陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

氷上のニューウェーブ、優雅の舞

2010-03-21 | フィギュアスケート・スポーツ
バンクーバー五輪フィギュアスケートでの男女シングルの日本勢の活躍から、一箇月。来る23日から、トリノで世界選手権が開催されます。
注目は、やはり五輪で金メダル争いを演じた浅田真央選手とキム・ヨナ選手の対決。ヨナ選手はこの世界選手権を最後に引退すると報じられました。ほんとうならば、四年後の五輪対決が実現しないのは寂しいですが、今回がふたりの最後の勝負になりますね。四大陸選手権、バンクーバー五輪、そして世界選手権での三連覇の夢をはばまれた浅田選手の巻き返しなるか、楽しみです。
もちろん、勝負いかんにかかわらず、ふたりの舞いが楽しみではありますね。

シニアに先駆けておこなわれたジュニア世界選手権では、男子シングルで羽生結弦選手が優勝。そして、女子シングルでは、今季のGPシリーズジュニアを制した村上佳菜子選手が優勝。村上選手といえば、バンクーバー五輪出場の残り二枠をめぐって争われた女子の激戦、全日本選手権(「氷上のシンデレラ、バンクーバーへ邁進!」)での、活躍が記憶に新しいですね。初々しい印象を残しながらも、かなり高く速いジャンプと表現力が豊かな「白鳥の湖」は完成度が高く、浅田選手につづく期待の新星。四年後のオリンピック出場枠にすべり込んでくる可能性大ですね。

シニアの世界選手権では、出場予定だった中野友加里選手が四大陸選手権につづき、怪我のため欠場。先日、引退してフジテレビに入社すると報じられましたが、最後にあの美しいドーナツスピンが見られないのは残念。代わりに出場するのは、五輪で八位入賞の鈴木明子選手。惜しくもメダルに届かなかった安藤美姫選手も出場。
五輪開幕直前に母を亡くした哀しみをこらえ銅メダルを獲得した、あのカナダのジョアニー・ロシェットは欠場する模様。

男子は、高橋大輔・織田信成・小塚崇彦の五輪入賞トリオがエントリー。
五輪王者のエヴァン・ライサチェックは欠場、銀メダリストのプルシェンコもドクターストップでリタイヤ。これは俄然、日本勢にビッグチャンス!高橋選手には、また四回転で金を狙ってほしいですね。
ひょっとしたら、シニアでも男女で日本がW制覇もありえるかも。


ところで、さらに一年先の話ですが。
2011年3月のフィギュアスケート世界選手権が、長野でなく東京に変更されたそうです。


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