陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

アニメ「輪るピングドラム」第十六話

2011-10-29 | テレビドラマ・アニメ
エスメラルダって聞くと、フェニックス一輝と言いたくなる管理人です。
ネタ古いですよね。

今回もはたまた予想のつかないハイスピードな展開のアニメ「輪るピングドラム」。
一話で三話分見させられているような気がします。二度観なおしたくアニメってひさしぶり。

第十六話のサブタイは「死なない男」。
今回のメインヒロインは、あの夏芽真砂子さんです。もうこの人には助演女優賞あげたいですね。樹璃さんどころか、枝織さんどころか、あの七実さんも超えてますってよ、この人。おかしすぎる。

過去回でほのめかされていましたが、真砂子は大富豪の令嬢というよりも現当主。
日本経済界を牛耳っていた祖父の遺産をひきついで、大会社を切り盛りしている様子。女子高生社長ってわけですか。

で、とにかく、その祖父がすさまじい。味皇さま(古ッ)みたいにパワフル。
(顔見えてないけど、石原都知事がモデルか?(苦笑))
タイガーマスクの悪人レスラーがやらされるような地獄の特訓メニューまでこなしちゃいます(恐)人間じゃないだろ…。でも、血は争えないというべきかね。真砂子と言動がおなじ。
幼い真砂子はなんどもその暗殺(このシーンがかなり笑える。はらわた捩じれそう)を夢見ますが、実行には移せずじまい。祖父がいなくなれば、出奔した父親が戻ってくるのだと信じています。時籠ゆりに続いて、これまた、すごい家族ですね。高倉家もそうだけれど。荻野目苹果の両親なんてまだましに思えました。

その祖父の亡霊にとりつかれた弟・マリオの言動に異変が。
弟を救うために、あえて、毒フグを平らげた真砂子(あの顔…うぷぷ(笑))におとずれたのは、あの暗黒列車のイリュージョン。彼女の父親も、冠葉が関わっているらしき黒づくめの男たちと関係があったようですね。なにがしか事情を知るドクター眞悧は「世界を取り戻すものたち」と呼んでいましたが、これはあの高倉の両親が関わった宗教団体の黒幕が、彼だったということなのでしょうか。やはり、何か裏がありそう。

真砂子と冠葉兄さん、幼なじみだったようです。
でも、どんな関係か気になりますね。兄さん、夏芽のマークが入った服を着てませんでしたっけ。少女革命ウテナですと、キャラの名前に植物に関係するものが多かったのですが、ここでは一部の人間のみ。どういうつながりがあるのだか。冠葉が真砂子につれなくしているのは、陽毱大事なだけでなく、昔守ってあげると約束した女の子をあえて危険な目に遭わせないためなのかも。

そういや、久しぶりにあの女王様イリュージョンが健在でした。
今回の犠牲者は夏芽家のメイドさん。お約束ネタなんだけど笑えますね。女王様はやはり素敵無敵です。でも、ピングドラム探しはどうでもいいのかな。あれはただの名目だったのかな。


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