ルーペと万華鏡

自分の心の中も人の心の中も、ルーペを使ってよ~く観察したり万華鏡のように角度を変えて観て、キラキラしたものを探したい。

にんじんご飯の思い出

2007年11月19日 22時50分05秒 | 思い出

子供の頃・・・・・小学校の低学年
もしくは入学前の頃と思う

母がしばらく居ないことがあった・・・
母の家出である

多分、原因は父にあるのだと思う
私と兄と妹と・・・
年子の兄妹3人残して家出・・・

子供心に悲しかったり、寂しかったり・・・
多分あったのでしょうが、それは忘れた

思い出すのは、父が作ってくれた

にんじんご飯



きれいで、美味しくて、嬉しかった


父は器用で、頭が良くて、面倒見の良い人だった
その頃の人にしては体もがっちりしていて
運動神経も良かったし、自慢の父であったが・・・

ちょっと、困ったこともあったようだ
それはそのうち書くかも知れないし、書かないかも知れない・・


、「にんじんご飯」思い出して作ってみた
その頃は、にんじんと油揚げだけだったと思う

しめじがあったので入れてみたけれど
確かこんな感じであった

妹は、何かにつけて
「おとうさんのにんじんご飯」といっておねだりしていた

父が「にんじんご飯」を作るのは
多分、私達兄妹に少しの詫びの気持ちだったのかも・・・

母のいなかった数日間・・・いや、数週間か・・・
父は、何度もこの「にんじんご飯」を作ってくれた

お米をとぐ父の背中越しに、椅子に乗って
手元を見ていた記憶がある
そうして、ご飯の炊き方を覚えた

釜をコンロにのせて、じっと待っていた
炊き上がって、釜の底にオコゲがあると
妹は「オコゲ・・オコゲ」と言って欲しがった・・・

あの頃の妹は、本当に可愛かったな・・・


母が帰ってきたとき、私はもう
ちゃんとご飯が炊けるようになっていた・・・

その頃から、私は良い子ちゃんで
学校から帰ると、夕飯を作り
洗濯物をして、妹を銭湯に連れて行った
(今、考えれば無理していたんだな・・)



それから・・・
父は私が小学校3年生の時に発病して
私の18歳の誕生日に亡くなるまで
入退院の繰り返し・・・

だから、父との思い出はほとんどない


父の
「にんじんご飯」
今でも、妹と話題になることが多い



今日の献立は、ほとんどいただきものです。


ご飯に使ったにんじん
煮物は大根サトイモ
サラダはきゅうりりんご
味噌汁には、菜っ葉


ありがとうございます。


なんだか自分のために、
久しぶりに料理した・・・って感じです。



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