夏音

「なつのね」ぶろぐ

憲法を読もう

2006年02月24日 21時17分57秒 | 政治・社会
小学校とか中学校の頃に読まされたことあると思うけど,改めて
憲法読め…と言いたい.

日本国憲法
http://www.houko.com/00/01/S21/000.HTM

前文を読めば,憲法が政府を縛るためのものであることが分かる.

> 日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、
> われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、
> わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為に
> よつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、
> ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。
> そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は
> 国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は
> 国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、
> かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、
> 法令及び詔勅を排除する。

今話題の"国政調査権"が何を目的としたものか,も明記してある.

> 第62条 両議院は、各々国政に関する調査を行ひ、これに関して、
> 証人の出頭及び証言並びに記録の提出を要求することができる。

“国政”に関する調査を行うために設置されたものと明記してある.

憲法に対するこの程度の理解で改正議論をしてるとしたら,おまえらアホかと….

ネットワークについて考える

2006年02月23日 23時06分33秒 | テクノロジ

特許を書いて,そのアイデアをベースにした論文を書いて…と
ひたすら「書く」という作業を続けていたら,ブログの更新が
滞ってしまいました.(×_×;

文章を書く,ことを仕事にしてる方々ってのは,頭というか
モードというか,そういう切り替えがうまいんだろうなと実感.

さて,その間にも梅田さんの「ウェブ進化論」を読んだりして,
今後のネットの進展なんかを考えていたりもしたんだけど,
迷惑メール対策に有効な技術や運用方法とは~業界団体が提言」っていう
記事を読んでちょっと気になったことがあったので書いておきたい.

気になったことというのは,IPネットワークのこと.
Web2.0を中心とした議論は非常に高位レイヤの話として議論が
進められてると思うんだけど,その下にはそれを支えている"IP"の
ネットワークの世界がある.
でも,ネットワーク自体が議論の対象となることは少ないように思う.
そこで,IPという世界がこのまま進化するのか簡単に考えてみたい.

まず,最初にネットワーク世界の流れを書いてみる.
(非常におおざっぱな話しなので,これだけがすべてではない.)

・L1/L2レベルでは技術革新が進み,ビット単価の低下,性能向上が進んでいる.
・L3ではBGPを詐称した経路乗っ取りやワームによるトラフィック増大の問題,
冗長性を持たせることで信頼性を高めるといった経路制御周りの議論が熱い状況.
・L4/L5/L6はプロトコル的な話しになるけど,Web ServicesやSIPが技術として
普及しつつあるかな,という状況.

ネットワークの階層モデルっていうのは機能のモジュール化を進めることで,
相互運用性を向上させたり,機能の追加・変更を容易にしたりすることが
目的で行われきた.

最初にふれた記事に戻るんだけど,記事の中ではスパム対策のため,
SMTP認証といった技術の導入が必要だよね,って議論をしている.
スパムはインターネットが大衆化することで,それなりの商売になるということで誕生したもの.
また,L3で問題になっているBGPの乗っ取りなんて状況も純粋な意味での商売と
いう意味ではないけれど,情報を盗聴することが利益に繋がるからこそ行われている.
そのため,L3でもS-BGPといった認証機構を持つ経路制御プロトコルの導入が
検討されている.さらに上位レイヤのWeb Servicesなんてのはサービスそのもの
だから,これまた当然のように認証絡みの技術が議論されている.

このように,各レイヤで同じような問題を抱えているのにも関わらず,各レイヤで
ばらばらな対応策が議論されている(もちろん,各レイヤで取り扱ってる内容が
違うというのは分かって書いている).今回取り上げた認証だけではなく,例えば,
信頼性向上のための冗長化なんてのも各レイヤで議論されている.
で,このとき問題になるのは各レイヤで最適化を図ろうとして,それが別のレイヤに
とっての最適化に繋がらず,ネットワーク全体としての最適化に繋がっていないと
いうことである.つまり,「1+1=2」になるのではなく,「1+1=1.5」
とかになっちゃっているんじゃないかと.

これってネットワークの管理コストを押し上げることにつながったりしないのかな,
と疑問に思ったわけ.
階層モデルを採用したことのデメリットだと思うんだけど,今後,このデメリットが
どんどん大きくなっていったりしないのかちょっと不安.

