陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

映画「トランスポーター」

2011-01-30 | 映画──SF・アクション・戦争
黒づくめのスーツを着た男がスポーティな車を乗りこなし、美女と危ないラヴフェアまで演じる、というのはスパイ映画でもお馴染みの構図なのですが、まさにそれを彷彿とさせる2002年の映画「トランスポーター」
ただし、主人公は運び屋。車も改造されてSFっぽいのですが、ミサイルが発射されたりタイヤからドリルが出たり、なんて裏技はないです(笑)


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依頼人の名前も聞かない。荷物の中身は開けない。契約内容は厳守、譲歩なし。寡黙に目的地に届ける、クールな運び人フランク。海際の、古城のような家に独り暮らし。

ある日、請け負った荷物は、バックに入ったうら若い女性ライだった。
ふだんなら黙って送り届けるはずだったのに、懇願するライにほだされて助け出してしまう。ライによると、自分と同じように運ばれて奴隷として売られる四百人の東洋人が、コンテナ詰めされていると知らされる。だが、その話には裏があった。

とにかくアクションの連続。あいまのラブシーンはお約束。
最初は華麗なカーチェイスものだったのに、終盤になるとフランク個人の格闘戦になってしまう。よくあるクンフーアクションかな、とも思うのですが。油まみれになってのバトルなどは、なかなか演出が凝っています。
ありえないシーンもありますが、まあエンターテインメントらしくご愛嬌。
主演のジェイソン・ステイサムの肉体美を堪能する映画と言っても過言ではないような(苦笑)
BGMも、なかなかすばらしかったです。

相手役の東洋人女性は、近年国際的な活躍をみせる台湾出身のスー・チー。
監督はルイ・レテリエ、製作はご存じリュック・ベッソン。
あの白熱のカーチェイスは、「Taxi」じこみでしょうかね。




(〇九年八月九日の再掲載)

トランスポーター(2002) - goo 映画

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2 Comments

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Unknown (nana)
2009-08-11 18:38:28
私は今までに3回観ました。
ストーリーはまあこんな感じって。
カーアクションはちょっと無理がありすぎ。
ニースの細い町並みを駆け巡るシーンというのはリュック・ベッソンのお家芸でしょうか。
主人公の形作りはかなり良かったと思います。
続編もあるので楽しみにしています。
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ハイセンスなカーアクション (万葉樹)
2009-08-11 19:03:46
nanaさま、お久しぶりのコメントありがとうございます。

>ニースの細い町並みを駆け巡るシーンというのはリュック・ベッソンのお家芸でしょうか。

ニューヨークだか、アメリカ大陸の錆びれたハイウェイだかを疾走するようなカーアクションはもう見飽きたのですが、古い石畳の街並を走り抜けるのは新鮮でしたね。
画調としても美しく感じます。

>主人公の形作りはかなり良かったと思います。

当初はミステリアスなインテリっぽい雰囲気があったのですが、意外にマッチョだったのがびっくりでした。
続編ではフランクの過去が明かされたりもするかな。私も楽しみにしています。

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