先週末、52年振りに上野の東京文化会館でオペラ鑑賞をして来ました。
来日中のハンガリー国立歌劇場の貸切公演(クラブツーリズム主催)で、演目は私の一番大好きな「椿姫」でした。
東京文化会館は1961年4月開場で、この年の第3次NHKイタリア・オペラ公演「アイーダ」を鑑賞しました。
この時のキャストは、アイーダ:ガブリエラ・トゥッチ,アムネリス:ジュリエッタ・シミオナート,ラダメス:マリオ・デル・モナコでした。
今回の歌手についての予備知識は全くありませんでしたが、やはり生で観るオペラは素晴らしい!
ヒロイン役(肺病のヴィオレッタ)にしては、ちょっと豊満でしたが、素晴らしい歌唱力でした。
私が最も好きなアリア“プロヴァンスの海と陸”を歌うジェルモン役のバリトンが特に素晴らしく、場内からブラボーの声が上りました。
私の席は5階のD席(8,000円)でした。身を乗り出さない姿勢での視野はこんな具合です。
見を乗り出せば、舞台の袖まで見えます。
1階席は、私には高嶺の花です!
他にたくさん行きたいところがあって・・・。
文化会館なら5階席でも充分に素晴しい椿姫が鑑賞できそうですね。
デル・モナコやシミオナートのアイーダ、素晴らしかったでしょうね。
あの頃は本場のオペラを見ることがなかったので印象的だったでしょう。
プロヴァンス・・・のアリアは父親の心情があふれた素晴しいアリアですね。私も好きです。
旅行社からの“インターネット先行販売”というメールに、思わず飛び付いてしまいました。
タダ券主義の私にとっては、「清水の舞台」から飛び降りる程の思い切った行動でした。(オーバーですね!?)
でも生オペラは良いですね!行って良かったです。
45,000円はとても出せませんが、安い券があったらこれからも行ってみたいです。
東京文化会館は、1999年に改装されて、内装など一新したそうです。
ただ、座席の前後の間隔は狭いですね!
1961年の「アイーダ」では、お目当てのレナータ・テバルディが欠演したのが残念でした。