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松静自然 -太極拳導引が教えてくれるもの-

松静自然とは落ち着いた精神情緒とリラックスした身体の状態をいい、太極拳導引の基本要求でもあります。これがまた奥深く…

今月の課題 「鬆(松)と静」「重心」その2

2012-03-08 | 行雲流水-日日是太極拳導引-
「鬆(松)静」の次は「重心」です。


重心は体重の中心。
運動は重心を移動させている状態です。

たとえば体と重心が移動する運動の他にも
独立のように体の移動はなくても
両足間で重心の移動が行われるような運動や
重心が移動しない回転運動などがあります。
運動は重心の動きである以上
重心の中心を意識できるようになることが
無理のない本来の身体の動き方に
近づくことになるのではないのかな。


で、今月の課題は「体重の中心(重心)に意識する」。
練習時に意識するのは重心の動きです。

重心の動きには範囲(可動域)があります。
このことについては前回の講座でも解説がありました。
(*リンクしておきましたので
よかったら参照してみてください。)


重心をどこで(どこに?)感じるか。
これは放鬆の程度によって
感じ方が左右されるような気がします。
身体が緊張状態にあったり
強ばっているような状態にあれば
感覚も粗く大雑把になるような気がします。




◎講座メモ◎

重心…体重の中心

重心の意識は3段階で進化

 1.体幹(肩から骨盤までの範囲)

 2.腰・腹

 3.丹田(重心の中心、ポイント)




練習のポイント…重心の動きに意識

 ・上下…立(上限)坐(下限)

 ・左右…両足間

 ・回転

上記3段階ごとに3つを意識して練習する