「石油がなくなる！リアルな警鐘と代替エネルギーの可能性を提言」」
筆者／ジェレミー レゲット 出版社／作品社 2,520円
◆目次
プロローグ／青い真珠の星の物語
・青い真珠の星の誕生―四六億年前
・炭素によって生命が誕生した―三八億年前 ほか
第1部 ピーク・オイルと石油危機
・ピーク・オイルとは？
・石油を発見するとは、どういうことか？
・ピークはいつ訪れるか？
・石油危機はどのくらい深刻か？
第2部 ピーク・オイル・パニックと地球温暖化
・同時並行で進む二つの危機―地球温暖化の現在
・なぜここまで深刻になってしまったのか？―危機に気づく前
・なぜここまで深刻になってしまったのか？
エピローグ―青い真珠の星の未来 ・すべてを変えた日
・帝国の逆襲
・見過ごしてきた第一と第二の点が姿を現わす
・世界危機
・世界の再生
新版への追補―二つの危機をめぐる最新の動き
・地球温暖化の動き
・ピーク・オイルをめぐる動き
・各界の指導者たちによる、化石燃料脱却への試みが始まった
脱石油社会が急速に進んでいます。
その背景にあるのは、石油資源の枯渇と地球の温暖化という二つの側面です。
著者は、英国最大の独立系太陽エネルギーのCEOとして、再生エネルギーの投資ファンドの取締役として、業界内の事情に詳しいところを随所に発揮しています。
何よりも、自身が世界各地で石油を探査し、また一方では地球温暖化問題に憂慮して国際的環境保護団体グリーンピースにも参加しているという経歴が、そのスタンスを明示していると思います。
著者は代替エネルギーは間に合わないという立場ですが、最近の世の中の変化スピードを考えると電気自動車の普及も含め、個人的には可能性があるような気がしています。
逆にこういった識者であり、ビジネスマンでもある著者のような人間の啓蒙が、そういった動きを後押ししている部分もあるのかも知れません。
最後に著者のプロフィールを、以下に記します。
◆レゲット，ジェレミー（Leggett，Jeremy）
オックスフォード大学で地質学博士号を取得し、1979年、ロンドン大学の数多くのノーベル賞学者を輩出している名門インペリアル・カレッジの地球科学の講師となる。石油の根源岩と古代の海洋地質学をめぐる研究で国際的な二つの賞を受賞。一方で、英国や日本などの石油企業のコンサルタントとして活躍し、世界各地で石油探査を行なった。
1989年、科学者として地球温暖化問題に憂慮し、国際的環境保護団体グリーンピースに参加。世界各国の政府が参加する「気候変動に関する政府間パネル」（IPCC）をはじめとした国際的な温暖化防止交渉の現場で活躍し、『ワシントンポスト』紙に「気候変動問題の国際的議題」における最も重要な6人の専門家の一人にあげられた。
現在は、最大手の保険会社や財界人からも支援を得る英国最大の独立系太陽発電企業「ソーラーセンチュリー社」の最高経営責任者（CEO）として活躍する一方、再生可能エネルギーに関する世界初の投資ファンド「プライベート・エクィティ」の取締役、英国政府の代替エネルギー関係委員会の委員などを務める。
研究的な面では、オックスフォード大学環境変動研究グループの太陽熱エネルギー部門の特別研究員でもある。
『フィナンシャル・タイムズ』紙では「ソーラー・エネルギーへの態度を変えるのに誰よりも貢献した人物」とされ、『タイム』誌には「再生可能エネルギーをすすめる若きリーダー」と評されている。
石油が永遠だと思っている人に 危機は避けられないだろう・・・しかし希望はある
ピークオイル問題の全体像を分かりやすく述べた良書
この商品を買った人は、こんな本も買っています☆
▼
エネルギー源としての石油の歴史概観 特に驚くようなことはかかれてませんが・・・・。 冷静な未来予測のヒント エネルギー史の「その時」は近い そろそろ限界？
油田の現状と今後
ちょっと単調な主張 初めて知る石油掘削の現状
筆者／ジェレミー レゲット 出版社／作品社 2,520円
◆目次
プロローグ／青い真珠の星の物語
・青い真珠の星の誕生―四六億年前
・炭素によって生命が誕生した―三八億年前 ほか
第1部 ピーク・オイルと石油危機
・ピーク・オイルとは？
