太極拳導引の鍛錬内容は
調身・調心・調息の3つを称して導引三調と
呼んでいます。
「やわらかさ」と「かたさ」について
調身で求める動きのやわらかさが
「柔」であることはわかった。
ついでといってはなんだけど、
やわらかさの対語でもある「かたさ」についても
ちょっと調べてみた。(新選漢和辞典・第5版・小学館より)
柔の対語となるかたさは「剛」。
軟の対語は「硬」。
剛…かたい・こわい、くじけない
【解字】リットウは形、岡が音をあらわす形声文字で
リットウは刀であり、岡には堅いの意味がある。
剛は刀の刃がかたいことを表わし「かたい」「つよい」の意味となった。
硬…かたい・つよい
【解字】石が形と音をあらわし(形声文字)、
更には固くてつかえるとの意味がある。
硬はかたい石をいう。
両者ともにかたいのだが、
形声文字としての成り立ちの形の部分が
はっきりと違うことがわかる。
剛は「刀のようなかたさ」
硬は「石のようなかたさ」のイメージか。
そして刀にもしなりと呼ばれるような弾性がある。
ということは調身が求めるやわらかさ(柔)とも
関係性がありそうだ。
用意不用力を理解するためのヒントがここにもありそう。
柔らかな動きにはいくつものレベルがある。
そしてより柔らかな動きを求めていくことは
かたさからはどんどん遠のいていくようにみえるが、
柔らかさへの理解が深まることで
かたさの種類やレベルなどがわかってきたりする。
そうやって練習を続けて行けば、
あるときふっと剛なるものを体感したりするのだろう。
「天下水より柔弱なるはなし」
道徳経・老子のなかの一節にもあるように
柔弱なることからのアプローチは
まさに導引的だなと思う。
調身・調心・調息の3つを称して導引三調と
呼んでいます。
「やわらかさ」と「かたさ」について
調身で求める動きのやわらかさが
「柔」であることはわかった。
ついでといってはなんだけど、
やわらかさの対語でもある「かたさ」についても
ちょっと調べてみた。(新選漢和辞典・第5版・小学館より)
柔の対語となるかたさは「剛」。
軟の対語は「硬」。
剛…かたい・こわい、くじけない
【解字】リットウは形、岡が音をあらわす形声文字で
リットウは刀であり、岡には堅いの意味がある。
剛は刀の刃がかたいことを表わし「かたい」「つよい」の意味となった。
硬…かたい・つよい
【解字】石が形と音をあらわし(形声文字)、
更には固くてつかえるとの意味がある。
硬はかたい石をいう。
両者ともにかたいのだが、
形声文字としての成り立ちの形の部分が
はっきりと違うことがわかる。
剛は「刀のようなかたさ」
硬は「石のようなかたさ」のイメージか。
そして刀にもしなりと呼ばれるような弾性がある。
ということは調身が求めるやわらかさ(柔)とも
関係性がありそうだ。
用意不用力を理解するためのヒントがここにもありそう。
柔らかな動きにはいくつものレベルがある。
そしてより柔らかな動きを求めていくことは
かたさからはどんどん遠のいていくようにみえるが、
柔らかさへの理解が深まることで
かたさの種類やレベルなどがわかってきたりする。
そうやって練習を続けて行けば、
あるときふっと剛なるものを体感したりするのだろう。
「天下水より柔弱なるはなし」
道徳経・老子のなかの一節にもあるように
柔弱なることからのアプローチは
まさに導引的だなと思う。