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陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

「魔法少女リリカルなのはStrikerS」コミックスふたたび

2009-05-03 | 感想・二次創作──魔法少女リリカルなのは


以前にもレヴューしたのですが、連休を利用してなんとなく、リリカル世界をおさらい。はたして理解度が深まったのかは、さておきまして。

・『魔法少女リリカルなのは コミックアンソロジー』
去年の十月にレビュー)しておりました。今からみれば、すごい酷評…ですね。絵柄の違いに免疫がなかったせいかもしれない。
StrikerS版と、無印・A's編に分かれているのですが、やはり前者のほうがおもしろく読めた作品が多かったですね。なのはとフェイトの学生生活を描いているものは多いですけど、別にこのふたりでやらなくてもいいのでは、と思うネタもありましたし。でも、なのはとフェイト分は補給できます(笑)

ちなみに今回驚いてしまったのですが、『魔法戦記リリカルなのは Force』漫画担当の緋賀ゆかり先生と、「魔法少女リリカルなのはViVid」の作画担当、藤真拓哉氏の作品がなかったこと。
このお二方って、なのはシリーズの同人作家じゃなかったんでしょうか?
出版社が変わったので、学研で出したコミックスの作家を呼びたくなかったのかもしれないのですが。もしかしたら旧シリーズについた偏見を払うために、わざと免疫のない、しかし商業作家としてはキャリアのある方を起用したのだろうか、と思いました。


・『魔法少女リリカルなのはStrikerS THE COMICS』
『魔法少女リリカルなのはStrikerS The Comics』 第一巻レヴュー
『魔法少女リリカルなのはStrikerS The Comics』 第二巻レヴュー

この漫画版が三期アニメ放映に先駆けて『メガミマガジン』誌上に登場したのは〇六年十月号(ということは〇六年の八月末)そして、二巻が出たのは、〇八年の三月末。しめて十四回のエピソードですが、月刊誌で一回あたりの頁数ががんばれば二〇頁ぐらいですので、このペース。
『娘TYPE』で連載開始した「魔法戦記リリカルなのは Force」も、月刊化はまだのようで。ということはお話が動き出すのはまだまだ先のこと?

さて、この『StrikerS THE COMICS』を読みなおして思ったことには(今さらなんですが)

これって、アニメだとなのはとフェイト(+はやて)を売りにしていたフシがあったのですが、漫画だとわりと新人がわのエピソードを掘りさげているんですよね。
ということは、「なのはForce」も男の子が主人公なのだけど、(もうすでに言われていることですが)、仮にアニメ化されでもしたら最後はなのは(とフェイトとはやて)がやっぱり、おいしいところを持っていってしまうような。だって、やはりキャラクターで売るんでしょうし。

それがいいか、悪いかは別にして、好きなキャラがどんなかたちであれ生きのびるというのは望ましい。
たぶん、人気百合キャラを呼び水にして味つけや盛りつけ方をかえて料理した感じになるではないかと思うのですが。でも「京四郎と永遠の空」や「舞-乙HIME」でもやっていることではあるのですが、スピンオフ作品ではない、ということはまだまだ時空管理局およびミッドチルダを舞台にしたドラマは続くようですね。

ナンバーズもそうなんですが、三期ではまたまた、棄てるに惜しい人材がおおく生まれましたので、どう活かすのかが見どころ。
以前はかなりけなしまくっていましたが、長谷川先生の描くエリオってけっこう、いいキャラしてましたね。「なのはForce」では活躍しなさそうですけど。人気のないキャラにあえて愛情をそそぐ態度も、なにかわかったような気も(なにを今さら)

そして、この二巻の最後の頁にあった都筑先生の「またねがきっとありますように」という期待のもてる言葉が、叶ったことはファンとして嬉しいですね。とりあえず、その実行力に大感謝。
このコミックス、サウンドステージ、そしてアニメ本編を全部視聴してみたらわかるかと思いますが、アニメ三期が、かなり緻密に戦略を練ってメディア展開されたものであるように感じます。


ちなみに、うちの地域は「娘TYPE」を売っていないようで。
まだ入手できていません。



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