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グリーン革命

2009-11-06 23:50:58 | 成功するための業界知識本
「フラット化以降の雇用と繁栄は、グリーン新産業から生まれる」
著者/トーマス・フリードマン 出版社/日本経済新聞出版社 1,155円

◆目次
第1部 現状(鳥も飛ばない場所/エネルギー気候紀元)
第2部 現状への道のり(アメリカ人が多すぎる─エネルギーと資源の需要と供給/独裁者を満タンにしつづけるのか?─石油政治/地球惑乱─気候変動/ノアの時代─生物の多様性/エネルギー貧困/グリーンこそがアメリカの新しい旗印)
第3部 前進の道すじ(地球を救う205簡単な方法)


アメリカを代表するジャーナリスト、フリードマン氏の最新作で、オバマ大統領も絶賛し政策にも反映させているのが、この『グリーン革命』です。

原題は、『Hot,Flat,and Crowded』です。つまり、今後の世界は温暖化、ミドルクラスの勃興、人口増加が進むということです。

そしてフリードマン氏は、「脱石油依存社会の構築」こそが、アメリカの威信回復の道と説きます。

つまりこの『グリーン革命』こそ、産業革命に匹敵する革命であると。

氏の指摘として、米国の自動車産業と石油メジャー、政府の代替エネルギーへの転換への怠慢、原油価格の高騰と産油国の独裁政治強化の相関性は面白かったですね。

氏は、「原油による富の蓄積は産油国を非民主化する要因であり、産油国23カ国のうち民主主義国家はひとつもない」と述べています。

また家庭内においては「エネルギーインターネットシステム」で電気を効率よく制御し、夜間電力で電気自動車を充電する未来生活を描いています。

今後の世界を左右するエネルギーテクノロジーを、アメリカ主導で開発及び普及させていけるかどうか別にして、アメリカのビジョンが読み取れる格好の材料としても貴重な一冊だと思います。



グリーン革命(上)
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おすすめ度の平均: 3.5
4 やばいぞ地球!3 今頃省エネだってさ5 クリーンエネルギーの投資は「革命(多大な犠牲が必要)」。覚悟を国民に促している4 環境問題を様々な側面から分析3 総論的な上巻、下巻は各論に踏み込めるか?



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グリーン革命(下)
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5 エネルギー問題に対して希望を感じさせる4 これからの時代の流れが見えてくる3 上巻に引き続き、グリーンニューディールでアメリカ復興を!な内容。4 アルカイダにグリーンで勝つ(第14章)が隠れた主題では?5 緑が満ち溢れる世界・・・


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5 太陽光発電が革命的な技術であることを豊富な事例により理解させてくれる5 主婦にも読みやすく、とても勉強になった本でした!5 太陽エネルギー革命の時来たる5 わかりやすい次世代エネルギー5 たしかに「日本には技術がある」





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