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鯉のぼり

柏餅二つ三つか迷っている。




鯉のぼりよ、何処へ。立派な鯉のぼりは見られないけれど、柏餅はスーパーへ行けば手に入る。買ってこよう。
子どもの頃は、お金持ちの家の庭に鯉が泳いでいた。そうなんです、鯉が泳いでいる家は裕福だったのです(わが町だけではないとおもう)。まず、庭が必要、そして鯉を泳がせるポールも必要。もちろん、鯉も必要、なかなかの金額になるでしょう。いま気がついたのだけど、クリーニング代も半端じゃないよね、きっと。
青空を泳ぐ鯉のぼりは、見ていて気持ちいい。子どもたちがこれから人生の荒波を泳いでいく、うまく泳いでいくようにという願いも込められているのだろうな。そして力強く泳いでいくための健康祈願もね。いろいろな思いが詰まっている、鯉のぼり。
今年はYouTubeで泳ぐ鯉を見ながら、柏餅を食べよう。新聞紙で兜をつくってかぶってみるのもいいんじゃないか。子どもに返る日だ。へんか、アホか、コントか。引きこもりが続くとヘンなことをやり始める。





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