陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

映画「トランスポーター3 アンリミテッド」

2011-02-13 | 映画──SF・アクション・戦争
三週連続で放映されたトランスポーターシリーズ。
地上波初放映となる三作目「トランスポーター3 アンリミテッド」を視聴しました。二作目でやや面白味が薄れたので期待はしていなかったのですが。

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お届け率百パーセントを誇る天才運び屋フランク・マーティン。
ある日、怪しい依頼を断ったフランクは、逆にその依頼人たちに誘拐され、腕にブレスレットを嵌められてしまう。それは、車からある一定の距離を離れると爆発してしまうもの。素性の分からない赤毛の娘を送り届けるよう指示されたフランクは、不本意ながら車を走らせるのだが…。

お届けものが若い女性で、その裏に陰謀があって、さらにはその娘と恋仲になってしまうという筋書きは第一作目とおなじ。あまりミステリーはないですが、このシリーズの売りはアクションと主演男優の肉体美なので、それが楽しめるという方にはご満悦いただけるでしょう。

最初はとんがっていた娘が、食事の話をベースとしてフランクと打ち解けていくあたりは、なんとなくほのぼのしていますけれど。しかし、首に彫り込んだアレがインパクトがありすぎて好感のもてるタイプではないです。そういえば、二作目の敵方の女性もなんとも奇抜な見てくれでしたっけ。

爆弾をからだに取り付けられて危機感を煽るのはよかったのですが、離れられない運命に放り込まれた男女がどうなるか、なんて見え透いていますよね。三作目なんですからいっそ、同乗者が動物とか、男とか、宇宙人とか、ありえなさそうなものにしちゃえばよかったんじゃないでしょうか、なんて思うけど、視聴者は「007」みたいなものを期待しているので無理なのでしょうね。

主演はおなじみジェイソン・ステイサム。お相手役はナターリャ・ルドコワ。
監督は前二作とは異なって、オリヴィエ・メガトン。
製作・脚本はリュック・ベッソン。


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「トランスポーター」
「トランスポーター2」

(2011年2月13日)

トランスポーター3 アンリミテッド - goo 映画

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