オモロー

深呼吸すれば花粉が舞い踊る

３月２５日（火）

東へ。
東京駅から丸ノ内線で移動。車中、オモローなカップルの会話？ に耳を持っていかれた。
男性が必死になって、テレビドラマのストーリーを語り続けているんだけど、女性は反応しない。時々、「ふーん」というだけで無表情。
そんな女性の拒否とも思える反応を薙ぎ倒して、高橋克典という固有名詞を連発する男性。テンションが上がってくると、高橋と名字だけを繰り返す。小声ではない。わりと迫力がある。
チラッと女性を見ると、「いま、私はここに存在していません」という顔をしている。男性よ、気づきなさいと心のなかで何度も呟いたてみたんだけど、高橋克彦を連発し続ける。見事だ。自分の世界に入り込んでいる。弁士だ。
大手町から池袋まで続いた。思わず降りるときに拍手をしそうになった。
５００円なら払ってもいい芸だったな。芸じゃないか。あの二人は、どういう関係なんだろう。謎を残して去っていった。

◎食絵日記

アップルパイ、大好きです。
しかし、なかなか好みのものに出合えない。
リンゴの種類と甘さが問題なのだ。
これは、なかなか難しい。
できれば、プロフェッショナルな味ではなく、
アマチュアの隙のある味がいい。
果たして、いつ願いが叶うのか。