・石油を発見するとは、どういうことか？
・ピークはいつ訪れるか？
・石油危機はどのくらい深刻か？
第2部 ピーク・オイル・パニックと地球温暖化
・同時並行で進む二つの危機―地球温暖化の現在
・なぜここまで深刻になってしまったのか？―危機に気づく前
・なぜここまで深刻になってしまったのか？
エピローグ―青い真珠の星の未来 ・すべてを変えた日
・帝国の逆襲
・見過ごしてきた第一と第二の点が姿を現わす
・世界危機
・世界の再生
新版への追補―二つの危機をめぐる最新の動き
・地球温暖化の動き
・ピーク・オイルをめぐる動き
・各界の指導者たちによる、化石燃料脱却への試みが始まった
脱石油社会が急速に進んでいます。
その背景にあるのは、石油資源の枯渇と地球の温暖化という二つの側面です。
著者は、英国最大の独立系太陽エネルギーのCEOとして、再生エネルギーの投資ファンドの取締役として、業界内の事情に詳しいところを随所に発揮しています。
何よりも、自身が世界各地で石油を探査し、また一方では地球温暖化問題に憂慮して国際的環境保護団体グリーンピースにも参加しているという経歴が、そのスタンスを明示していると思います。
著者は代替エネルギーは間に合わないという立場ですが、最近の世の中の変化スピードを考えると電気自動車の普及も含め、個人的には可能性があるような気がしています。
逆にこういった識者であり、ビジネスマンでもある著者のような人間の啓蒙が、そういった動きを後押ししている部分もあるのかも知れません。
最後に著者のプロフィールを、以下に記します。
◆レゲット，ジェレミー（Leggett，Jeremy）
オックスフォード大学で地質学博士号を取得し、1979年、ロンドン大学の数多くのノーベル賞学者を輩出している名門インペリアル・カレッジの地球科学の講師となる。石油の根源岩と古代の海洋地質学をめぐる研究で国際的な二つの賞を受賞。一方で、英国や日本などの石油企業のコンサルタントとして活躍し、世界各地で石油探査を行なった。
1989年、科学者として地球温暖化問題に憂慮し、国際的環境保護団体グリーンピースに参加。世界各国の政府が参加する「気候変動に関する政府間パネル」（IPCC）をはじめとした国際的な温暖化防止交渉の現場で活躍し、『ワシントンポスト』紙に「気候変動問題の国際的議題」における最も重要な6人の専門家の一人にあげられた。
現在は、最大手の保険会社や財界人からも支援を得る英国最大の独立系太陽発電企業「ソーラーセンチュリー社」の最高経営責任者（CEO）として活躍する一方、再生可能エネルギーに関する世界初の投資ファンド「プライベート・エクィティ」の取締役、英国政府の代替エネルギー関係委員会の委員などを務める。
研究的な面では、オックスフォード大学環境変動研究グループの太陽熱エネルギー部門の特別研究員でもある。
『フィナンシャル・タイムズ』紙では「ソーラー・エネルギーへの態度を変えるのに誰よりも貢献した人物」とされ、『タイム』誌には「再生可能エネルギーをすすめる若きリーダー」と評されている。
ピーク・オイル・パニック―迫る石油危機と代替エネルギーの可能性
posted with amazlet at 10.01.18
ジェレミー レゲット 作品社 売り上げランキング: 282658
おすすめ度の平均: 
石油が永遠だと思っている人に 危機は避けられないだろう・・・しかし希望はある ピークオイル問題の全体像を分かりやすく述べた良書この商品を買った人は、こんな本も買っています☆
▼
石油 最後の1バレル
posted with amazlet at 10.01.18
ピーター・ターツァキアン 英治出版 売り上げランキング: 140949
おすすめ度の平均:
エネルギー源としての石油の歴史概観 特に驚くようなことはかかれてませんが・・・・。 冷静な未来予測のヒント エネルギー史の「その時」は近い そろそろ限界？投資銀行家が見たサウジ石油の真実
posted with amazlet at 10.01.18
マシュー・R・シモンズ 日経BP社 売り上げランキング: 131957
おすすめ度の平均:
油田の現状と今後 ちょっと単調な主張 初めて知る石油掘削の現状
