今朝は、良いお天気になりました。 昨日まで、いつまで続くのだろうか・・・と、少々 困った
雨空でした。昨日は、午後から 近場の温泉
へ・・・最近、周辺の道路にも 少し詳しくなってきましたよ。
臆病者の私は、知らない道を行くのは 結構 勇気がいるのです。
前を走る車が、視界から消えてしまうほどの下り坂だったり・・・
急なカーブが続いていたり・・・・こういう道路は、慣れるまで 大変でした。特に夜の運転は、強いストレスを感じますね。
でも、毎日 車無しでは考えられない生活で、すっかり慣れてきました。が、ひとりでの移動はカーナビが 欠かせません。
カーナビは便利で有難いものだと いつも思います。 道に迷ったら・・・教えてもらおうとしても 聞く人がいません 道路標示とか 住所表示の 電柱や看板がありません
もちろん、民家もありません
夜は外灯も、幹線道路から外れたら ほとんどありません
私の妹は、冒険家というか 道は必ずつながっているから・・・と言って夜中でも、度胸よく 知らない道路を 近道開拓 と ずんずん進んでいきます。
私には真似出来ないところです。
それで私は、いつもカーナビ頼りにしているのですが、最近 慣れてきたものでカーナビの指示に逆らったりして、走らせていることがあります。 そもそも、便利なナビ機能ではありますが 宮崎のように どんどんと新しいバイパスが出来たり 生活用の農道だったような道路が、幹線道路とつながったりと 目まぐるしく変化していますのでときどき、カーナビに出てこない 生活道路だったりします。 そんなときカーナビは おとなしくなってしまい 地図上は道なき道を行く状態です。(笑)また、逆にどんなに狭い危険箇所のような道路でも、昔ながらの道であれば、そちら方向を案内したりもしますから・・・ 以前、えびの高原から綾町の大つり橋に向かおうとしたら・・・・とんでもない須木村の中の山道を行くこととなってしまい 冷や汗を流しました。 後で、その話をしたら 地元の人でさえ あまり通らない道だとか・・・ 便利なものでも、やはり機械のすること・・・データだけでは足りない 何かが たくさんあるのです。 ま、そんなわけで ナビを無視して走らせていると 突然「ガガガ・・・ッ」とナビが壊れたかと思うような音・・・
そう、この音です。・・・・2年前の出来事を思い出させました。
2年前の夏・・・8月の下旬のこと私は、東京から友人と一緒に宮崎に来ていました。たまたま、同時期に宮崎に来た妹夫婦と合流して4人でドライブとなりました。 あの年は、宮崎で集中豪雨による災害が発生した年です。確か9月に入って、立て続けに台風が通り抜けたことによる被害でしたね。 私たちはその少し前のことです。やはり台風の接近による雨模様の日でした。4人で、霧島神宮を見学・参拝したあと 「さくらさくら温泉」(泥風呂が有名)都城の関の尾の滝を回るコースを予定して出かけました。
温泉でゆっくりし過ぎたため、関の尾の滝に着いたときは、夕方4時を回っていました。夏の季節ですから 良いお天気であれば まだ十分に明るい時間帯のはず・・・しかし、その日はあいにくの雨模様 辺りは薄暗くなっています。
それでも、せっかくの観光名所傘をさしながら 滝の良く見える つり橋の中央辺りまで・・・・その橋の中央でカメラを構えて記念撮影・・・と、思ったのですがシャッターがおりません 友人のカメラも、妹のカメラも・・・
後でわかったことですが、このとき・・・・どういうわけかそれぞれが なにか不気味な雰囲気を感じていました。??? とにかく、ちょっと寒気を感じて その場を引き上げたのです。売店近くまで もどってシャッターを押すと・・・・カシャッ
大丈夫です
なにか、ゾッとしましたね。
全員がなぜか 少し無口になって・・・・でも、夕飯には安くて美味しいと評判の 都城の回転寿司のお店に
運転手の私以外は、ビールで乾杯
お寿司も大満足
さて、帰路につきました。9時を過ぎて、もう真っ暗・・・・私はカーナビを頼りに 運転
順調に進んでいると、後部席の妹が 「えーっ
早いね~」と驚きの声
私よりも 道に詳しい妹が言うには 私が運転してきた道のりは 気がつかなかったけれどこの辺りまでくれば、あと30分もしないで我が家だというのです。やっぱり、カーナビだねぇ~と、感心しきり・・・近道を覚えなきゃ・・・と ところが、小さな高架下を通り過ぎた瞬間
ガガガ・・・ッと大きな音
一瞬 ドキッとして 「なにっ?」と、思いましたが、大丈夫です。そのまま、進行・・・ある交差点に来ると、カーナビが「左折
」を指示しました。言われるままに左折・・・・また、妹が「あれーっ!曲がるんだ・・?」と驚きの声
「だって、ナビがそう言ったから・・・」 「じゃ、また近道教えてくれんだね・・」と妹
運転している私にとっては、どこもまったく知らない道かなりのストレスです。対向車も後方車もほとんど 見当たりません。 しばらく走って・・・おかしい・・・確か、さっき走った道です・・・妹が早いねーと、驚いた道だから 覚えていました・・・なぜ もう30分以上も走ったのに~
さっきまでの車内の和んだ雰囲気が一変しました
どうなってるの~? わかんないよ~! 進むしかありません
また、左折を指示された交差点に差し掛かると、「指示されても左折しないで
」と妹緊張気味に交差点へ・・・今度は、指示はありませんでした・・・
「さっきの滝で なにか憑いて来ちゃったのかなぁ~」と妹「やめて~ 」 私の心臓はバクバクです。 冗談を言っていた妹も、実は恐怖心の裏返し・・・・み~んな沈黙です。
それから約30分後、ようやく我が家へ到着結局、12時を過ぎていました。いつもなら1時間弱で着く道のり・・・???2時間半もの間・・・・??? 私はというと、そのとき ほっとした開放感からか 全身の力が抜けて言葉さえも出ない状態でした。 なんとも表現しがたい恐怖感・・・
翌日、その話を地元の人に話すと「それは、狐か狸の仕業じゃが・・・、ようあっとよ~!」(それは狐か狸の仕業だね・・・、よくあることだよ!) 「みずんのある名所旧跡に 雨の日や 夕方は行かんことよ!」(水のある名所旧跡に 雨の日や 夕方は行かない方がいいよ!) それは ある意味 地元の人には当たり前の話・・・???
やはり神話の国・・・何かあるよ 宮崎って・・・
ひとりの運転中に あのガガガッ・・・って音がすると カーナビに逆らって走る私に対して、ナビの怒りの声と感じてしまう私です。と同時に、恐怖心がよみがえります。
あの音はいったい、なんなのでしょう
