■はじめに
中国の伝統的体観では
頭部を除いた四肢と体幹の五体をもって
身体と考える。
本体の「体」とは「体幹の体」であり
脊椎から骨盤までを
ひとつの塊として考えている。
本体の構造(姿勢)を正(恒常的)に保ち続けるためには
四肢と体幹との関係が良好である必要がある。
すなわち体幹と四肢とをつなぐ部位
肩関節・股関節の状態のありようがポイントになる。
★沈肩垂(墜)肘
★含(涵)胸抜背
☆松(鬆)腰落胯
★は本体上部に対する要求
☆は本体下部に対する要求
こうした体の概念と本体構造に対する要求を
ふまえた上で、重心の移動を検証してみる。
■重心移動の範囲
動き、動作は重心で表現される
重心の移動が動きになる
その内容は本体の位置状況により判断される
動きの種類とその範囲
・前後…足裏(爪先ー踵)の範囲
・左右…両足の小趾間の範囲
・上下…上(頭や脚の上がる高さまで)下(臀部が地につくまで)
・回転…重心の移動をともなわない動き
(次の重心移動へうつるためのつなぎの動き)
重心移動→回転→重心移動→回転→重心移動…
のつながり状態が動作の流れになる(表現される)
■頭はセンサー
頭は本体には含まれず、別ものとの位置づけ。
五体の現在状況を確認、チェックする役割を担う。
内なるバランス、協調性、安定性などを
体感で確認し理解する。
センサーは刻々と変化する状態を
逐一感知し続けるのが役目。
的確な重心の移動を行うには
五体と頭との関係性を良好な状態にすること
→鬆・静
中国の伝統的体観では
頭部を除いた四肢と体幹の五体をもって
身体と考える。
本体の「体」とは「体幹の体」であり
脊椎から骨盤までを
ひとつの塊として考えている。
本体の構造(姿勢)を正(恒常的)に保ち続けるためには
四肢と体幹との関係が良好である必要がある。
すなわち体幹と四肢とをつなぐ部位
肩関節・股関節の状態のありようがポイントになる。
★沈肩垂(墜)肘
★含(涵)胸抜背
☆松(鬆)腰落胯
★は本体上部に対する要求
☆は本体下部に対する要求
こうした体の概念と本体構造に対する要求を
ふまえた上で、重心の移動を検証してみる。
■重心移動の範囲
動き、動作は重心で表現される
重心の移動が動きになる
その内容は本体の位置状況により判断される
動きの種類とその範囲
・前後…足裏(爪先ー踵)の範囲
・左右…両足の小趾間の範囲
・上下…上(頭や脚の上がる高さまで)下(臀部が地につくまで)
・回転…重心の移動をともなわない動き
(次の重心移動へうつるためのつなぎの動き)
重心移動→回転→重心移動→回転→重心移動…
のつながり状態が動作の流れになる(表現される)
■頭はセンサー
頭は本体には含まれず、別ものとの位置づけ。
五体の現在状況を確認、チェックする役割を担う。
内なるバランス、協調性、安定性などを
体感で確認し理解する。
センサーは刻々と変化する状態を
逐一感知し続けるのが役目。
的確な重心の移動を行うには
五体と頭との関係性を良好な状態にすること
→鬆・静