別作を観ながらでしたので、最後の三〇分あまりしか観れずだったのですが、覚え書き程度に。
02年の映画「ソニー」は、あのニコラス・ケイジが初監督を務めた作品で脇役でも出演。撮影は「すべての美しい馬」のバリー・マーコウィッツ。
娼館を営む母によって、男娼として育てられた青美年ソニー。
軍役から帰ってきた彼は新しい仕事を探そうとするが、堅気の人生にも幻滅してまう。
足を洗いたいと思っても抜けだせない過去の稼業。新入りの娼婦キャロルと恋に落ちるが、現状に甘んじてしまう。さらには、年上の友人の死、自分の出生の秘密まで明らかになる。踏ん切りのつかないソニーを見放して、キャトルは中年客のプロポーズを受け入れ町を発ってしまう。
なにか、こういう女に捨てられた男を描くドラマって、自虐的ですよね(苦笑)
ニコラス・ケイジがなぜこんなものを撮る気になったのかが、気になります。
(〇九年六月十一日)
ソニー(2002) - goo 映画