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日本経済の勝ち方 太陽エネルギー革命

2010-01-21 10:01:00 | 成功するための業界知識本
「日本版ニューディール政策の決定版がここにある」
筆者/村沢 義久 出版社/文藝春秋 840円

◆目次
 「勝てる」経済へのシナリオ
 第1部 20世紀型文明の行き詰まり
  ・2008年金融危機の意味
  ・産業革命から200年
  ・「車社会」の行き詰まり

 第2部 21世紀型エネルギー・システムの模索
  ・無限から有限、そして新たな無限への道
  ・バイオ・エタノールに大きな期待はできない
  ・CO2回収・貯留は切り札になり得るか
  ・水素社会の未来はまだ見えてこない

 第3部 答えは「電気」と「ソーラー」
  ・「無限のエネルギー源」太陽
  ・電気自動車のとてつもない可能性
  ・アメリカのユニークな電気自動車
  ・「救世主」リチウムイオン電池
  ・ヒートポンプで「燃やさない家庭生活」を実現

 第4部 太陽エネルギー革命
  ・ソーラー・パワーでエネルギー自立へ
  ・「もう一つの太陽エネルギー」風力
  ・世界はいかに変わるか
  ・機は熟した


不況にあえぐ日本経済。その明確な成長戦略は政治の混迷もあり、なかなか見えてきません。

著者は、アメリカのシリコンバレー企業に多くの人材を輩出していることで有名なスタンフォード大学で学び、米コンサルティング会社、ゴールドマン・サックス証券のM&A部門も経験している人物です。

つまり、マーケットのメカニズムを知っているということです。

そんな人物が主張するのは、「日本にとって、電気自動車とソーラー発電は21世紀の産業革命だ」というもの。

アメリカではオバマ大統領が「グリーンニューディール」と呼ばれる環境関係産業への大規模投資を打ち出している以上、今後この分野での競争の激化は不可避でしょう。

そんな中日本の技術力を生かせて、温暖化対策にも役立つのはソーラー分野。特に重要なのは、“太陽光は無限の資源”だということ。

本書を読むと、太陽エネルギーの活用は、日本が国際競争で生き残る重要な分野であるということが実感できます。


最後に著者のプロフィールを以下に記します。

◆村沢義久(ムラサワヨシヒサ)
1948年徳島県生まれ。東京大学工学部卒業、同大学院情報工学研究科修了。79年、米スタンフォード大学でMBA取得後、米コンサルティング会社大手、ベイン・アンド・カンパニーに入社。
その後、ブーズ・アレン・アンド・ハミルトン日本代表を経て、ゴールドマン・サックス証券M&A担当バイス・プレジデント、モニター・カンパニー日本代表などを歴任。05年9月から東京大学特任教授(サステイナビリティ学連携研究機構)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



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