今年の冬至は21日でした。
昼夜の長さの変化でいえば、
冬至の日は昼間の長さが一年で最も短く
夜が一番長い日ということになります。
つまり北半球に住むわれわれから見れば、
太陽の軌道高度が一番低くなるために
太陽から届くエネルギー量も少なくなるから
温まりにくく寒く感じるわけです。
日本ではその昔、冬至は“死に一番近い日”とも
言われていたようで、その厄(やく)を払うために
体を温め無病息災を祈っていました。
ゆず湯(柚子の香りは邪気を祓う霊力があるとされた)に入ったり
冬至カボチャ(本来は夏に収穫したカボチャを保存して冬至に食した)を
食べる習慣はいまでも残っていますね。
中国でうまれアジアで広く使われてきた太陰太陽暦も
前年の冬至の日を求めるところから
暦の計算が始まりました。
冬至の日は、一年の節目として
ひときわ目立つ自然現象なんですね。
ちなみに暦計算の起点となる前年の冬至を
天正冬至(てんせいとうじ)と呼ぶそうです。
天正とは天の正月という意味で、
これは地上の正月(地正)が
時の王朝によってその都度変動したのに対して、
天正はつねに「冬至を含む月」とされていたので
そのように呼んでいたようです。
また、暦の仕組みの考え方のもととなった
易経から冬至をみてみると、
一陽来復の日としてやはり重要な日となります。
太陰太陽暦(いわゆる旧暦)では冬至は11月となり
旧暦11月(子月=ねづき))に割り振られた卦は「地雷復」。
陰の気に覆われた10月(亥月)の後、
陽の気がほのかに見え始める様子を表しています。
しかし生活実感としては
陰気に覆われ尽くされてきた後だけに
むしろこれからが冬本番と感じます。
なにしろ、いまはまだ最強の陰気に対して
陽気は最弱の状態、弱りきっている時期です。
冬至の日を境にして
いくら陽気が再び盛り返し始めるとはいっても
それを実感できるようになるまでには
まだまだ時間がかかります。
寒さに耐えるためにも体力は必要。
思いの外、疲れを感じることもあります。
睡眠休養は十二分に、ということらしいです。
なんだか半冬眠のすすめみたいですね。
昼夜の長さの変化でいえば、
冬至の日は昼間の長さが一年で最も短く
夜が一番長い日ということになります。
つまり北半球に住むわれわれから見れば、
太陽の軌道高度が一番低くなるために
太陽から届くエネルギー量も少なくなるから
温まりにくく寒く感じるわけです。
日本ではその昔、冬至は“死に一番近い日”とも
言われていたようで、その厄(やく)を払うために
体を温め無病息災を祈っていました。
ゆず湯(柚子の香りは邪気を祓う霊力があるとされた)に入ったり
冬至カボチャ(本来は夏に収穫したカボチャを保存して冬至に食した)を
食べる習慣はいまでも残っていますね。
中国でうまれアジアで広く使われてきた太陰太陽暦も
前年の冬至の日を求めるところから
暦の計算が始まりました。
冬至の日は、一年の節目として
ひときわ目立つ自然現象なんですね。
ちなみに暦計算の起点となる前年の冬至を
天正冬至(てんせいとうじ)と呼ぶそうです。
天正とは天の正月という意味で、
これは地上の正月(地正)が
時の王朝によってその都度変動したのに対して、
天正はつねに「冬至を含む月」とされていたので
そのように呼んでいたようです。
また、暦の仕組みの考え方のもととなった
易経から冬至をみてみると、
一陽来復の日としてやはり重要な日となります。
太陰太陽暦(いわゆる旧暦)では冬至は11月となり
旧暦11月(子月=ねづき))に割り振られた卦は「地雷復」。
陰の気に覆われた10月(亥月)の後、
陽の気がほのかに見え始める様子を表しています。
しかし生活実感としては
陰気に覆われ尽くされてきた後だけに
むしろこれからが冬本番と感じます。
なにしろ、いまはまだ最強の陰気に対して
陽気は最弱の状態、弱りきっている時期です。
冬至の日を境にして
いくら陽気が再び盛り返し始めるとはいっても
それを実感できるようになるまでには
まだまだ時間がかかります。
寒さに耐えるためにも体力は必要。
思いの外、疲れを感じることもあります。
睡眠休養は十二分に、ということらしいです。
なんだか半冬眠のすすめみたいですね。