
一日目、のんびり起きてホテルで朝ご飯を食べると、まずは近くのミュシャ美術館に向かいました。
昨夜着いたばかりの時は夜だったからあまりわからなかったけれど、ものすごくおしゃれな街並み。

街はまだ午前10時で、混雑もしていなくてのんびりした感じ。

よそ見をしながら歩いていたらすぐに到着。

あれっ、ここか?みたいな。

NYでいうと近代美術館とかMOMAとか、そんな大規模な建築物を予想していたのですが、それよりもかなりこぢんまりとした印象。
まずは入り口近くのショップで予習をしてから、チケットカウンターの方へ向かいました。
ミュシャというと縦長の女性をモデルにしたポスターが有名ですが、もちろんミュシャ美術館にもそれらがたくさん展示してあって、でもそれらの奥に展示されていた、晩年に描いた油彩画はとても印象的でした。
この美術館はは撮影禁止だったので、例えば『Woman in the Wilderness』とか。
これは結構大きな油彩画なんです。
入り口の方の女性のポスターがたくさんある華やかなところから、ちょっと奥まった薄暗いところに展示されていたこれらの油彩画。
私はこちらの方にむしろ興味をおぼえたかな。
ミュシャは若い頃、チェコの隣の国オーストリアのウィーンで舞台の書き割りを書く、今で言うと大道具さんというのかな?そんなことをしていて、程なくしてパリにでたそうです。
そしてパリで女優サラ・ベルナールの舞台のポスターを制作したところ、一夜にしてパリ中に知られるようになり、それ以来グラフィックデザイナーとして活躍し、彼の作品は『ミュシャ様式』と呼ばれるようになりました。
しかし時代の移り変わりはとても早く、舞台のポスターもミュシャが描いた壮麗なアールヌーボーから、近代的な様式へと次々に進化を遂げていき、ミュシャはニューヨーク時代を経て、結局故郷のチェコに帰りました。
そして故郷プラハで、自らのルーツに関わるチェコの歴史やスラブ民族を主題にした油彩画を描くようになったそうです。
ということを購入した資料で知りましたとさ😝
ミュシャのことはあまり知らなかったので、こんなに書籍を買い込んでしまった💦

ノートと比べてみるとこんな大きさ。
ポスターのモノはこんなに縦長だし、画集はもちろん分厚いです。
重量があったので、ホテルにすぐに持って帰りました。
ほんともう美術館巡りの旅は、本の重さとの戦いでもありますね笑。
まあ、だからミュシャ美術館に展示してある舞台のポスターたちは、ほとんどがパリ時代のモノだからプラハで描いたのは油彩画がそうなのかな?
そんなこんなで一日目の午前中が過ぎていきましたとさ。
でも、まだまだ元気だったので、本を置いたらまたすぐに出かけていきました。