詩と短歌集/photo poem 雪割一華(ゆきわりいちげ)

写真短歌・写真俳句・写真詩・随筆散文・陶芸の話など自由気ままに書いています。  

大待雪草(おおまつゆきそう・スノーフレーク)

2012-03-31 | 短歌


<スノーフレーク>
水仙が終わった後にスノーフレークが可愛い花をつけている。わずか1㎝たらずの花の
先端に緑のポチポチがあり、鈴蘭水仙ともよばれている。鈴蘭に似た花はみなうつむい
て咲き、覗き込もうとしてもなかなか正面をみせてくれない。
大待雪草という和名がある。

まつゆきの花は咲き出で春の日の雨の雫にうたれうつむく
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白木蓮

2012-03-30 | 短歌


<白木蓮>
枚方公園駅から枚方市駅まで旧街道をぶらぶら歩く。枚方宿は古より奈良と大阪
への分岐点で宿場町として栄えたようだ。今、昔日の面影を探すとすれば低い軒
を連ねる町屋と狭い道路だろう。この古い街道を散策していると暖かい日射しの
中に白木蓮が優雅な姿で群れて咲いていた。蒼い空に白くそしてまぶしく。

木蓮は春をよろこびその白き肌輝けり蒼き大空
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秋桜ーガッシュ

2012-03-30 | 鉛筆は6B


<秋桜> 
ガッシュ(不透明水彩)によるウェット イン ウェット技法なにやら小難しく聞
こえるけれどガッシュ=不透明水彩絵の具 wet in wet=あらかじめ紙を
湿らせてその上に絵具をのせてゆく描き方。昨年の一般ユーザー対象の有
料ワークショップに参加して制作したもの。ガッシュは小学校の頃誰もが一度
手にした不透明水彩絵具の大人用で画家が良く使うホルべインガツシュ色合
いが良く粒子が細かいのでうすめても色の性格を気持ちよく残せる。紙は300g
ぐらいで分厚い感じのストラスモア(米)濡らすので繊維の長い強い紙でなけ
れば負けてしまう。簡単に楽しめる水彩は今も昔も変わらない身近なアートだ。
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交野ヶ原の夜明け

2012-03-28 | 短歌


<交野ヶ原>
桓武天皇の頃交野市北東部から枚方市にかけての丘陵地帯を交野ヶ原と呼び皇室
の遊猟地だったそうな。その中心部を天の川が流れ川をはさんで東に機物神社(織姫
・交野市)西に中山観音寺廃寺跡(牽牛石・枚方市)があり七夕伝説の発祥の地とも
言われている。(市史)実在の川をはさんで雄大でロマンチックな伝説だ。毎年淀川の
合流地点にかかる「かささぎ橋」から上流にかけて質素だが七夕祭りがおこなわれて
いる。

星かよう交野ヶ原の朝露にのぼる朝日は雲たなびきて
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雪割草

2012-03-27 | 短歌


<雪割草>
落ち葉のすきまに雪割草が咲いている。雪割一華の仲間できんぽうげ科の花、
雪割一華は野生のワイルドな部分がわずかに残っているが雪割草はやや小ぶ
りで可憐な花の雰囲気がある(京都植物園)

雪割の花のひとむら咲き出でて春呼ぶしぐさ光を集め
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お湯呑み

2012-03-26 | 陶芸・工芸


<ゆのみ>
陶芸を習い始めのころの茶碗。作っているうちふと気が付いたことだがこういった物って
さわればさわるほどごちゃごちゃと飾りを付けたくなる。あなを開けたくなる。模様を描き
たくなる。気が済むまでさわればいいのだろうけれど、私の場合、出来たものは概してゴ
テゴテした悪趣味の物に成りやすい。
もともと装飾品を目的ならばそれなりになのだろうけれど。食器などはシンプルイズベスト
だと思っている。

白土・手びねり・黒天目釉・径90mm×高60mm
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隠し香

2012-03-26 | 短歌


<隠し香>
恋する想いというのは隠していても表に出るものである。ふくいくとした香りに
誘われ振り向くとそこには対の梅が寄り添っていた。思わず散らしてしまいた
いような仲の良さでじっと見入ってしまっていた。花達に少し羨望。
(京都植物園)

隠し香を訪う先は白い花この身にさびしついなればこそ
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けやき並木

2012-03-25 | 短歌


<けやき>
今朝は冷たく厳しい風が吹いている。芽吹き始めた木々も身をすくめている。東北
では新しい雪が降り積もっているとのこと、真冬と春が行き来している。
(3/20京都植物園 正門前)

花のつぼみを細きかいなに搔き抱き母なる木々は寒風に耐え

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停留所 bus stop

2012-03-24 | 


<停留所 bus-stop>
会社って乗合のバスみたいなもので
ずーっと前から乗っている人もあれば
昨日乗ったばかりの人もいる
みんな一緒になって
泣いたり笑ったりしながら
共に旅をするものらしい

ただ、明日は
君の降りるべき停留所が
来ただけなのかも知れない
手荷物をまとめた君は
バイバイと小さく手を振った

good luck!
どうぞ いい旅を!

