夏音

「なつのね」ぶろぐ

またか…

2006年04月06日 22時31分47秒 | 政治・社会


警察庁が子どもを守る研究会、ネットなどの弊害探る

> インターネットやゲームで暴力や性に関する情報があふれている
> 現状に対し、警察庁は6日、これらの情報が子供に与える弊害や、
> 情報から子供を守るための規制のあり方を検討する研究会を
> 設置することを決めた。
>
> 研究会は少年問題、心理学、教育、経営、情報、メディアなど
> 幅広い分野の有識者で構成する。子供を性の対象にするアニメや、
> ネット上の暴力に関する情報、ゲームへの依存などについて幅広く検討する。
>
> 10日に第1回会合を開き、今夏にも中間報告をまとめる。警察庁は
> 「ネット、DVD、ゲーム、雑誌などのバーチャル社会が子供に与える
> 弊害に対する共通認識を持ち、問題を提起していきたい」と話している。

メッセージに含まれる情報をどう解釈するかは,結局,
受け手の問題でしかない.

メッセージに含まれる情報が有害(どう判断するのかしらんけど)
だとした場合,その対応は2つ.

- メッセージを遮断する
- 受け手を教育する

多くの場合,「メッセージを遮断する」という方針に流れがち
だけど,完璧にメッセージを遮断できない以上,受け手を教育
した方が早いだろ,と思うんだが….

自分たちの行為が,彼らにとっての世界を歪めてるってことに
いい加減気付いて欲しい.

駐禁の取締りの前に一時停止を…

2006年04月03日 22時42分26秒 | 雑談
駐禁の取り締まりを民間に委託するとかのニュースが出てますが,
その前に一時停止をなんとかしてください.
一時停止ラインってのは,危険だからそこで止まって,安全を確認しろ
ってことで設けられてるんだけど,徐行と勘違いしてる車多すぎ.(^^;

いつも通る道路で,徐行でも事故発生に至っていないってことで,
徐行でも問題ないと習慣化しちゃってるのかな?

ということで,一般性はないけど,どれくらい一時停止を無視してるか
調査してみました.(笑)

調査日時: 2006年4月2日(日) 11:03~12:00
対象車: 横断歩道に先頭で入ってくる車
     2台以上連続した場合,後続車は必然的に止まるため.
停止基準(目視にて確認)
 1.一時停止ライン手前で止まる
 2.一時停止ライン手前で徐行し,横断歩道内で止まる
 3.一時停止ライン手前で徐行し,そのまま曲がっていく

調査地点は,いつも危ないなぁと思ってる交差点.
簡単に道路状況の説明.
 - 一方通行の道路で,交差点の手前に横断歩道がある.
 - 横断歩道の手前に一時停止ラインがある.
 - カーブミラーはなし.
 - 横断歩道の手前と奥には建物が建っており,歩行者が横断歩道の
  手前に見えるまでは,自動車からは視認できない.
 - 近くに小学校があり,横断歩道は通学路のコースとなっている.

図にするとこんな感じ(ずれてたらごめんなさい)
--------------------------
       交差点
------+  横断歩道 +-------
     |------------|
 建物 | | | | | | | 建物
     |------------|
     |         |
     |------------| <=一時停止ライン
     |   ↑     |
     | 一方通行  |
     |         |

さて,結果は以下の通り.
 対象車台数 32台(後続車12台)
 停止基準台数
  1.3台
  2.23台
  3.6台

ついでに横断歩道を渡った歩行者数 9人.

小学生なんかが走って横断歩道を渡ってたりしたら,
確実に事故ってそう…と思える車も何台かあった.

もちろん,この結果だけで危ないと判断できるものではないけど,
駐車禁止だけではなく,一時停止もなんとかしてくれと感じた日曜日.

ちなみに,これが某川崎市に住んでるせいなのかは不明.


安楽死問題に思う

2006年03月27日 21時23分26秒 | 雑談
安楽死のニュースを聞いていて感じるのは,現在の議論が,医学的見地に
基づく"死"の位置付けとして議論されているということ.

でも,その前提となってる「医学的見地に基づく死」の定義について,
明確な説明はどこの報道を見てもなかったように思う.

これまでの死生観は共同体といった世界で積み上げられたものであるのに対し,
ネットなどの外部メディアを通じて,他の死生観を得ることが出来,それが
今の医学的見地の死生観と食い違う概念だった場合,我々はどのような
判断を下すことが出来るのだろうか?

こういった問題に対処していく術を今後考えていく必要がある気がしてならない.

よく耳にする家族の希望なんていうのは,それ自体が既に違う死生観として
成立しうるものなのか,それとも単純に「殺す」という決断を下すことからの
逃避なのか,当事者にでもならない限りなんとも言えないし,その意味では
この問題を語る資格はボクにはないのかもしれない.

あと,もし,この問題が医学的見地だけではなく,利害関係に絡むもので
あれば,その関係も明確にされるべきだと思う.
これもまた,当事者でもないのでよくわからないのだけどね.


