの方も多いかもしれません。健康食品メーカーで、アミノ酸サプリの国内シェアは、45%。カルシウムやローヤルゼリーも手掛けます。2009年には製薬会社も買収、医薬事業に参入。
 昨年12月の決算は56.5%の大幅増益。
 まだ、昨年の売上が、17億元ほどの規模ですので、伸びしろも大きいか。

 以前から書いておりますが、チェダは製薬会社の銘柄がどうしてもほしいと思っています。「国薬」もずっと検討していますが、ここも有力候補。

 また、次回も2010瑞年国際のことを書きたいと思います。
 
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昇竜の雌伏 後半編

2012-07-01 08:11:57 | 日記
 やはり、このブログを書くのが一番、チェダの喜びと思う今日この頃。また、投稿回数をふやそうかと考えてます。

 さて、今日のタイトルは今年の正月と同じです。つまり、これだけ、上海・香港とも下げているにも関わらず、チェダの中国長期楽観論はますます、固い。


 欧州の「請求書の押し付け合い」は、危機から3年以上たつ今も小出しの延命処置に終始。バブル後の日本のように失われた10年(以上)が現実味を帯びてきた。問題はその間に、中国・新興国の成長とアメリカの経済回復がどこまで進むか、でしょう。
 かつて、第一次大戦前に、ドイツのウィルヘルム2世が「黄禍論」を唱えたことがありますが、この欧州危機を一つのきっかけに、いよいよ黄禍論が現実を帯びてきたと思います。アジアの時代であり、イスラムの復権であり、北米ですらヒスパニック=黄色人種インディオの血を引く人々が、マイノリティーから脱しつつあります。



 現状の中国経済は最大の輸出先である欧州の危機によって、景気減速に向かっています。しかし、中国の対欧州輸出は、日用品が多く、大きな打撃をこうむらない、むしろデフレによる「100均現象」が起きるのではないか。

 そして、チェダが再三このブログで指摘している「不動産バブル崩壊はない」ということが証明されつつあります。
 やはり、不動産価格が下がるたび、実需が押し上げているようです。
 中国の農村人口の多さ。依然として都市に流入し、戸籍にかかわらず定住を目指す農村出身者。中国の都市化はあと20年以上は続く現象。日本だってまだまだ、東京に若い人が集まってきてますからね。
 都市人口がまだ5割程度の中国。これが7割近くまで上がるか。もし米国並みなら8割ですから、単純計算で今の倍です。

 加えて、バブル化しそうになるたび、国有銀行への窓口指導という強烈なブレーキです。これは大きいと思う。市場経済といいつつ、経済の心臓部である銀行は国有化のままで、金融をコントロール。社会主義市場経済=開発独裁の面目躍如?

 高度経済成長時代は何をやっても(環境問題以外)、うまくいくのでしょうが、それにしても中国の金融政策の巧みさ。とてもついこの間まで人民公社をやっていた国とは思えない。もはや、アセアンでは人民元が基軸通貨になっていきそうな勢いです。
 
 内陸部はインフラ投資・消費ともに旺盛。とにかく、重要なのは内需・個人消費なんですよね、チェダの保有銘柄から言っても。


 年後半、株価はダメだが、実体経済に関しては持ち直す、と思います。今年の成長率は7%台でしょうが、長期的には十分です。

 
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