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普通のブログです。

満天の花

2021-07-26 20:22:21 | 旅行

 

5月末に長崎県へ行きました。

その時に長崎駅前の本屋さんで買った『満天の花』をこの前読み終わりました。

旅先の本屋さんに入って、現地のことを題材にした本を買うということを結構します。

那覇に行ったら沖映通りのジュンク堂とかよく行くし、買うのは紀行本とかではなくて小説ですね。

この『満天の花』は、長崎でオランダの商官と遊女の間に生まれた花という女の子が、出島で通訳として活躍しながら幕末

の世を乗り切っていくという話です。

 幼い頃に母親を亡くし梶屋という米問屋に引き取られていた花、8才くらいになると他の子はお手伝いとして奉公に出され

ていく中、青い目をした花は出島のオランダの商館へ小間使いとして通うことになりました。

そこで花はオランダ語を習うのと同時にジャカルタから連れられてきた料理長からパンの作り方を習うのですが、そのなか

で出てくるポルトガルのお菓子パオン・デ・ローというのがとてもおいしそうで、本も読み終わったことだし作ってみるこ

とにしたのです。

グーグルでレシピを検索してみると、パンデローというのがそれに当たるみたい。

この西洋のお菓子パンデローを日本風にアレンジして出来上がったのが文明堂のカステラだそうです。

底にザラメの蜜があって上部にしっかりと焼き色がつけられた文明堂のカステラ。

でもこのパンデローは半熟カステラとも呼ばれるくらいで、中央部を半熟な状態で仕上げるのがポイントなようです。

実際にグーグルにあったレシピ通りに作ってみると、案外簡単で卵をたっぷり使ったパンデローの出来上がり。

オーブンから出してみると、なんか良い感じ。

そしてオーブンペーパーをつかんで持ち上げ、型から外すのですが、もうね、すごいぷるぷるなんですよ。

見るからにウマそう〜

真ん中の部分はムースみたいにアワアワの半熟になっておりました。

はじめはフォークを用意していたものの、これはスプーンじゃないと無理。

食べてる時の見た目はともかく、最初にしては満足の一品ができました。

これは比較的簡単に作れるのでまた作ってみようかなあと。

今回はサイパンのケーキみたく甘かったので少し砂糖を減らして、風味づけにブランデー入れてみようとか思ったり。

長崎といえばチャイ屋マドゥバニのカレー、江山楼のちゃんぽんなんだけど、いつか長崎の地でパンデローを食べてみたいな。

というかスイーツに詳しい人たちにしてみたら、パンデローなんてけっこう有名なものなのかな?

そんなこんなで初めて作ったパンデローは、読み終わったばかりの『満天の花』の主人公花に想いをはせながらパクパクと。

出島に通いながら長崎の地で西洋の事柄を学び、それらを武器に幕末の乱世を生きた彼女。

今の時代に花が生きていたとしたら、はたしてどんな感じなのだろう?

もしかしたらパティシエになって焼き菓子とか素敵な洋菓子なんかを作っていたかもしれない。

いやいや、もしかしたらイタリアンやフレンチのシェフだろうか?

もしかしたらヨーロッパに留学して音楽を学び、日本中を魅了するような音楽家になっていたかもしれない。

もし楽器を弾くならやっぱりピアノかなとか、ワインを飲みながらそんなことを考えていたら段々と夜も更けてきましたとさ。


福島の自然の恵み

2021-04-04 23:26:46 | 旅行
実は土曜日、帰る前に少し滑っていこうと早起きして朝ラー食べ、猫魔スキー場に向かいました。
いつもより早い時間にスキー場には着いたのですが、なんと第一第二駐車場がすでに満杯で最後の第三駐車場まで満車の勢い、さらにはまだまだこれから来場しようという車の列が・・・
4月3日の猫魔の雪はすでにザラメで所々土が覗いて茶色くカフェオレ色になってしまっている箇所もあります。
そして稼働しているのはのんびりなペアリフト2本だけで、そこにもう大勢の人々が群がっているではないですか!!

こんな光景を見るのはバブル期以来。
たぶんリフトに乗るのに30分はゆうにかかることでしょう。
ということで、終了!!