あと,インターネットのプロトコルの多くが性善説にたって設計されてきたことの
弊害がインターネットの普及と同時に大きくなってきてる印象もある.
これはこれで面白そうな議論なので別途書いてみたい.


Wikipediaの更新はやっ

2006年02月12日 03時15分04秒 | 雑談
asahi.comのページにアクセスして,トリノのスキージャンプで
原田選手の失格の報を知った訳だけど,その原因がいまいち分からず,
スキージャンプにどんな規定があるのかなとWikipediaをのぞいてみたら…

「スキージャンプ」の項目に
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97

> 原田雅彦選手は体重の減少により、使用していた板の長さが規定を越えてしまい、
> トリノオリンピックノーマルヒル予選で失格となっている。

なんて記述が….
速報性というか更新の速さにちょっとビックリしたので,その驚きを
エントリしてみました.(笑)

iTMSダウンロード数が10億間近

2006年02月08日 21時47分07秒 | 雑談
iTMSのダウンロード数が10億間近ということで,カウントダウンのページが
用意されてます.ホントにAppleはこういう演出がうまいですね.
 http://www.apple.com/itunes/1billion/

ホントか嘘かは分かりませんが,10億曲達成に向けて結構な速さで
カウントダウン(アップ?)してます.

この速度を速いと見るか遅いと見るかは人それぞれだと思いますが,
例えば,音楽ってやっぱり需要あるんだなとか,映像だとVoDとか
サービスが提供され始めてるけど,VoDだとその場で長時間見ることに
なるから違うカウントアップの傾向があるんだろうなとか.
まぁ,色々と考えるネタになりそうで面白いです.

似たようなものとしては借金時計がありますね.
 http://www.takarabe-hrj.co.jp/takarabe/clock/
こちらも別の意味で色々と考えされられます.(笑)

ネトゲとリアルイベントの関係

2006年02月08日 21時44分31秒 | 雑談
あまりにも多くのネトゲが提供されてる観もあるこの頃だけど,
この時期,多くのサービスでバレンタイン関連のイベントが提供される.

この種のイベントは話題や刺激を提供する意味ではいいんだと
思うんだけど,ネトゲが提供する世界観とのずれが大きかったり
すると,逆にやらない方がいいんじゃないか…なんて思う場合もある.

それぞれの世界観に合わせて,ちゃんとしたストーリーを付けて,
時期や内容もカスタマイズして欲しいと思うんだけどどうなんだろ.

あと多くのネトゲプレイヤーって幾つかのサービスを掛け持ち
してたりもするのでイベント時期はずらして欲しいなと.(笑)

3ヶ月予報に精度は必要か?

2006年02月07日 21時40分12秒 | 雑談

気象庁:予報システムの見直し着手 暖冬外れの汚名返上へ


精度をあげても所詮100%完全な予言が出来る訳じゃないんだから,
苦情はいつまでたっても減らないだろうに.(^^;

#気象制御装置を作れば…なんて妄想も出来たりするけど.

にしても,気象庁の3ヶ月予想なんてデータに外れて怒る人って
どういう人達なんだろ.

ビールみたいに天候に大きな変動を受ける企業なんかもこういう
データは持ってると思うけど,気象庁の発表を信頼して,
自社では何もしないなんてことはやってないだろうし.

この3ヶ月予想って誰が何の目的で使ってるんだろうなぁ….

天下りネタw

2006年02月01日 22時10分23秒 | 雑談
天下りというと防衛庁絡みでゴタゴタしてるようですが,
天下りネタをもう一つ.

Yahoo! JAPANでの特集「やっぱり雑誌がおもしろい!!」の記事大賞で
JASRACの天下り記事がニュース報道部門賞を受賞したそうで,その記事が
公開されてます.

4ページの記事ですが,PDFで読めますので興味のある方はどぞ.
ちなみに期間限定らしい.

「<企業レポート〉日本音楽著作権協会(ジャスラック
/使用料1000億円の巨大利権 音楽を食い物にする呆れた実態」


インターネットの世界でこれまでにない力を持つようになった著作権ですが,
その管理団体の一つがこれってのは日本らしくてGJです.ヽ(´▽`)/