陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

お仕事着に悩むことがありませんか?

2024-06-27 | 政治・経済・産業・社会・法務

衣替えの季節ですね。
今年の夏は梅雨入りが遅れたせいか、例年よりもやや暑さが本番ではない模様。光熱費が高騰している現在、なるべく夏は涼しくあってほしいものです。

さて、会社勤めの皆さん。
お仕事着に悩むことがありませんか?

私はさまざまな職場を経験しておりますので、お仕事着に迷うこともあります。
楽だったのは、やはり、手持ちの白基調のYシャツを組みあわせていいような職場。ベストやスカートが支給されているような。

Yシャツはストライプや薄めのブルー、ピンクなど種類を取り揃えています。
昔、企画編集職でスーツ着用だったときに用意しておりました。転職活動ではスーツ着用が多いですが、つねに買い置きがありますからYシャツ選びに迷った経験はありません。単発の受付仕事などでもYシャツ着用が義務付けられていますから、清潔な白シャツ必須アイテムですよね。プライベートでも冠婚葬祭で役立ちますし。シャツは普段着でも着れますから、迷ったときはこれが一番。ただし、顔の輪郭によって合う人と合わない人がいるようです。

いちばんめんどくさい職場だったのは、制服全てが会社指定の支給品だったところ。
ある企業では、夏場に独特のグレーのポロシャツ(通気性がかなり悪い)を着させられ、しかも外しにくいタイがつく。職場で更衣室がないので、家から着用するしかありません。化粧するなら、すでに着ておかないといけないですよね。私は出勤時間の1時間前には用意をすませて、当日の業務ノートをチェックしたり、仮眠をとったりするのですが、会社の制服を着させられているせいで、余分に仕事に時間を奪われている気になります。しかも色が嫌いなものだったらなおさら。

もうひとつめんどくさいのは、オフィスカジュアル指定の会社。
女性の従業員が多くて、互いのファッションチェックにうるさい。まじめな白ワイシャツなど着てこようものなら馬鹿にされてしまうような。私はいま流行りの幼稚園児服みたいな、丸襟のかっぽう着みたいな服がきらいなのですが、ああいう流行りの私服を着てこないと人非人扱いされたりします。

なお、今の職場は完全に私服で良いのですが。
とくに着てはいけないものを細かく指定されません。なので、Yシャツのうえにカーディガンを羽織り、ボトムはスーツの下、という定番のスタイル。

スカートだとタイツが必要ですが、パンツルックなので楽。
平日5連続勤務だと、土日のあいだに5日分の下着、お仕事着の用意をしてハンガーに吊っておきます。以前は台所のソファに溜めるくせがあったのですが、ソファが溢れかえってしまうので、自室に保管しています。

あらかじめ週の出だしだから明るい色を、真ん中はゆったりめのパステルカラー、後半は落ち着いた黒め、などなど服のバリエーションを変えていくことで、仕事に向かう準備が整います。

職場の皆さんも思い思いの私服で通ってらっしゃるし、誰がどんな格好しているとか、いちいち気にしません。そういうくだらないことで差別するような職場、ほんとうに働きづらいです。そういう他人の外見ばかりを話題にする人に限って労働生産性が低い。

ちなみに靴も履き替えるので蒸れないし、雨の日は堂々とレインブーツで通えるのも、とても気に入っています。

入社する前に、断捨離で古い靴や衣服をかなり捨てました。
なかには、かなり気に入っていた洋服や思い出深いスーツもありましたが。いやな会社のイメージがついて回るものはすべて捨てたのです。そうしたら、いまの、とても働きやすい職場に出会えました。

以前は、土日に仕事着を洗濯するのがしんどくて。
とくに借りている制服は返さないといけないので、気を遣いますよね。私服ならいくら汚れても壊れても買い替えられるし、クリーニングして返さなくてもいいし、気が楽です。今の勤務先は経営者自体がかなりフランクで、カジュアルな恰好をしてくれるので、私も気が楽です。スカート穿いてこいよ、みたいなセクハラも言わないですし。夏は軽めのコットン素材かナイロンの入った乾きやすいものがよいですね。肌に合わないものを着させれて拘束されるのは、囚人服と同じですから。

会社の制服は現物支給扱いで、じつは従業員の標準報酬月額に含まれます。
つまり高価な制服を与えられると、社会保険料があがってしまうことがあるのです。高い制服を与えられた割には、基本給が低くて残業が多くてげんなりしました。社名の入ったものなんかもらってもありがたくないです。休日にそれを見るとノイローゼになります。

正直、会社の制服なんていらないですし、みんなと同じ格好をしたからといって、チームワークができあがるかといえばそうでない職場が多かったです。
同じ制服を着させられると、かえって、個々人の体形の差別化が明らかになって、いらぬトラブルを起こしやすいからです。クーラーがきつのに、カーディガンすら着てくるなと言われた職場もあります。冷え性で死んでしまいそうで、会社でお腹を下してトイレに駆け込んでも知らんふりでした。労働契約書にない、土曜出勤を命じられて辞めましたし(完全固定月給制ではないのにも関わらず)、いまだに思い出しても腹が立つ会社です。

(2022/06/19)


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