陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

「魔法戦記リリカルなのは Force」と「魔法少女リリカルなのはViVid」その2

2009-04-28 | 感想・二次創作──魔法少女リリカルなのは


砂漠をさすらう旅人は、なみなみと溢れた泉があることを願っている。
一年前に偶然たどりついた泉の水はまことにおいしかった。しかし、その泉は、地形の変化で砂に埋もれてしまったと聞いた。
ところが、この砂漠には、まだあのような泉が眠っている、という。その噂はまことしやかに旅人の周囲に伝わってきた。その噂の端切れを耳にするだけで、旅人はとても幸福な気持ちになった。

三日ほど旅した頃だろうか。遠くに、ぼんやりと砂上にうかんだ水盤らしきものを見た。その横には、翠のまぶしい熱帯樹まで生えている。前に遭遇した清らかな泉そのままの風景。まちがいない、求めていた泉だ。
旅人は喜びいさんで、その泉の幻影をもとめて、駆け出していった。

しかし、その泉はいっこうにこちらに近づいてこない。求めれば求めるほど、遠ざかってしまうオアシスだった。磁石のおなじ極どうしが、おたがいを弾きあってしまうように。
疲弊がつのりはじめた旅人には、こんな疑問がうかびあがる。

──あの泉は、俺が望んでいた、あの聖水湧く泉ではないのか…?!

西も東もわからない、砂漠に放り出された旅人にとって、あるかなきかわからぬものを求めてむだな時間を過ごすのは、耐えがたいことだった。砂漠というのは、海よりも可能性が埋められていない世界なのだから。

はたして、考えなしに、噂にとびついて砂漠をさすらってしまった旅人が悪いのだろうか。それとも、理想を現実のように語った噂が悪いのだろうか。




某所で「魔法戦記リリカルなのは Force」の情報がフリークされて、ちょっとした騒動になっているようなのですが、ほんとうなのでしょうかね。
主人公が女の子じゃない、というのは。

二次創作でもやれるような百合にはしないだろうな、とは思っていましたが。
もしほんとうでしたら、やはり落胆は隠せないのですけど。
せめて、女性声優だったら、と思うのですが。もしくは、エリオが主人公になるとか。

新登場の男の子が主人公だったら、娘TYPE (にゃんタイプ) とかいう美少女アニメ専門誌に載せる意味は、どこにあるのだろうか、と悩んでもしまいます。もしかしたら、主人公が男でも美少女がたくさんでていたら、それでいいの?
娘TYPE公式サイトでは、表紙がみられます。カーソルをどこかに合わせると、あらふしぎ、もうひとりのなのはさんが?!)

表紙も思いっきり、なのはさんで飾ってるのに?まさか、初回がカメオ出演?
やっぱり、アレですかね。ちょっと弱気な男の子が強いお姉さんに囲まれてたくましくなっていく、という成長ストーリーなのでしょうか?
武器をガンダムみたいなロボットにするのは、やめて…。もうそれ、魔法じゃないから。

それとも、喰霊─零─みたいなトラップがしかけてあって、最後はきれいに百合エンドなのでしょうか?
もしくは主人公が男の子じゃないとか?変身したら、魔法少女になっちゃいます、とか?(←ありえないから)

すくなくともいえることは、製作陣がファンをあっと驚かせるようなことをしでかしたいことは間違いなくて。

それを裏切りととるか、チャレンジととるかは、人それぞれであると。
しかし、愚かしいほどキャラへの思い入れが募ってしまう信者にとりましては、ショックといえばショックですね。
ほんとうでしたら、やはりコミックス待ちにするかも。
今の段階では、これが正直な気持ち。この気持ちは、どう変わっていくのかはわかりませんが。

開始前にこういう釣られまくりの憶測記事書いて、「京四郎」のときみたいに、あとで後悔したりするんだな、きっと。
雑誌買おうかなと思ってましたけど、掲載ページが八頁…。見どころは附録でしょうかね。



ちなみに、「魔法少女リリカルなのはViVid」の作画担当の藤真拓哉氏のブログで、『コンプエース』六月号に掲載されたという予告記事について紹介がありました。詳細はこちら。

新キャラはいるそうですが、ちゃんと歴代キャラも登場できるようなので、安心ですよね。
いよいよ連載が開始される七月号(五月二十六日発売)では、リリカルなのはの特製リバーシブル下敷き(コンプ表紙+藤真拓哉描きおろしイラストのリバーシブル)が附録でつくそうです。これは、おいしい?



でも、前情報でわくわくどきどきしてみるのも、いいもんですね。
そういえば、映画はどうなってるのでしょうか?
四期で不満な旧シリーズ愛好家のための逃げ道なのか…。



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