夏音

「なつのね」ぶろぐ

総務省主導で携帯VoIP?

2005年10月16日 02時53分41秒 | テクノロジ
お仕事との関係から書いていいことと悪いことの判断が難しいネタが
結構あったりして,書こうしてたメモはすべて没.(笑)

抽象論にまで持ち込むのか,それとも書かないのか….
ちなみに,このブログでのとりあえずの方針としては,お仕事との
関係が近いモノはあまり書かないことをポリシとしてます.

ということで,少し前の記事だけど,気になる記事があったので,
エントリを1つ.

まず,本題に入る前に,日本国内では,FOMAを初めとする3Gと呼ばれる
規格への移行が進められているが,3Gへの移行を進めたいキャリアは,
両方の規格に対応したデュアル端末を積極的に開発してこなかった.

一方,海外に目を移すと,2G/2.5Gのエリアが多くを占め,3Gのエリアは
ニーズが高い地域を中心に展開されている.そのため,様々なベンダから
数多くのデュアル端末の販売されることになった.

さて,日本国内の携帯端末ベンダは日本市場に軸足を置いた開発を進めて
きたため,デュアル端末の開発ノウハウ(消費電力等々)を十分に培えず,
海外市場で苦戦している.日本の携帯端末ベンダは,世界一の開発技術を
持っているとかいう人もいるが,展開できなければ,意味がない.

で,ちょっと古いけど,このニュース.

総務省、携帯IP電話を2007年に実用化――固定並み料金も


携帯キャリアがこのニュースに対して,どうコメントしているのかは
ちょっと見当たらないが,ひとりよがりな政策を進めて,上に述べたような
国内の携帯端末ベンダが十分な競争力を持てない,という状況を招くこと
だけはやめて欲しいものである.