
寒いと畑に出向くのがおっくうになりますよね。
とくに雪が舞ったりした後なんかは。畑が傷んでいると、こちらの気分も爆下げになりがち…。
でも、そうならないように、最初の対策が肝心だったんですね。
私は秋まき、初まきの第一弾コマツナ群がうまくいったものだから、調子に乗って手抜きしてしまったんです。
教本にはしっかり書いてあるのに、めんどくさがってやらなかった防虫あるいは保温対策。
私の肌の実感では、平年よりも暖冬気味。だからと油断していましたが、やはり野菜さんにはキツかったようですね。
11月10日種まき分の第二弾コマツナ群は、1月あたりから生長がとまり、その後、葉の黄化がふえて、しおれたり。葉の表面も固く、食べたら苦みがあったので、徒長してしまったのでしょう。
2月14日に網および不織布をべた掛けしたらどうなったのか、検証してみます。2月20日ですからほぼ1週間ぶり、この間、水やりせず。雨が二回ほど降ったはずですが。
まずは不織布のみの畝4列目。土で端を押さえていましたが飛ばされておらずに安堵。

西側はすこし下葉に変色がみられますが、まあまあの出来。
虫食いもありません。この部分は発育が悪く、すでに採り終えていたところ。

陽あたりのいい東側はかなり青々として、ひと回り葉が広がっています。黄葉もなくて、かなりおいしそう。実はこのあたり、以前は変色やしおれがかなり激しいうえ、葉が大きく欠けたことが多かったのに。
網掛けをした畝5~7列目は。

もともとよく育っていた畝6列目西側は、前回は黄化がはげしく慌てましたが。今回は緑まぶしいぐらいの、元どおり。前回のカルシウム散布(卵の殻)プラス卵酢スプレーが利いたのかも。

畝7列目は最南にあたるので、とにかく大きく育っています。
黄化もほとんどみられず。南からの風をよくけるので、葉がロゼット状になりやすいのですが、この網のおかげで茎が折れたものを見かけなくなりましたね。

やや心配なのは畝5列目。
畝の中央あたりに黄化がはげしい株が集中しています。ここはもともと間引きをしても育たず、発芽率も悪い箇所。卵酢スプレーはまんべんなく振りかけているので、変色はもともと種が弱く、虫などに影響を受けやすかったとしか考えられません。
この網の目は2ミリぐらいで、あまり小さな虫は避けられないのですが。
それでも網の上で干からびた何かの虫の死骸があったので、多少は防いでくれたのでしょう。さらに鳥よけにもなったのか、大ざっぱに食いちぎられた葉も減りました。
網目がまあ大きいので、米汁の水やりと卵酢スプレーもしやすいですし。
ただ、網に水滴がたまって、それがレンズ状になってしまうのがやや心配。夏場だと葉が日焼けしそうですね。網の上からのシャワーだと水の勢いも弱まるので泥はねも防いでくれそうです。
この網、現在はべた掛けで枯れ枝や瓦のかけらなどで重しにしてあるのですが。今後は本格的にU字型の支柱とペアで張り巡らしてもいいのかもしれませんね。ただ、この網は畝の数ほどはないので、買い足さないといけないかも。
土の中にすでにいる虫や土壌障害のようなものはこれでは防げないので。
マリーゴールドなどキク科の植物を混植するなどの、対策も検討せねばなりません。この畑はユリ科のスイセンが咲き乱れているので、虫はあまり来ないはずなのですが。
鳥害といっても、ここに棲みついているセキレイさんが捕虫してくれることもあるので無碍に追い払えないんですよね。なるべく野性の生きものと共生できたらよいのですが。餌でも用意しておこうかな(笑)
(2025.02.20撮影、同日記録)