実はちょっと前から気になっていたことがあったんです。
冬の間は高速降りたら真っ白な雪に覆われた山道を通ってスキー場までたどり着くではないですか。
でもいまはそんな雪も溶けてしまって、車を運転しながら路傍の茶色い土と枯れ草に混じって黄緑色というか薄黄色の何物かが芽吹いているのを見ることが出来るのです。
ずっとなんなんだろうと気になっていて、この間ふと喜多方の居酒屋さんでそのことを聞いてみたらそれは『ふきのとう』なんじゃないかっていうんです。
で、それを食べてみたいですって言ったら天ぷらを出してくれて、うまいっ!!って。
ゴーヤのような苦みがやみつきになる感じです。

なので土曜日は帰宅をするというのもあって、スノボはやめてふきのとうを採集することにしました。



山菜を摂るのなんて初めてだけど、運転していて黄緑なものが視界に入ったら停車して採集するという簡単な手法です。
午前9時過ぎにスキー場から下ってくる車もあまりないのでのんびりと車を走らせます。
もう花が咲いちゃってるのは苦いのでやめた方がイイというのは居酒屋さんで教えてもらいました。
自然の恵みなのでむやみに採りすぎないように適当な個数を採集すると山を下りて家路につきました。

そしてその夜、グーグルでレシピを検索して私にとって初めて作る天ぷら、ふきのとうの天ぷらです。



塩をつけていただきました。
なんか黒くなっちゃってるのも多いけど、おいしかったから初めてにしては合格点。

ちなみに居酒屋『田舎家』さんで食べたふきのとうの天ぷらはこちらです。



さすがプロ。
でもこんな山菜を自分で採って食べるのなんて初めての試み。
地球の恵みをいただいている気がしてすごくうれしい夜なのでした。

カレー研究キーマ①

2021-03-28 19:18:09 | レシピ
自分の作るカレーをアップデートしていこうという企画です。

<いつものキーマ>
ホールスパイスが
シナモン
クローブ
カルダモン
ブラウンカルダモン
に、パウダースパイスがターメリック、コリアンダーパウダー、レッドチリ
仕上げにガラムマサラとカスリメティ

なのだけど、今日は更にホールスパイスに
クミン
ニゲラシード
マスタードシード
フェンネル
フェネグリーク
と、あるものを全部入れてみた。





いつもより煮込む前の水も少なめ。
いつもはもっと汁っぽくてジューシーなキーマになるけど、ポロポロ気味に。
だけどそれでもジューシー





ふむふむ、次はシナモンを半分にしてみよう。
それに、ちょっと汁っぽいキーマが好きだな。

福島県の会津若松にある私の好きならーめん屋について

2021-03-07 17:55:44 | らーめん
知らない土地で泊まるときに、ホテルの近くにどんな施設があるとうれしいか。
コンビニがなければ絶対ダメという人、スタバがあるとテンション上がる!!という人もいるかもしれません。
私が今年冬のあいだ過ごした福島県会津若松のホテルの近くには、朝の9時から開店しているおいしいラーメン屋さんがありました。

その店は『うえんで 山鹿店』。





一番初めに食べたのは、五島列島の海塩と北海道産ホタテの干し貝柱から摂った出汁をあわせた塩らぁ麺。
そのまんまですが去年行けなかった五島列島の海とほたて出汁というところに惹かれました。
麺は普通ちじれ麺、手打ち平打ち太麺、中細ストレートの3種類から選べるのですが、清湯なら中細かなということでそちらを。





食べたのは朝でしたが食欲が刺激され、しかももたれない最高の1杯となりました。





これに味を占めて、ほんとは早起きをしてオープンしたばかりのスキー場でまっさらな雪面を滑りたいものですが、開店直後にこちらで朝ラーしてからの出勤・・・という贅沢な楽しみが芽生えました。
次に行った時に食べたのは、定番の醤油らぁ麺。





前回、中細ストレートにした麺はかなり柔かったのと、隣町の喜多方ラーメンに想いを寄せて普通ちじれ麺に。
ほっこりしたやさしいスープに、ちじれ麺をちゅるちゅると絡ませながら食べる至福の1杯となりました。