今日の悩み…

2006年03月15日 22時06分26秒 | 政治・社会
「あの子が殺されて初めて分かったわ
 犯した『罪』も
  それを裁く『法律』も
   その償いの『罰』も
    全部『他人』が決めるんだって」
        CLAMP "東京BABYLON"より

この言葉の前にはとっても無力なわけだが….

それでも,一応,現実社会においては,"法システム"と
いうものが存在し,機能していることになっている.

んでもって,犯罪は社会現象として,一定の確率で存在し,
犯罪がある社会の方が正常である,ということ.

では,ネットワークの世界での"死(殺人)"とはなにか?
既に我々はその現場を目にしているのではないか?
それに我々は対応する術を用意できてるのだろうか?

今日はこのことが頭から離れず,一日仕事手つかずでした.
解が出てきた訳ではないんですけどね.

Winny対策の嘘

2006年03月15日 22時04分19秒 | 雑談
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060313i107.htm

> 一方、ウィニー経由の情報流出規模や経路などを調査するサービスを
> 昨年12月から始めたのは、ネットワークセキュリティー会社「ネット
> エージェント」(墨田区)。情報を誰が流出させたか、手に入れたかを
> 特定することが可能という。

ネットワークって広いけど,コストさえかけて定点観測しておけば,
ファイルの流出元がどこだったかは分かる.
そうすると次にファイルの中身自体はどうやって識別するのだろう?って
話になる.自分でDLして,中身を確認するのかな….
で,IPアドレスを特定して,ISPに身元照合要求でも行う気か?
一企業にそんな権限が…と思って製品ページ読んだら,社内ネットワークの
パケットをキャプチャして解析するだけって書いてある.Σ( ̄口 ̄;

その製品ってたぶん,これ.
http://www.packetblackhole.jp/outline.html

家庭からの流出が大半な現状にはまったく効果ねーじゃん.

ボーダフォン買収話に思う

2006年03月07日 21時45分18秒 | 雑談

NTTにしろ,KDDIにしろ,NGN(Next Generation Network)の実現に
向けて邁進している.

NGNっていうのは音声を含むすべてのデータをIP化することで,
低コストで色んなサービスを柔軟に提供できるようにしよう,
という大きな目標を掲げてるフレームワーク.
#携帯ネットワークでも既に基幹網ではIP化されてるらしい.

NTTやらKDDIの中期計画の柱にもなっており,このシステムを
完成させることで,VNOといった通信料金以外の収益手段を
確保したいというもくろみもあったりする.

で,ボーダフォンであるが,この手の話が聞こえてこない.
決算報告書なんかを見てもそれらしい言及がない.

イギリスではBTとボーダフォンが組んでFMC展開を行っており,
NGNへの移行計画が進んでる(?)ようだけど,日本のボーダフォンは
どうなってるのかな?

で,このNGNってネットワーク丸ごと総入れ替えに近い話なので結構な
投資を必要とする.仮にソフトバンクがボーダフォンを買収したとしても,
実は更なる投資が必要だった,なんてことにならないといいけど.
まぁ,孫正義のことだから,きちんと考えてるとは思うけど.

NGNといった次世代のネットワークという観点から今回の買収を
見てみると少し面白いんじゃないかな,というのが個人的意見.



格差について考えてみる

2006年03月01日 22時55分22秒 | 政治・社会
世の中,「格差」が広がってるらしい.
今の個人的な意見をとりあえずメモ的に書いておこうと思う.

ボク個人は理系の人間であり,物事には原因と結果があるという
基本的な思考プロセスを取る.

このプロセスに従うと,「格差」が生まれるという結果には,その
格差を生み出す原因となる不平等がどこかにあると考えるのは普通.

で,「格差」を正せと言ってる人達は原因と結果のどちらを
正せといっているのだろうか?

以下,極端な話.
例えば,「原因」について考えてみると….
(結果)収入格差が生まれる
→ (原因)学歴の格差が悪い
(結果)学歴格差が生まれる
→ (原因)教育環境に問題がある
(結果)教育環境に格差がある
→ (原因)遺伝に格差がある

なんていう結果と原因の連鎖を辿ることが出来る.
どこかで不平等を正すべきなんだろうか?
学歴?環境?それとも遺伝子?

次に「結果」の格差を正すことを考えてみる.
ある1人が株で100億稼ぎ,別の99人は汗水たらして500万稼いだとする.
このとき,「結果」の格差を正すために,前者から99億を税金として
徴収し,後者に還元しろとでもいうのだろうか?
こんな社会だったら,何もしないのが最適戦略である.
 ノーリスク・ハイリターン.
まぁ,誰も働かなくなるから,
 ノーリスク・ノーリターン
ってのが正しいんだけど.

ということで,小泉首相がいうように敗者復活できる仕組みさえ
あればいいんだと思うってのが現時点でのボクの考え.

あと,格差社会での「勝ち組」と定義されている人達って大金を
得ている人ってことだとすると,これにも一言.

かつては大金を得るためには大きなハードルがあった.
でも,今は例えばオンラインでの株売買が可能となり,デイトレーダーに
近いことをやることで短期的に大金を得る,ということが可能になった.
つまり,大金を得るための手段が身近になったということ.

で,その一部の成功者をメディアが煽った結果が格差社会なんてものを
生んでるだけの気がするなぁ.