昨年の今頃親友が会社を去っていった。いつかはみんな離れて行く。それぞれの道へ、
そして一緒にいた場所にその人の足跡を残して。足跡が残る、大事なことだと思う。
その人が素晴らしい人であればこそまた次の場所で輝くのだから。だから別れは悲しい
けれどエールを送り一緒にいた時のことをねぎらって見送ってあげよう。地の果てへ行く
旅ではないのだから。


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かたくりの花

2012-03-23 | 短歌


<かたくり>
節分草、福寿草などと並び愛されるメジャーな山野草、シクラメンに似た花は色
も形も美しく特にうつむいて咲く花の風情はなんとも形容しがたくみんなに愛され
る由縁はこのあたりにあるかと。

かたくりの花むらさきにうつむきて雪解(ゆきげ)の水の流れのそばに

かたくりの花はうつむき咲く春の黙して歩く人と行く路
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梅の海

2012-03-22 | 短歌


<白無垢の梅>
京都植物園の梅は今が満開。大阪と京都で気温の差が有るという、驚きである。
京都市内でも南と北では雪が積もる、積もらないの気温差があるのだとか。
枚方から京都三条まで京阪特急(2階建ての車両の有る電車)で約35分の距離、
それでも梅などの咲く時期は若干おくれる。見事に手入れされた梅林はむせか
える程の花をつけ出迎えてくれた。ふっくらとした八重咲きの梅。
 

白無垢の北山の梅恋しくば訪ね来よ風この花園へ

ふくふくと白い花群れ梅の海抱かれ漂う香りの海を
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雪割一華(ゆきわりいちげ)

2012-03-20 | 短歌
 

<雪割一華>
京都北山の府立植物園へ行ってきた。早春の山野草の花たちを見るために。自然
の状態で植栽されているので開花期を特定できない。今年は来るのが4~5日早か
ったせいかまだ三分咲きくらい。お目当ての花に訪れる時を合わせられればいいの
だが。雪割りの花以外にねこやなぎ・節分草・うめ・つばき・まめさくら福寿草等々、
月末位はもっとにぎやかになると思う。 
京都府立植物園:地下鉄烏丸線北大路又は北山下車。 入園料大人200円

ゆきわりの花は咲き初め北山の弥生二十日の風は冷たく
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視点を変える

2012-03-20 | こころに風


<心に刻んだ言葉>

99%駄目でも1%の可能性にかける。絶望が希望に変わる。
(3・20NHK鎌田實のいのちの対話より)

「Never give up!」という言葉を自分の中で大切にしてきたが、それとも違う。
要するに物事を考えるとき視点を変えるとマイナスがプラスにごろっと変わると
いうこと。一度一歩下がってみて冷静な目で見る。あとはダメもとの精神だ。
とてもいい言葉を聞いた。
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美人の眉

2012-03-20 | 短歌


<美人の眉>
限りなく新月に近い細い月、ふれたらカリンと折れそうな美形の月。美人の眉と
は言い得て妙春先は湿気が多く朧月と呼ぶほど綺麗にみえにくい時期、今朝
は雲一つなく夜明け前の短い時間、日の出前のあかねいろに染まり始めた東
の空にその姿をすっきりと見せてくれた。今日とてもいい事が有りそうなそんな
気持ちにしてくれた。感謝。

れいめいの空に美人のまゆ描き雲一つなき彼岸の朝に
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蒼色の風

2012-03-19 | こころに風


<心の琴線にふれる歌>

寂しげな肩にふわっと吹いてみるあなたに届け蒼色の風  
(@_________call:すみれさん歌人 3・19 twitterより) 

透明で綺麗。だけど切ない心が風でながれる。こういう優しい心根の歌人なれば
こそ人の琴線にふれる言葉が生まれるのだろう。・・・つぶやき・・・

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