バリアフリー改修工事が完了しました。
主な改修ポイントは4つ。
①車いす使用者や高齢者、お子様連れ、人工肛門(オストメイト)保有者の方も使いやすいバリアフリートイレの設置。
②店舗入り口段差の解消(スロープ設置)
③車椅子使用者用駐車場の設置
④床面に誘導ブロックを敷設
当初は、車椅子利用のスタッフやお客様のためにトイレをちょっと広くしようか・・・。
というご依頼でした。
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高山市では、 「だれにでもやさしいまちづくり条例」 というものを制定しています。
これに沿って、不特定多数の利用する既存施設を改修するときには、
費用の半分を助成しましょう!という制度があります。
この制度を紹介し、より一歩踏み込んだバリアフリー化を提案させていただきました。
実は、エステには次のような効果もある言われています。
「コスメティックセラピー(化粧療法)による心理効果が少なからず期待でき、
心身の安定・リラックス効果・積極性の向上をもたらす...」
今回の改修によって、
さまざまな身体能力の方が、少しでも気軽に来店できるようになることで、
エステによる心理効果により、
僅かながらも積極的に社会のなかで生きていく手助けになるのでは?
ということも期待しています。
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結果費用としては、トイレをちょっと広げるのと変わらない費用負担で、
上記①~④の改修を行うことができました。
なお、高山市にはこれ以外にも、自宅をバリアフリー改修する際の助成など
生活支援のためのいくつかの助成制度があります。
http://www.city.takayama.lg.jp/fukushi/shougaisya6.html
建築設計の仕事は
家を設計することも、バリアフリーの改修も、照明デザインも、耐震補強も...
全部に共通するのは、衣・食・住という人の基本生活の一端を担う
“快適で、より安心して暮らせる”環境づくりのお手伝い
といえると思います。