憲法を読もう

2006年02月24日 21時17分57秒 | 政治・社会
小学校とか中学校の頃に読まされたことあると思うけど,改めて
憲法読め…と言いたい.

日本国憲法
http://www.houko.com/00/01/S21/000.HTM

前文を読めば,憲法が政府を縛るためのものであることが分かる.

> 日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、
> われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、
> わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為に
> よつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、
> ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。
> そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は
> 国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は
> 国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、
> かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、
> 法令及び詔勅を排除する。

今話題の"国政調査権"が何を目的としたものか,も明記してある.

> 第62条 両議院は、各々国政に関する調査を行ひ、これに関して、
> 証人の出頭及び証言並びに記録の提出を要求することができる。

“国政”に関する調査を行うために設置されたものと明記してある.

憲法に対するこの程度の理解で改正議論をしてるとしたら,おまえらアホかと….

ネットワークについて考える

2006年02月23日 23時06分33秒 | テクノロジ

特許を書いて,そのアイデアをベースにした論文を書いて…と
ひたすら「書く」という作業を続けていたら,ブログの更新が
滞ってしまいました.(×_×;

文章を書く,ことを仕事にしてる方々ってのは,頭というか
モードというか,そういう切り替えがうまいんだろうなと実感.

さて,その間にも梅田さんの「ウェブ進化論」を読んだりして,
今後のネットの進展なんかを考えていたりもしたんだけど,
迷惑メール対策に有効な技術や運用方法とは~業界団体が提言」っていう
記事を読んでちょっと気になったことがあったので書いておきたい.

気になったことというのは,IPネットワークのこと.
Web2.0を中心とした議論は非常に高位レイヤの話として議論が
進められてると思うんだけど,その下にはそれを支えている"IP"の
ネットワークの世界がある.
でも,ネットワーク自体が議論の対象となることは少ないように思う.
そこで,IPという世界がこのまま進化するのか簡単に考えてみたい.

まず,最初にネットワーク世界の流れを書いてみる.
(非常におおざっぱな話しなので,これだけがすべてではない.)

・L1/L2レベルでは技術革新が進み,ビット単価の低下,性能向上が進んでいる.
・L3ではBGPを詐称した経路乗っ取りやワームによるトラフィック増大の問題,
冗長性を持たせることで信頼性を高めるといった経路制御周りの議論が熱い状況.
・L4/L5/L6はプロトコル的な話しになるけど,Web ServicesやSIPが技術として
普及しつつあるかな,という状況.

ネットワークの階層モデルっていうのは機能のモジュール化を進めることで,
相互運用性を向上させたり,機能の追加・変更を容易にしたりすることが
目的で行われきた.

最初にふれた記事に戻るんだけど,記事の中ではスパム対策のため,
SMTP認証といった技術の導入が必要だよね,って議論をしている.
スパムはインターネットが大衆化することで,それなりの商売になるということで誕生したもの.
また,L3で問題になっているBGPの乗っ取りなんて状況も純粋な意味での商売と
いう意味ではないけれど,情報を盗聴することが利益に繋がるからこそ行われている.
そのため,L3でもS-BGPといった認証機構を持つ経路制御プロトコルの導入が
検討されている.さらに上位レイヤのWeb Servicesなんてのはサービスそのもの
だから,これまた当然のように認証絡みの技術が議論されている.

このように,各レイヤで同じような問題を抱えているのにも関わらず,各レイヤで
ばらばらな対応策が議論されている(もちろん,各レイヤで取り扱ってる内容が
違うというのは分かって書いている).今回取り上げた認証だけではなく,例えば,
信頼性向上のための冗長化なんてのも各レイヤで議論されている.
で,このとき問題になるのは各レイヤで最適化を図ろうとして,それが別のレイヤに
とっての最適化に繋がらず,ネットワーク全体としての最適化に繋がっていないと
いうことである.つまり,「1+1=2」になるのではなく,「1+1=1.5」
とかになっちゃっているんじゃないかと.

これってネットワークの管理コストを押し上げることにつながったりしないのかな,
と疑問に思ったわけ.
階層モデルを採用したことのデメリットだと思うんだけど,今後,このデメリットが
どんどん大きくなっていったりしないのかちょっと不安.

あと,インターネットのプロトコルの多くが性善説にたって設計されてきたことの
弊害がインターネットの普及と同時に大きくなってきてる印象もある.
これはこれで面白そうな議論なので別途書いてみたい.


Wikipediaの更新はやっ

2006年02月12日 03時15分04秒 | 雑談
asahi.comのページにアクセスして,トリノのスキージャンプで
原田選手の失格の報を知った訳だけど,その原因がいまいち分からず,
スキージャンプにどんな規定があるのかなとWikipediaをのぞいてみたら…

「スキージャンプ」の項目に
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97

> 原田雅彦選手は体重の減少により、使用していた板の長さが規定を越えてしまい、
> トリノオリンピックノーマルヒル予選で失格となっている。

なんて記述が….
速報性というか更新の速さにちょっとビックリしたので,その驚きを
エントリしてみました.(笑)