野村陽子植物細密画工房

標高1000メートルの清里高原に住み
描きたいものを描きたいように描く。
楽しい絵を楽しんで描く。

レモン 香りの源は皮

2021-12-10 15:16:00 | 絵日記
2年前に住んでいた
愛媛県岩城島は
青いレモンで有名な
瀬戸内海の島だ

お恥ずかしい話だが
島に住むまで
国産レモンは
聞いたことはあっても
どこで栽培しているか
木になっているレモンを
見たことがなかった

信州に来て
初めてリンゴの木を見た
感激している人のことを
驚けないな


レモンは
香りの強い果実と思われがちだが
香りそのものは皮の部分にあり
皮を除いた果汁は
純粋な酸味料として利用する

皮の表面には
油胞(ゆほう)があり
中には精油が詰まっていて
香りの源

ミカンの皮をむくと
油胞がつぶれ
いい匂いがするのと同じだ


私の好きな
レモンカードは
擦り下ろした皮を入れて作る
甘酸っぱいカスタードクリーム
香りも抜群だ

油胞は葉の裏側にもあるという


近年の研究で
レモン果汁に豊富に含まれる
フラボノイドは
食後の脂質代謝に
非常に有効と判明

油ものの
豚カツや唐揚げ
サンマの塩焼きなどに
添える意義がはっきりした

単に
彩りや
さっぱり感だけではない
大した理由があった

昔から
体にいいと言われていることを
研究により
証明されることは多い
大いに納得だ















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