あっさりしているけれど、味わいの深いラーメンです。

そして醤油ラーメンを食べたなら、いまや双璧ともいえる山塩ラーメンも食べなくてはいけません。
海から摂れた海塩、ヒマラヤのピンクソルトなどの岩塩とは違い、なんと会津磐梯山で湧き出でる温泉から抽出された山塩。
この地方の温泉は、まるで海辺の温泉のように塩辛いんです。
その温泉を釜で煮て、普通にスーパーで売っている一袋分1kgの山塩を作るのにはなんと100リットルの温泉が必要とのこと。
とてつもない労力がかかるので世界一高価な塩とも呼ばれています。





こちらは海塩のほたて出汁らーめんよりもさらに透明感が感じられて、そちらのほうに特化しておりました。





孤高な山稜から湧き出でる慈しみ深い1杯。
最近は、会津山塩ラーメンを提供するラーメン店も増えてきて、喜多方ラーメンをはじめとする醤油ラーメンだけでなく、会津山塩ラーメンを目当てに他県からやってくる観光客も多いようです。
そしておいしい会津山塩ラーメンを提供する店も増えてきた中で、さらにレベルの高い海塩ほたて出汁の塩まであるという、これは強力な選択肢になるかもしれないです。
おいしい会津山塩ラーメンは、昨日喜多方で食べたしなあなんて人もいるかもしれないですから。

ある朝、前の日に飲みすぎてスープとか飲むのちょっと・・・という朝に、鶏油そばをたのんでみました。





しっかりと混ぜ混ぜすると、丼の底の方に溜まっている甘辛タレとよく馴染んでこれも美味い!!
とてもジャンキーな味です。





この時点で、もしかしてこの店はこってりラーメンもイケるのかもと思い始めます。





その日入店した時に入り口近くの人が食べていた味噌ラーメンもおいしそうでした。

ということで次の日は、迷わず味噌らぁ麺。





なんと、こちらの味噌らーめんこそ絶品・・・
もやしなどもチャーシューの下にありますが、野菜たっぷりのやさしい味噌ラーメンというのではなくて、濁りのない清湯な味噌ラーメンというものがあるとすれば、まさしくこの1杯。
おいしい醤油ラーメンなら喜多方にもたくさんあるし、おいしい会津山塩ラーメンを提供する店も増えてる。
でも、この味噌ラーメンを出す店は近くにはないんじゃないかな。





そしてここまでくると、定番のメニューはあと1品。
つけ麺を食べます。
こちらは太麺のみの提供です。
開店後の朝9時過ぎにカウンターで待っているとやってきました。





これは、朝にはちょっと麺の量が多かったですね💦
デフォルトで大盛りしかなくて、スープがないからなのかな?
しかしカンズリ?のような辛みペーストが付いてきて、途中で味変しながら食べました。





甘みのあるスープに黒胡椒が効いてスパイシーな感もあります。
私は普段つけ麺はあまり食べないのでよくわからないのですが・・・
カウンターの向こう側のお客さんもつけ麺で、麺を全部食べ終わったらそそくさと帰っているようでしたし・・・
でも、たしかスープ割りっていうのもしてもらえるんだよなあ、と恐る恐る聴いてみると出してくれました。





なんとこんな黄金色のスープがっ!!
たくさんあった麺を食べ終わって、もはや終了感がありましたが、ここでまた一気にテンションが上がります。
割る前に一口だけスープをそのまま飲んでみると、これはラーメンで使う出汁のはず。
でも出汁のままだと、かなりとがったところもあるのです。
これをつけ麺のスープに混ぜると・・・あぁ、これは醤油らぁ麺のスープだって。
とても調和のとれたスープに変身しましたとさ。

これで定番の全メニュー完食!!

二巡目は味噌らぁ麺から。





しかしこんどは幅広な手打ち麺で。





福島県の会津若松にある私の好きなラーメン屋さんについてでした。


モスバーガーでワインを!!

