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■普通の日常にこそ喜びを

2020-05-14 14:06:02 | 愚痴
ブログを始めてどのくらい経っただろう。
もう、忘れるくらい昔のことだ。
15年くらい前? いや、もっと昔だったかな。
自分の歳を考えれば分かりそうなものだが、そこまで追求するほどのことも無い。
十数年前、仕事のために覚えたパソコンに嵌って、慣れてくると退屈しのぎにネットの世界を覗くようになった。
現実とバーチャルを結び付ける(実際には現存する人達であっても)ことが苦手な私には、ハンドルネームでやりとりする掲示板、ブログのコメントなどの交流さえ半信半疑のところがあり、疑い深い私には本当に遠い世界の人達との架空の会話のような、なんていうか、現実的では無い世界だった。

メッセージやメールを送ってきてくれたブログ友に、プライベートな内容を打ち明けられるとドキドキした。
私はもっぱら聞き役的な返事しか書けなかった。
ウソは書かないが、リアルに付き合うことは望まなかったから、自分で自分に線引きをしたのだ。

これはネットの世界に限らず、現実の世界でも似たような対応をしている自分がいる。
誰かと共感共鳴をして親しくなることには臆病なのだ。
...と言うより何でも話す友達(親友)は、私は欲しいと思わないタイプなのだ。
他人事でも辛いことは背負い易く出来ている性格だから、自身の体調、メンタルまでやられる。
そういう自分の性格が分かるだけに、全部、自分に返ってきて背負いきれなくなってしまう。

私は、平穏で当たり前の生活があれば何もいらない。
大きな喜びは、深い哀しみと同じくらいの衝撃が私には起こる。
だから大きく上がったり下がったりする心の乱れはとても怖いのだ。

いま、懐かしいブログの交流者たちとは全く繋がりがなくなった。
長い時の流れの中で、それぞれの居場所に帰って行ったのだと思う。
それぞれが生きる場所で、実際に関わるべき人と向き合い、自分の老いを見つめ、
若い頃には思いもしなかった試練にも向き合い、穏やかに生きることの大切さと難しさを感じながら
それでも、ありふれた普通の日常にこそ喜びを感じていたいと思う。





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