夏音

「なつのね」ぶろぐ

通信サービスについて(その3) 番号ポータビリティ

2005年08月27日 23時37分40秒 | テクノロジ
今回は「モバイル戦国時代」に関する3つの要因のうちの2番目の話.

1.先日から受付が始まった無線周波数の新規割り当ておよび無線規格の
普及による新規参入業者による競争の激化.
2.番号ポータビリティの導入による容易なキャリア乗換え. ←これ
3.FMC(Fixed Mobile Convergence)と呼ばれる固定網との融合.

番号ポータビリティについては,以前ちょっとだけ書いた.

以前のエントリで書くだけ書いたので,今回基本的に書くことはないんだけど,
ちょっとだけ追加情報があるので,載せておく.
3つめの要因に取り上げたFMCにも絡む話で,総務省が「IP時代における電気
通信番号の在り方に関する研究会第一次報告書」
という報告書を発表している.

内容としては,IP電話にも体系化された番号を付与しましょうとか,そんな話が
中心なんだけど,FMCのことについてもちょっと書いてある.

FMCの世界では,固定電話と携帯電話の融合,例えば,自宅では有線経由で
接続され,外出するときだけ携帯網を利用することで,料金を安くしようと
いったサービスが想定されている.この場合,電話端末は一台な訳だから,
電話番号も同じ方が便利ということになる.
そして,実際に,こんなサービスをイギリスのブリティッシュテレコムが
開始しようとしている.
で,大事なポイントは,ブリティッシュテレコムは固定電話の会社であるため,
携帯キャリアにとって競合する相手となる可能性もあるということ(今回,
ブリティッシュテレコムは携帯網をボーダフォンから借りているらしい).

この辺は次回まとめてみるつもり.