喜寿から始まる

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ゴッホの「機織る人」とロシア、キジ島の観光・機を織る女

2020年06月24日 | 写真・絵日記

コロナ禍の影響で海外旅行はできない。
でも私たちの魂、精神、心は自由である。
いつでも思い立ったときに、自由に世界中を飛び回ることができる。

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6月20日の日経新聞にゴッホの絵の解説があった。
私の魂は、心は、ズーっと遠いところに飛んで行った。懐かしい気持ちとともに。

そう、ロシアのキジ島の富農の農家で機織りをしている女性の姿である。
ゴッホの絵のようには外は見えないけれど、窓から差し込む光を頼りに機織りをする女性。
その女性の姿、作業中の布、織り糸がやや暗い部屋の中で神秘的に浮かびあっがている。
外からの光を感じる。景色が見えないので、余計に外の光を感じる。
内と外とが一体となっているように感じる。
透けて見える織り糸や女性の落ち着いた雰囲気から、素朴さと同時に豊かさも感じられる気がする。

窓からは見えないけれど、外には広々とした緑と木造の建物群が程よく散らばっている。
(ゴッホの絵で窓の外に景色が見えるのは技法だと思う。 
もし、「キジ島の機織りの女」を描くとすると、窓のスペースに外の風景をうまく収めることになると思う。)
外の景色も家も女性も織り糸もすべてが混然と一つになっている雰囲気を感じる。

キジ島はサンクトペテルブルクよりもっと北、オネガ湖上にある。
キジ島は島全体が景観保護区になっている。
ドームがいっぱいある木造の教会は世界遺産である。

ひととき、フィンランドに近い、ロシアのペトロザボーツクのキジ島に旅してきた。
コロナ禍なんて関係ない。

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バーチャルツアーが流行るのではというけれど、それは一時的なものと思う。
時間とお金をかけて、現地に行くからこそ、血となり肉となっている。おそらく「空気」を感じるんじゃないかしら。
だからいつでも、何度でも、再訪問できる。
再訪問するときには、必ず、別の何かも一緒である。より深く、じっくりと味わうことができる。

一見は百聞に如かず。

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ゆったりと充実した贅沢なひとときを持つことができた。

                                                                                              ナマステ

 



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