今朝の信州は気温が6度昨夜の雨も上がり、道路が濡
れているのか、少し肌寒く感じます。
今年も私の街のみどり湖水芭蕉公園に春の花、水芭蕉
が咲き始めました。三年前の水害を乗り越えてだいぶ
その花数も回復してきましたが、今年もまた更に綺麗
な水芭蕉が咲いて入れることでしょう。
ミズバショウは、日本の岐阜県から信州をはじめ甲信
越地方から北、北限はサハリンやカムチャッカにまで
繁殖分布するサトイモ科の多年草です。
水芭蕉の花を見た人たちは、「白い花が奇麗だ~」と
言いますが、この白い花びらのようなものは、植物学
的には花弁ではなく、これは苞(ほう)といって、花
を保護するために葉の変化したものです。サトイモ科
の苞は、仏像の光背(こうはい)にある火炎のような
形をしていることから、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼
ばれています。
ミズバショウの白い苞の中心には、花茎が下から伸び
てその先端が棍棒状に膨らんでします。これがたくさん
の花が集まった花序(かじょ)です。
ミズバショウの場合、肉穂花序(にくすいかじょ)と
呼ばれていて、肉穂花序には小さな黄色いブツブツが
たくさんついていますが、その一つ一つの花を小花(し
ょうか)と呼ばれる花です。夫々に4本のおしべと1本の
めしべがついています。
大きな白い苞の中にある小さな黄色いブツブツをよく
見ると、その中にさらに小さなおしべとめしべが付い
ているんです。
今日はそのみどり湖水芭蕉公園の手入れ清掃日です。
13人のボランティアの皆さんと共に作業をしてきます。
写真は3月29日の水芭蕉公園の様子です。