からだ大好きな私としては
細胞のしくみとはたらきへの驚きと感動は
その後も続いています。
少し前にも“細胞って意志を持っているの!?”
という驚きをアップしたのですが、
もう少し書きたくなってきてしまいました。
細胞の使命は誕生時の未熟な体を成長させて
次代へ命をつなぐ生殖ができる
成熟した体をつくりあげることです。
そして体の成長と生殖に深くかかわっているのが
オキシトシンというホルモンです。
ちなみにホルモンは内分泌細胞でつくられたのち
血液内に放出され、全身をくまなく巡って
神経伝達物質を送り届ける
メッセンジャー役を担っています。
オキシトシンの受容体を数多く持っているのが
筋細胞と脳細胞です。
思春期を迎えるとヒトの体は大きく変わります。
その変化に貢献するのがオキシトシンです。
思春期前の筋細胞は体を大きく成長させるのですが、
体が出来上がってくると
内分泌細胞はオキシトシンをたくさん送り出し始めます。
するとオキシトシンを受容した筋細胞は
生殖を可能にする体をつくるための成長へと
スイッチを切り替え、体つきが一変するというわけです。
脳細胞のなかにもオキシトシンを受け取る部位があります。
側座核と扁桃体です。
側座核の神経細胞は快楽中枢とも呼ばれ
幸せホルモン・癒しホルモンを出すことが知られています。
オキシトシンが作用することで
それらのホルモンの産生が促されます。
扁桃体は本来、警戒・緊張をつかさどっていて
心身の危機を察知するために
つねにある程度の警戒、緊張を保っています。
何らかの要因により扁桃体が過度の緊張状態に陥り
神経伝達に支障が出たり精神の安定を保てなくなると
オキシトシンが扁桃体に取り込まれることで
過緊張が低減され、神経伝達や精神安定のバランスが
調整されるのだそうです。
ちなみに出産や育児の場面などでも貢献しているのだとか。
たとえば陣痛を起こしたり母乳を出したりするのも、
さらには授乳など赤ん坊とふれあい世話をする際にも
オキシトシンがかかわっているのだとか。
細胞が意志を持っているらしいという話のあとに
今度は幸福感や安らぎといった感情や情緒のようなものも
ホルモンを介して細胞にコントロールされているわけ?
との展開に、思わずなんだかなあと複雑な気持ちに
なってしまったりするわけですが、
でもどうやらそういうわけでもないらしいのです。
このあたりについては
老いというテーマにも関連してくるのでした。
これはまた次の機会にでも…
細胞のしくみとはたらきへの驚きと感動は
その後も続いています。
少し前にも“細胞って意志を持っているの!?”
という驚きをアップしたのですが、
もう少し書きたくなってきてしまいました。
細胞の使命は誕生時の未熟な体を成長させて
次代へ命をつなぐ生殖ができる
成熟した体をつくりあげることです。
そして体の成長と生殖に深くかかわっているのが
オキシトシンというホルモンです。
ちなみにホルモンは内分泌細胞でつくられたのち
血液内に放出され、全身をくまなく巡って
神経伝達物質を送り届ける
メッセンジャー役を担っています。
オキシトシンの受容体を数多く持っているのが
筋細胞と脳細胞です。
思春期を迎えるとヒトの体は大きく変わります。
その変化に貢献するのがオキシトシンです。
思春期前の筋細胞は体を大きく成長させるのですが、
体が出来上がってくると
内分泌細胞はオキシトシンをたくさん送り出し始めます。
するとオキシトシンを受容した筋細胞は
生殖を可能にする体をつくるための成長へと
スイッチを切り替え、体つきが一変するというわけです。
脳細胞のなかにもオキシトシンを受け取る部位があります。
側座核と扁桃体です。
側座核の神経細胞は快楽中枢とも呼ばれ
幸せホルモン・癒しホルモンを出すことが知られています。
オキシトシンが作用することで
それらのホルモンの産生が促されます。
扁桃体は本来、警戒・緊張をつかさどっていて
心身の危機を察知するために
つねにある程度の警戒、緊張を保っています。
何らかの要因により扁桃体が過度の緊張状態に陥り
神経伝達に支障が出たり精神の安定を保てなくなると
オキシトシンが扁桃体に取り込まれることで
過緊張が低減され、神経伝達や精神安定のバランスが
調整されるのだそうです。
ちなみに出産や育児の場面などでも貢献しているのだとか。
たとえば陣痛を起こしたり母乳を出したりするのも、
さらには授乳など赤ん坊とふれあい世話をする際にも
オキシトシンがかかわっているのだとか。
細胞が意志を持っているらしいという話のあとに
今度は幸福感や安らぎといった感情や情緒のようなものも
ホルモンを介して細胞にコントロールされているわけ?
との展開に、思わずなんだかなあと複雑な気持ちに
なってしまったりするわけですが、
でもどうやらそういうわけでもないらしいのです。
このあたりについては
老いというテーマにも関連してくるのでした。
これはまた次の機会にでも…