花まんま

2007-05-06 19:28:06 | 文化
『花まんま』朱川湊人

大阪を舞台とした、下町の子供たちを主人公としたソフト・ホラーな人情話。

6編の短編からなり、「トカビの夜」「妖精生物」「魔カ不思議」と読んだ所で、
ちょっと霊的で科学的でないと鼻白んだが、
後半の「花まんま」「凍蝶」は素晴らしい。

「トカビ、、」と「凍蝶」は差別を扱ったもので、
「花まんま」は兄妹愛が清水を掬うように描かれており胸を突く。

(私事ですが、あっこちゃん、前述は翻します。お勧めの一冊です。)


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5 コメント

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ありがとう (秘密のあっこちゃん)
2007-05-06 20:12:52
読んでみます。
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朱川湊人 (秘密のあっこちゃん)
2007-05-10 21:42:43
買いました。「花まんま」。ついでに「都市伝説セピア」も。買えば安心するのが私の悪い癖。積んでる本は机の上に山となっています。
暇を見つけて読まなくちゃ。
ところでPさん。私も高良山というか、みのう連山は大好きです。特に山辺の道から見るみのうの山は青くて大きくて穏やかで。いつまで見ていても飽きません。
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高良山 (P@RAGAZZO)
2007-05-11 11:17:05
買ってくれてありがとう、、、って、僕が言うのも可笑しいね。

やぁ、あっこちゃんも高良山が好きなの?嬉しいですね。

僕の棲む竹の子(高良内)は、毎朝犬と散歩するあぜ道から、
高良山から兜山、発心山と続く耳納連山や明星山が季節ごとに装いを変えている様子が観えます。

毎朝見ても飽きません。不思議ですね(笑)
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面白いね。 (あかモグラ)
2007-05-12 00:26:28
同じ山を反対側から眺めながら、その季節季節の装いを同じように楽しみ、同じように犬と散歩し、人生の後半を生きているのですね。
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これからも、、、 (P@RAGAZZO)
2007-05-12 11:03:20
ホントに面白いですね。

あなたとは興味の対象(山、活字、映画、思想、、)の重なりが多く、
それに対する熱量が似ており、
視点のみが幾分違う(笑)。

しかし、その違いが私にはとても新鮮で、
その話風は時として私を魅了します。

これからもお手柔らかによろしく、、
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