陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

原発事故調査・検証委員会:こりゃ、あきません

2011-05-25 08:56:57 | Weblog
政府の原発事故調査・検証委員会が、やっと今頃になって設置が決まったそうな。
カン大総理は、フランスでのG8に間に合わせるべく決めたそうな。
内定した委員長の名を聞いて、「こりゃ、あかん」と思いましたがな。
委員長は、失敗学の権威 畑村洋太郎氏(東大名誉教授)なんだそうな。
ワタシは氏を知らないし、氏をどうこう申すつもりはないのだが、
明らかに人選ミスですなぁ。
今後の活動が無駄とは言わないが、全てを検証し、「事故の本質」を解き明かすには難があり、
政府はやる気があるのかね? と感じますなぁ。

氏の問題ではなく、失敗学が不適当なのでござります。
今回の場合は。。。
何故に失敗学ではダメなのか?

その答えの前に、結論を先に申しますとな、
今回の委員会のリーダーは大失敗学の権威でなくてはなりませぬのぢゃよ。
宇宙研究チームのリーダーに、ニュートン力学の権威を据えても限界があるのですぢゃ。

失敗学は、要するに「ミス」を研究・検証対象にし、そのミスは謝罪や賠償で何とかおさまる領域のものぢゃが、
それを超える領域は、もはや失敗学では対処できませぬのぢゃよ。
ワタシは、それを大失敗学と名付け、提唱しているのでござります。
とはいえ、本格的な研究は、ワタシがリタイアしてからになるので、もう少し先になりまする。
従って、今回の委員会にはワタシは参加できませぬ。
(勿論、声がかかるワケはありませぬがね。)

大失敗学の発端は、実はワタシ自身にありましての。
社会に出て、それなりの努力をし、チャレンジをしたものの、
結果は、アタマとココロとフトコロが貧しい「プア3冠王」となり、
いや、アタマとココロは最初からであったと途中で気づいたのでござるが、
いずれにせよ人生を大失敗してしまった、
それは何故か? の問いが契機なのでござります。

プアを嘆きつつ生きるワタシなのだが、
最近は、周囲を見渡すと、同じ匂いを感じることが多くなりましてな。
アホな者が多い上に、
ほれ、今では、日本そのものがプア社会になっていることに気づいたのでござります。

原発問題、国会運営や政権の意思決定、行政のありよう、などなど
アタマとココロが貧弱そのものではござりませぬか。
ついでに、国のフトコロも困窮の度を増しておりますよ。

何故にそうなったか?
ミスを超える何かが、これら大失敗の原因なのでござります。
ワタシはそれを追求・探究しようとしているのだが、
原発問題も、その視点から検証しないと、全体が、そして本質が見えませぬよ。 

▼OECDが加盟各国の国民の暮らしの「幸福度」評価結果を公表したそうな。
日本は、家計や雇用、教育、健康などの多くの指標で平均を上回る位置につけたが、
生活への満足度は低く、
生活に満足している日本人は40%で、平均の59%を大きく下回っているという。

この幸福度も上記のプア論、大失敗学に関連する問題だが、
ワタシには、「満足が40%」もいることが驚きでござります。 
ま、何を満足と感じるかはの尺度は様々でござりますがね。
コメント
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