高山市図書館の近くで見つけた灯り。
喫茶店です。
面白いのは屋根に乗っている灯篭。
屋根に乗せるなんて発想が面白いですね。
おかしな看板照明をつけるより、
街並みに寄与していると思います。
この建物だけなら、店舗照明 として設計したんだろう、と思うのですが…
同じ通りの別の建物の屋根にも乗っています。
しかも、後付けというより、完全に屋根を貫通する支柱先端に設置。
最初から意図して、通りに面して設置していますね。
高山は、ガス灯の時代を飛び越え、
いきなり電気街灯の時代が来たという歴史があります。
つまり、田舎なので遅れていたわけです。
すぐ近くの飛騨高山まちの博物館には当時のガラス灯の実物が展示してあります。
(あるはず...旧郷土館時代にはあった。)
屋根に乗っているのと似ていますね。
狭い通り。街灯を立てる場所がなかったので、
軒ならぬ、屋根を公共の灯りのために提供していたのでしょう。
みんなが街並みに関心を持っていた時代―。