goo blog サービス終了のお知らせ 

YROOMY

普通のブログです。

OTTOLENGHI ノッティングヒル

2016-01-19 22:10:30 | ロンドン
初日の夜に食べたHoney&Coというお店は、実はOTTOLENGHIという店のシェフが独立して作ったレストランで、どうやらそのOTTOLENGHIこそが中東料理のブームを作るきっかけとなった店みたい。

OTTOLENGHIとはYotam Ottolenghiさんというイスラエル人シェフがオープンさせた中東料理の店で、なんでも彼はレシピ本も3冊すでに出していて、今ではアメリカでも大人気なカリスマシェフなんだそうです

なんかそう聞くと、俄然行ってみたくなりますよね。
なので3日目の昼過ぎに行ってみることにしました。

その日は地下鉄の一日券を買っていたので、朝はまずジャーミーストリートに買い物に出かけて、買ったものを一旦ホテルに持って帰ってきて、一息ついてからのお昼ご飯、みたいな笑。

OTTOLENGHIはロンドンに3店舗あるそうなのですが、一番広めだというノッティングヒル店に向かいます。

地下鉄ノッティングヒル駅の階段をテクテク登ると大通りに出ます。
そしてすぐに路地を北側に曲がると、そこはもう白亜の高級住宅街でした。






こういう客層相手に、商売を始めたんですね~。
そんな住宅街を10分弱歩くと、ようやくOTTOLENGHIに到着です。







見るからに美味しそうだし、混んでないからラッキーかも!!







店内に入ると入り口近くには、まずはデザート類が展示されていて、次はサラダ。







しかしながら私は、店員さんたちが明るく迎えてくださったし、奥のイートインスペースも空いていたのでそのままテーブルの方へ。
テーブルにはメニューが置かれておりました。







で、何が書いてあるのかというと、こんな感じで・・・







これ、一番上のHOT MAINSっていうのは、厨房で調理した温かいメイン料理とさっきのサラダ2品で21.75ポンド。
そしてMAIN FROM THE COUNTERというのは、メインもさっきのカウンターにあったつまりは冷製のもので、それぞれサラダ2品とサラダ3品。
そして下のSALADSは、さっきのカウンターのサラダだけ3品11.50ポンドと4品14.00ポンドってことかな。

私が選んだのは、MAIN FROM THE COUNTERのサラダ2品付きだったので、本当は自分で取り分けて会計をしてからテーブルに持ってきて食べるべきだったのかもしれないですね。
それかテーブルを確保してから自分で取りに行くというか。
でも、今回はやさしい店員さんがすべてやってくださいました。
ありがたや~

ということで、程なくして無事店員さんが持ってきてくださいました。







メインは冷たいキョフテで、これはおいしいもなにもなかったのですが、サラダはやっぱり良かったっす。
中東料理といえば、やっぱりナスは外せないですよね。
ローストしたオーベルジーヌ(茄子)の上にブラックガーリックヨーグルト、そして赤いのがフライド唐辛子であとはミックスハーブ。








そしてひよこ豆も最高。
バスマティ米とワイルド米とひよこ豆、干しぶどうとフライドオニオンのサラダ。







こういうのが流行ってるんだ~と、感心しながらお昼ご飯を食べましたとさ。
お昼ご飯にはちょうど良かったし、次来るならサラダ3品にすると思う。
そして、やっぱりイートインはちっちゃいのもあるけど、ここで食べようというよりも、この住宅街の奥様たちがお昼ご飯にサラダ3品とか4品とか紙のボックスでテイクアウトしてっていうのが多いみたいですね。

まさにデリスタイル。

このヘルシーさと手軽さが、欧米ではウケたんですね。
SUSHIも海外では『あらき』のような超高級店というよりも、デリスタイルというかファストフード的な形態で流行っているので、似たような流れかもしれないです。

そして今回心残りだったことが二つあって、それはデザートが食べられなかったこと。
中東料理だったら絶対デザートは幹になるべきものだと思うし。

あともう一つは、オトレンギシェフがオープンさせたフルサービスの中東料理店『NOPI』という店に行けなかったこと。

この二つは、次にロンドンに来た時の楽しみとして取っておくことにいたしましょう!!

