いまではかなり古ぼけて傷んでいる
小学校の卒業記念文集の扉には
担任の先生から毛筆で
餞(はなむけ)の言葉が書かれています。
ひとりひとりに一言ずつ
みな違う言葉をいただきました。
恩師と自分との数年にわたる関係の中で
紡ぎ出された言葉です。
『贈る言葉』で一世を風靡した金八先生も
生徒ひとりひとりに
餞の言葉を贈っていましたが、
はるか昔の学校には
そのような先生がいることにはいたのです。
けっしてフィクションなんかじゃありません。
そして今もどこかに
そんな先生がいるのだろうと思います。
『世の中の出来事をどのように批判するかではなく
それにどう立ち向かうかが大切である』
これが先生から私に贈られた言葉です。
当時、私はクラス内では社会部に属し
新聞記事から世の中の動きを
毎日スクラップする担当でした。
自然と時事ものの知識はドンドン増え、
世界紛争や政治問題、社会問題など
世の中の出来事を通して
大人のずるさや
目先の駆け引きばかりが鼻について
嫌気がさしてきていました。
大人になるなんて嫌だなと
漠然と思っていました。
中学に行けば世界も広がります。
そこでまた新しい関係を
作って行くことになります。
やがて迎えるであろう
人間的成長の著しい多感な季節には
自意識も芽生え、自分と他者との関係も
少しずつ複雑になってきて
それなりの摩擦も増えてきます。
自分を取り巻く社会が広まると同時に
それに翻弄されたり揉まれ始めるわけです。
おそらく恩師は、私の性格を見越して
卒業というこのタイミングで
メッセージを私に発信したのでしょう。
それにしても…
小学生が贈られるような内容の言葉とは
思えませんね。
それだけに重い言葉と感じました。
恩師からも「これはすぐに理解できるとは
思っていないから」と
言われたのを今も覚えています。
主体性を持ちながら
どんなときでも自ら働きかけようとする。
人の意見に流されない自分を持つこと。
先入観を持たずに
ものごとをよく見て自分で考える。
そして自ら動く。
事あるごとに贈られた言葉を
引っ張り出してきては
自問自答をくり返してきました。
でもそれは
この言葉に囚われていたのではなく
言葉そのものに
引き寄せる力があったのだろうと
思っています。
言葉の力というのはすごいです。
言葉には魂が宿ります。
言葉はその人の心根が育む言の葉です。
だから心はいつも穏やかに
やわらいでいたいものだなと思うのですが
なかなか……ですねぇ。
小学校の卒業記念文集の扉には
担任の先生から毛筆で
餞(はなむけ)の言葉が書かれています。
ひとりひとりに一言ずつ
みな違う言葉をいただきました。
恩師と自分との数年にわたる関係の中で
紡ぎ出された言葉です。
『贈る言葉』で一世を風靡した金八先生も
生徒ひとりひとりに
餞の言葉を贈っていましたが、
はるか昔の学校には
そのような先生がいることにはいたのです。
けっしてフィクションなんかじゃありません。
そして今もどこかに
そんな先生がいるのだろうと思います。
『世の中の出来事をどのように批判するかではなく
それにどう立ち向かうかが大切である』
これが先生から私に贈られた言葉です。
当時、私はクラス内では社会部に属し
新聞記事から世の中の動きを
毎日スクラップする担当でした。
自然と時事ものの知識はドンドン増え、
世界紛争や政治問題、社会問題など
世の中の出来事を通して
大人のずるさや
目先の駆け引きばかりが鼻について
嫌気がさしてきていました。
大人になるなんて嫌だなと
漠然と思っていました。
中学に行けば世界も広がります。
そこでまた新しい関係を
作って行くことになります。
やがて迎えるであろう
人間的成長の著しい多感な季節には
自意識も芽生え、自分と他者との関係も
少しずつ複雑になってきて
それなりの摩擦も増えてきます。
自分を取り巻く社会が広まると同時に
それに翻弄されたり揉まれ始めるわけです。
おそらく恩師は、私の性格を見越して
卒業というこのタイミングで
メッセージを私に発信したのでしょう。
それにしても…
小学生が贈られるような内容の言葉とは
思えませんね。
それだけに重い言葉と感じました。
恩師からも「これはすぐに理解できるとは
思っていないから」と
言われたのを今も覚えています。
主体性を持ちながら
どんなときでも自ら働きかけようとする。
人の意見に流されない自分を持つこと。
先入観を持たずに
ものごとをよく見て自分で考える。
そして自ら動く。
事あるごとに贈られた言葉を
引っ張り出してきては
自問自答をくり返してきました。
でもそれは
この言葉に囚われていたのではなく
言葉そのものに
引き寄せる力があったのだろうと
思っています。
言葉の力というのはすごいです。
言葉には魂が宿ります。
言葉はその人の心根が育む言の葉です。
だから心はいつも穏やかに
やわらいでいたいものだなと思うのですが
なかなか……ですねぇ。