BYDの試練

昨日はBYD、ついに6%以上の暴落です。
ご存知の方も多いと思いますが、主力五車種の価格を5000元から1万元下げるとのBYDの発表に市場は大きく反応。暴落となりました。

BYDとしては、とにかくシェアを確保したいんでしょう。

しかし、すでに熾烈な販売競争で、下位のメーカーは利益率が、大きく下がって来てます。これ以上の値下げは、自分のクビをしめかねません。

それでも、値下げに踏み切ったのは、優遇措置を受けていない分をカバーすれば、他社のシェアをうばえるとの計算か？


昨年、今年と、減益もありうる事、チェダは覚悟しています。
然しながら、何とかシェアと販売台数は確保して欲しい。


とにかく、ついていくことです。今の中国汽車市場に。

ネット政治革命

　中東の「革命ドミノ」、サウジなど湾岸の産油国にも広がっています。そして独裁の元祖？カダフィ大佐もいよいよ追い詰められてきました。リビア東部ベンガジでは反政府勢力が、大量の死傷者を出しつつ、デモを行っているようです。さすがにカダフィは強硬ですが、どこまで持つか。


　先ほどまでNHKスペシャルで今回の「アラブ・ネット革命」について放送していましたが、やはり、ネットが主役の「革命」のようです。

　政府のネット規制に対し、有志のハッカーや謎のアノミマスというネット規制反対ハッカー組織？が、攻撃し、フェースブックの機能を蘇らせ、デモに力を与えました。
　しかも、グーグルがインターネット回線の再開のために助力したわけです。グーグルは特定の政治勢力を支援したわけではないが、結果的に市民側の強力な援軍となりました。

　外国の民間企業がこんな役割を果たしたことがあったでしょうか！！

　こうした一連の動きは、エジプトのみならず、今までの歴史になかったことでは？

　やはり、世界はネットを通じて、大きく変わりつつあるようです。ネット・グローバリゼーションです。


　さて、中国でも今回の中東革命に刺激を受け、一部の民主派がネット上でも、街頭でも民主化要求を行ったようです。
　しかしながら、ネットでの呼びかけは、最強？の人民解放軍・人民警察サイバー部隊に阻止され、街中での反政府デモもすぐに押さえ込まれたようです。

　まだ、油断出来ない状況とはいえ、中国は今回も民主派を徹底的に抑えるつもりでしょう。
　今の中国で、広大な農村部も含め、どこまで民主化・反政府運動が支持を得ているか？
確かにインフレや格差の問題はあるが、この３０年、中国の「マジメな独裁」は市民の一定の支持を得ていると思われます。それに、もう２０年前とはいえ、あの天安門事件をやった国ですからねえ。
　しかし、２０年前と違い、ネットという強力な武器があり、一度拡がれば、一気に政権崩壊まで至ることが明らかになった。やはり慎重に見たほうがいいかもしれない。

　まあ、今のところ、チュニジアやエジプトのようにはならないと、チェダは見ていますが。

　しかし、そんな世界情勢の中、日本は…また小沢さんですか…こんなこと、やっていていいのかなあ。

　少しづつ日本は国勢が衰えていきそうですが…

　これからは、日本でもネットの政治への影響、ますます強くなると思いますし、そうであるべきとも思います。ネットの意見は過激化しやすいけどね。

　今後、新興国・途上国ではネットによる民主化の進展、そして先進国・民主主義国家では「ネットによる直接民主主義」へと徐々に進化していく、と大胆予言しておきましょう。
　

厳しい数字？

　今日は、またノンビリ？中東情勢でも書こうかと思って、ＰＣに向かったチェダ。

　でも、やはり株価はどうか…東風１４ドル目前まで戻して良し、長安久々の７ドル台で、良し。

　中国汽車市場全体は、小型車購入の優遇措置が終了したにも関わらず、勢い止まらず、前年同月比１５％増加の１４０万台。
　東風は２０１１年１月の販売台数は２６％増加。強いんです。ここは、本当にいいなあ。
　
　長安は、０．６％微増の１９万台９６００台。やはり、小型車中心の長安は措置終了が影響か。ただ、このペースなら年間では２００万台突破ですが。


　そして…語るまい？

　ＢＹＤ，残念ながら５万２０００台は前年同月比何と１５％ダウン。

　でも、単純に１２倍すれば今年は６０万台突破です（昨年は５２万台弱）。

　良しとして…いいのかあ？

　株価は順調に？３３ドルまで下がって、チェダは「ないもの」としてカウントするモードです。

　４０００株も持ってて、どうすんの！！


　まあ、冷静になりましょう。ナンピン買いしている方も結構いるみたいですね。

　ＢＹＤが、順調な中国汽車市場の中で、再び調子を取り戻せば、ここで買うのは、絶好の好機。


　わかりませんねえ。まだわからないです。昨年の１月のＢＹＤ売り上げが良すぎたのも事実だしね。


　中国のマイカーブームがまだまだ、まったくの序の口（乗用車の普及率５％程度…先進国は概ね６０～７０％以上）であることだけは、確かに言えると、いつもの結論！

長期戦

　まあ、とにかく心配なのは依然としてBYD。

　長期投資のチェダとしては、東風、長安、少しだけ持っている太平洋保険、万科と、ファンダメンタルズ重視で心配してません。
　塩漬けの覚悟で何とかなると思っています。

　ただ、BYDだけが…

　昨年の決算、第３Qが悪かったし、減益の恐れもあるかと覚悟しています。年間販売台数５１万９８００台、健闘していると思いますが、値引き競争で利益が出ていない、というハナシもあり、予断を許さず。

　何より株価はついに３５ドル割れ。

　まだ、バフェットは売っていない（多分）し、先進国ですらEVは普及していないのですから、見切りをつけるのは早いと思います。
　
　現在、中国でのシェアが３％弱。このシェアを守れていれば、いずれ２００万台くらいは行くか？
　リチウム電池などのクルマ以外の売り上げも大きいし、徐々にでも伸びていく会社だと思います。
　
　今はクルマ作りの技術を高めるのが必須と思いますが、先日は日本の部品メーカーと調達契約を交わしました。
　オギハラの工場も買ったし、日本の中堅メーカーの高い技術を利用しようと言う姿勢は評価できます。


　タブレットPCの話とか、あの後聞かないけど、太陽電池くらいにしとくれ…

　サーチナの検索ベスト５には、まだ上位で入っています。やはり、皆さん、まだ忘れていない…


　こんな時こそ、冷静に見ていくべきかと思います…ま、半ばヤケクソで、塩漬け・タイムカプセルと言う結論。

　でもここを耐えて大化けしたら、自慢できるかな？！

　ここは１０年後に今と大して変わらないか、化けているかどっちかなんでしょうね。
　

長安汽車の2010年決算

そろそろ、各企業の昨年度決算が、でて来てます。

中国企業の決算は、だいたいでて来るの遅いんですが、タイトルの長安汽車決算は、既に会社側から予測値が、発表されてます。


昨年の汽車市場絶好調に乗って、収益は、長安始まって以来の20～21億元達成。85～95％の増益。

生産台数は186万台、販売台数は185万台。

200万台こそいかなかったものの、市場全体の伸びを上回っており、シェアを伸ばしています。自主ブランドの比率が高いですし。

公開増資も順調だったようです。40億元調達、研究開発費と一部は年金などのしきんになる様です。希薄化で株価下がる気配もないです。