果たしてこの文化が、どのように味付けされて日本に持ち込まれるのか。
こちらも興味津々です。
中東料理のサラダたちは、スパイシーだけど辛くないからものすごく白ワインにあうと思う。
それとデパ地下の食品売り場なのかなあ?

地下鉄のノッティングヒル駅まで歩きながら、そんなことを考えておりました。
そしてまた地下鉄に乗ると、今度はテートブリテンへと向かったのです。

Honey&Co

2016-01-18 17:34:07 | ロンドン
ちょっと遅めの正月休みでロンドンに行ってきました。

イギリスに行くと痩せて帰ってくるなんて言われているくらいで、ゴハンはそんなに期待はしていませんでした。
そんななか、ロンドンの初日の夜はどこに行こうかなとググっていると、なんとホテルのすごく近くに中東料理のお店があるみたいなのです。

中東料理というと、最近私のfacebookでとても話題になっていた料理です。
でもプロの方たちが、今年のトレンドは中東料理ですと言うのを聞いていても、いまいちピンときませんでした。
中東料理というとトルコとかエジプトなんかのいわゆるケバブ料理で、言われてみれば最近あやしげなケバブ料理屋さんとかワゴンが増えたのは確かだけどなあっていう程度というか。

なので興味津々で行ってみることにしたのです。

Honey&Coというwarren street駅から徒歩2分くらいのお店でした。







確かにお昼に前を通ったときに、けっこう混んでるなとは思ったんだ。
夜も混んでるみたいだったけど、なんとか一つ席があって無事店内へ入ります。

注文はとりあえず前菜とメインから一つずつにしました。
前菜はCreamy hummus,warm cumin lemon mushroom&pitta







フムスのディップの上にマッシュルームと、緑に見えるのはハラペーニョですが、決して全体が辛いわけではなかったです。
フムスというのはヒヨコ豆のペーストで、こんなにうまいモノだったのかぁという感じ(初めてでした)。
ピタパンにたっぷりフムスをつけて、香ばしいマッシュルームと、そして少しハラペーニョをかじって・・・これでビールをやるのは最高でした。






なんていうか、カレー食べる時ってルーだけ先になくなっちゃうと嫌だから、ライスとのバランスを取りながら食べるじゃないですか。
でも、このフムスの皿はまったくそんな心配は無用で、遠慮していると逆にフムスが残っちゃうんじゃないかっていうくらいたっぷりのフムス笑。


そしてフムスを食べ終えてほどなくすると、いよいよメインのラムチョップの登場です!!
Lamb chops with quince glaze,freekeh salad with rosted quince,red onion&fengreek







一見したところ、下にひかれているのがお米のサラダかな?と思えども、これはフリーカという麦のサラダで、なるほどこれが中東料理かという感じ。
そしてレッドオニオンやフェヌグリークでラムチョップがローストされていたり。

で、疑問に感じたのが、このフルーツは何?みたいな。





店員さんに聞いてみても「クインス」って言われて、何のことかわからないし、聞き取れない英語なんだなと意気消沈しかけるも、そうか、クインスっていう果物なんだっていう笑。
酢豚にパイナップルが入ってる感じですね。
私は別に嫌いではないです。

そしてクインスのジャムかな?それでラムチョップがグレイズされているというか照り焼きにされているというか。







そんなこんなで大満足な中東料理でした。
これでこそロンドンまで来た甲斐があったという感じかな。

今話題の中東料理というのは、そのまま中東地区のトルコ料理とかエジプト料理が、ということではないんですね。
中東の国々の料理と地中海料理を融合させた、スパイスやハーブと、それから柑橘類をふんだんに使った料理ということがわかってきましたよ。