2020-11-04 00:39:00 | グルメ
す最近、自炊が多かったので、気分転換しようと思いました。
ふと思い立って、突如モスバーガーとワインは合うのか企画!!
これは偏見かもしれないけど、一人の夜ご飯にファストフードは寂しいという印象を持ちがちなのは事実です。
でもニューヨークに旅行してブロードウェイでミュージカルを観たとします。
ミュージカルって大抵夜の8時から10時過ぎまでって事が多いんですよ。
ミュージカルを見る前にお腹いっぱいディナーを食べたら100%途中で爆睡します。
なので終わってから食べるのですが、そうするともうどこもやってないんですね。
なのでそんな時は、ファーストチョイスとしてハンバーガー屋さんでということになるのです。
よくミュージカル後にブロードウェイのSHAKE SHACKでシャロームバーガーとチーズのかかったポテトとガラスの赤ワインを飲んだものです。
でNYならSHAKE SHAKEとすると日本ならモス!!という事で車を走らせ、テイクアウトで4個のバーガーを選んでみました。






ちなみにワインは南仏のサンコムというワ時計回りにインで、だいぶ前のキッチンを掃除してる時から抜栓してスタンばっていましたよ。
この4つのなかから、まずは左上の野菜バーガー菜摘から。






ワクワクしながら包装を解いていくと・・・ん?レ、レタス?
これはビビった。
どうやらこの菜摘シリーズはライスバーガーならぬ、レタスバーガー?のような展開になっております。
つまりバンズがレタス・・・
懸命にレタスを食べ進んでいくと、ようやくパテと野菜たちが(^_^;)





このレタスバーガーのシリーズは私は野菜バーガーにしましたが、他にもカツとかフィレオフィッシュとか色々選べたはず。
揚げ物系を選べぶ手もあったかなあと思いました。
そして菜摘のレタスバーガーは、開いて写真撮って、一口食べて、具が見えてきて、なんでやってるウチに瞬く間に完食。
ワイン一本と共に食べていくんだからさぁという事で次に選んだのはテリヤキバーガー。
今や世界中どこに行っても食べられるテリヤキバーガーのオリジンを挙げるとすれば、それはモスのテリヤキバーガーだ。
逆にこれは十何年ぶりくらい過ぎて、むしろ新鮮かも。
いま日本では星の数ほどの様々なグルメバーガーがひしめいているけれど、その先駆けになったのがこのテリヤキバーガー。





ここはじっくりテリヤキバーガーを味わいながらワインもコクコクといただいていきます!!
和風でありながらもスモーキーなテリヤキバーガーで次第にワインも進んで行きました。
そして気がついた時にはすでにハンバーガーは半分に。
次に手を伸ばしたのは、いまモスのCMで盛んに宣伝されている期間限定のマンハッタンクラムチリロースカツ!!







実は私、生まれてはじめての海外がニューヨークで、それ以来4年間連続で毎年11月になるとニューヨークへ行っていたのです。
なぜならニューヨークシティマラソンに参加するために。
だから11月になるとニューヨーク・・・というのは今でも頭に浮かぶのです。
でもクラムチャウダーはオレンジ色のニューヨーククラムチャウダーより、ホワイトなニューイングランドクラムチャウダーの方が好きだし、さらにクラムチャウダーにチリなんて言葉が添えられた日にはどうなってしまうのだろうと思いましたが、ようはロースカツにアサリ風味の洋風ソースがかけられているということのようです。






このソースベチョベチョ感がすごくそそります!!
バーガーを口元に近づけるとクラムの風味がして、これは赤ワインではなく単純にビールの方が良いかとも思いましたがそれも一瞬。
コッテリとした味わいは赤ワインでもドンピシャでした🍷
そんなロースカツバーガーでちびちびやっていると段々ワインも減ってきて、いよいよバーガーも最後の一つになりました。
それはモスバーガーのアイコンの一つ、ライスバーガー。
私はモスの基本はテリヤキバーガーとライスバーガーと、今回は買えませんでしたが(流石にバーガー5個はキツいだろう💦)モスバーガーだと思っています。
対するマックはピクルスの入ったハンバーガーやチーズバーガーやビッグマック。






これも何十年ぶりですが、当時よりご飯のバンズがしっかりしてて食べ崩れない。
そして中の牛肉がジューシーで最高👍
そんなこんなで今日の晩酌も終了です。
モスバーガーと赤ワインは、なかなかイケましたね〜
例えば仕事が遅くなって疲れ果てたあげくに晩飯をファストフード店で・・・というのは切なくなるかもしれないけど、テイクアウトにして、ウチでビールなりワインなり好きな飲み物で乾杯すれば、けっこう豊かな晩酌になるかもしれないですよ。