4月25日の日経で、久々にBYD関連の記事ありました。すでに目にしている方も多いと思いますが。
「BYD、今後3年間で、約100億元を投じ、自動車搭載用リチウムイオン電池年産50万台分の供給体制を構築…本社のある広東省深セン市にリチウムイオン電池量産工場を建設…」との記事。
中国汽車市場での大苦戦が伝えられ、株価も30ドル割れのBYDですが、ここで勝負の車載用リチウムイオン電池大増産に出ます。
深セン市政府の支援も受けての大規模投資ですが、年産50万台分の車載電池。「供給」はともかく、「需要」はあるのか?
他社向けの販売も検討するとのことだが…提携先のVWやダイムラーはどうでしょうか?
自動車部品大手の万向も米社エナーワンと合弁生産する予定。
BYDにとって本当のライバルは、日韓の電池製造メーカー、そして万向など中国の電池メーカー。
人件費の安さを武器に人海戦術で戦うやり方がいつまで通用するか?
資金繰りの悪化も伝えられる中、100億元もの投資の手当てはつくのか?
かなりの不安を抱えておりますが…
ここを凌いだら、一発逆転があるかもしれない。
チェダとしては、とにかく待つしかないでしょう…
しかし、BYDのEVやPHVがちっとも売れていない中、深センなどで動いている(であろう)タクシーについては、特に事故の報告がないですね。他社(小規模メーカー)のEVタクシーでは、電池の爆発事故が起きたり、とにかく航続距離が短いので、クレームが目立ちますが…
さて、中国の汽車販売台数、4月はどうなったでしょうか?恐らく中国汽車市場全体の販売伸び率が落ちていおり、また低い伸びにとどまったものと推測します。それでもマイナスでないのは凄いけど。昨年が凄すぎた反動ですね。もちろん、ナンバープレート制限に補助金打ち切りが効いているんですが。
…そんな中、さらにBYDは販売台数を落としているかな。はあ…
東風も12ドル割りそうです。長安もまた、6ドル前半に戻ってますね。この両社はかなりPER下がっている…東風など長期的には買い場のような気もします。
話が戻りますが、50万台分のBYDリチウムイオン電池が売れれば…バフェットの狙いもそこにあったと思います。ここは電池屋さん。
チェダは先日、東京電力の支店そばでまとめてEVを発見。さらに、その後、1台i-MiEVを見ました。まだ、しつこく数えているけど、チェダのEV目撃台数は30台となりました。こんなヒマなことしてる人ほかにいるのかな?
リチウム電池がすべて、という時代が来ると信じたい。それまで、こけないでくれ、王伝福!